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サリンジャー(キミ戦)

さりんじゃー

『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』の登場人物である。ローマ字表記:Salinger
目