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概要

貨物輸送船・コギトエルゴスム号で、カトゥーによって作られた学習機能付きロボット。

「キューブ」の名前とは正反対の丸っこい外見だが、これは良い名前が浮かばなかったカトゥーが咄嗟の思いつきで付けた為(最初は丸い外見から安直に「コロ」と名付けようとしていた。尚、コロの名前はちゃんと覚えておかないと、ある場面で詰む可能性もあるが、リマスター版では後から名前を確認出来る)。

製作過程でカトゥーに便宜上付けられていた番号は「プロトタイプ03」で、彼の日記からキューブの前身である01・02の存在も確認でき、02らしき同型のロボットもゲーム中で見られる。


ロボット故に何を考えているかは分かり難いが、

  • ダース伍長以外の乗組員がキューブには優しくしている(そのダース伍長も2回目以降のリフレッシュルームにて、乗組員集合している時にコーヒーを渡そうとすると初回と異なり、断りつつも「○○に渡したらどうだ?」などと渡すとストーリーが進行する人物を挙げてアドバイスしてくれる)
  • 傷心しているレイチェルたちにコーヒーを淹れてあげる
  • 最終編で主人公にせず、バッテリーを手に入れてキューブを起動させた場合、目覚めさせた主人公に懐く
  • 最終編で主人公にして高原日勝に会うと「なかなか愛嬌のあるヤツ」として戦闘せずに仲間にできる。

等の行動から、無邪気で人懐っこく優しい性格であると察せられる。

また、アキラの読心能力で名前や思考を読み取られていることから、タロイモのことも踏まえると一定の人格や思考能力が存在していることは間違いないようだ。


戦闘能力

○リメイク版での初期ステータス

LvHP240
攻撃防御素早さ18
物攻26物防96命中22
特攻99特防99回避22

主人公達の中では唯一レベルが上がらない(近未来編タロイモと同じ)為ステータスの変動がなく、HPのみロボット系の敵が落とす強化パーツで上昇が可能(リメイク版では回避と命中も上がる)。

また、特定の武器を装備して技の追加が可能で、中でもヒヨコ弾が発射できる「昭和ヒヨコッコ砲」や、遠距離に広範囲攻撃ができる「プラズマスパーク」が強力。アキラを仲間にしたら貰っておこう(ただし、装備せずにアイテム欄から使用しても攻撃はできる)。


本作のオリジナル版はレベルが技の威力や命中率・回避率に直結するのもあり、攻撃面はあまり期待できない。

反面、自分と周囲のHPと幾つかのステータス異常を回復でき、更に反撃技としても発動する"ハイスピードオペ"が非常に便利で、機械である為か眠り以外の全てのステータス異常に耐性を持つので、回復役としてはとても優秀。HPも強化パーツを集めればカンスト可能。

特にラスボスは石化・眠り・酔いと言った凶悪なステータス異状をバラ撒いてくるため、「どうしても勝てないならキューブを連れて行けば何とかなる」との声も多い。

一方、ある程度以上の知識・経験のあるプレーヤーにとっては、自力で耐性装備を揃えたり、攻撃範囲を把握して被害を最小限に留めたり等々で対策が可能であり、それなら他に火力を確保できるメンバーで固めた方が……となってPTから外されがち。

総じて、初心者向け、詰み対策キャラという扱いをされることが多い。


最終編では仲間全員のLvの合計によって出現する敵が変化する為、レベルの上がらないキューブだけで旅を続けていれば弱い敵ばかりと戦える。

最終編で手に入るアイテムコンプをしたい人はキューブ+他の仲間1人などの編成にすると敵のドロップアイテムを見逃しづらくなる。

逆に一気に仲間を集めると、途端に強い敵が出てきてレベルの低いキューブがやられやすくなるので、最初は一人旅や少人数での戦いが安全だろう。

キューブの最強武器「17ダイオード」の入手に戦闘は絡まない為、開幕早々に廃村にある知のダンジョンに向かうのも手。

また、キューブが主人公なら、高原日勝を戦闘なしで無条件で仲間にできる。スタート地点から近くにいるので、できればすぐに仲間にしたい。

スタート地点の都合上、宝物庫から各種アイテムを回収しやすいのは有難いところ。中世編で取得していなければの話ではあるが。


リメイク版での特徴は、とにかく使える技の属性が豊富な点。

敵・味方の全ての技に属性が設けられて、弱点属性を突いての攻撃の有用性が非常に増したため、キューブも弱点を突けばオリジナル版よりも安定した火力が出しやすくなり、技のバランス調整のおかげでオリジナル版ではタメ時間が長すぎて使い所がなかったメーザーカノンもタメ時間短縮によって撃ちやすくなるなど、高原やアキラと並んで強化を受けた。

近未来編から多数のロボット用攻撃アイテムを持ち込めば、殆どの属性技を使えるようになる他、ハイスピードオペ・アップグレードによる味方キャラへの支援も健在なので「とりあえずキューブを最終メンバーに入れておけば、痒い所に手が届いて便利」なくらいに強化されている。

また、強化パーツの仕様が変更され、命中・回避補正が強化されるようになった(※オリジナル版で言うならレベル補正をカバーできるようになった)ことや、最強技であるメーザーカノンのチャージ時間が調整されたこと、スピンドライブの火力が向上したこと等により、攻撃役としても立ち回りやすくなったのもポイント。

強化パーツのドロップ自体が全体的に下方修正されたことでHPが伸ばしにくくなったとは言え、総合的には大きく強化されたと言っても良いだろう。

他、敵HPが常に表示されるようになった関係で、インフォリサーチが純粋なデバフ技となっている。

また、中世編のアイテム取得状況に関わらず、最終編でもアイテムを回収できるようになったことも割と重要。

総じて、直接的な調整よりもゲーム全体の仕様変更による追い風を受けている感がある。


余談

キャラクターデザインは「BASARA」、「7SEEDS」、「ミステリと言う勿れ」などを手掛けた漫画家の田村由美氏。

デザインを手掛けて以降、「キューブと言う名前なのに丸っこいデザインでゴメン」と思っていたそうだが、最近「キューブ」の由来が「2001年宇宙の旅」などで知られる映画監督・キューブリックから来ていると知ったようで「問題が無くて良かった」とコメントしている。


SFC版のキャラ紹介イラストではデザインコンセプトメモの消し忘れなのか、手書きで「カトゥーと同じ格好」と書かれている。


HUMANISM

キューブの持つ8つの技、

  • H:『ハイスピードオペ』(High Speed Op)
  • U:『アップグレード』(Upgrade)
  • M:『マインドハック』(Mind Hack)
  • A:『アンチフィールド』(Anti Field)
  • N:『ノイズストリーム』(Noise Stream)
  • I:『インフォリサーチ』(Info Research)
  • S:『スピンドライブ』(Spin Drive)
  • M:『メーザーカノン』(Maser Cannon)

をそれぞれ英語にし、頭文字を読んでいくと『HUMANISM』となる。

「ヒューマニズム」とは人文主義または人間主義を意味するが、ここでは「人間性」、ひいては「人間らしさ」を武器に「憎しみ」に立ち向かっていると解釈してもいいだろう。


設定によればキューブは作業用ロボットとして造られたようだが、オペはともかくマインドハックやメーザーカノン等、明らかな兵器が必要な作業とは何なのであろうか?

だが、SF編の舞台は2099年もしくはそれより後……人が制御しないロボットが人を殺す戦争が行われるような時代である。

自衛の為の兵器を標準で搭載しなければならない……という事だろうか。

また、前日談での一件があった為「非常事態への備えとして搭載した」説や、「本来はマザーCOM戦の舞台のデータ上でしかこれらの武装は使用できない」(=戦闘はプログラムの攻防の演出)説もある(SF編で技一覧を見ようとしても、マザーCOM戦終了後~ダース伍長にコーヒーを渡すまでの間しか見られず、それ以前は確認さえできないのも本来はデータ上でしか使えない説を補強している)。

もし実際に武装されていた場合、製作者のカトゥ―が作業用ロボであるはずのキューブに、色々戦闘仕様の機能を施したのを認知したOD-10に『カトゥ―もトラブルを起こす人間なので抹殺対象にすべき』と判断させてしまったとも考えられる(彼も連帯感はマイナス)。

最強技であるメーザーカノンが「顔のハッチが開き、体内から砲身が展開、キューブの体そのものが砲台となり極太ビームを放つ」と、非常に物騒な仕上がりになっていたり(オリジナル版では変形こそするが、光る星のようなものをぶつける)、リメイク版では、昭和ヒヨコッコ砲などを装備して使用した場合は、体の横から小型の砲身を出して放ったりするので尚更である。

……もし自由に使えたら、ベヒーモスを間違いなく返り討ちにできただろう(まあ、本当に使ったらコギトエルゴスム号に風穴が空きかねないのだが)。


最終編EDでは元の時代に帰還後、回復したカトゥーやダース伍長と再会を果たす場面で締めくくられる。


リメイク版

発声機能が搭載されていないようであり、2022年に発表されたフルボイスのフルリメイクでも全主人公で唯一CVが割り当てられていない。

公式イラストの中では『カトゥーの名前を吹き出しで呼ぶイラスト』があり、極初期では喋る設定があったと思われるが、遺体が消えたなどの異常を見つけた際に、人間に知らせる描写から何らかのコミュニケーション手段はあるようだ。

また、技を出す際に技名をビープ音で発音したり、大ダメージを負った時や状態異常にかかった際に「ビーガー!」とエラー音を発したりするので、新録がないわけではないようである。

リメイク版ではコーヒーはアイテム扱いではなく、コーヒーを作ると耳元の羽根状パーツがアームとなって伸び、カップをつかんで帽子の上に乗せ、コーヒーカップを頭に乗せたまま歩くようになった。

本作のマスコット枠らしい可愛らしい姿は、ほっこりすること請け合い。

またこの仕様変更により「序盤に淹れてすっかり冷めたコーヒーを終盤に渡す」なんて事態もなくなった。

更に、最終編で主人公にした場合、最後のシーンにおいてはポゴとともに演出面において大きな変化(描写の追加)があり、非常にエモいことになっている

SF編の展開を踏まえると、最終編で出会った6人の仲間たちとの交流で学習した可能性が非常に高い

(一応、SF編序盤でヒューイから見せてもらった書籍から学習した可能性も無いわけではない)

その結末については、是非とも自分の目で確かめてみて欲しい


関連タグ

ライブアライブ SF編


則巻アラレ:ロボット(アンドロイド)なのにメガネを着けている・実はとんでもない武装が内蔵されている等、キューブと共通する。

ヂークベック:ロボットなのでレベルが上がらない、パーツ装備で強くなる、レベル差補正の関係で物理攻撃はほぼ役に立たなくなる、最終的には回復役もこなせるなど色々共通点が多い。

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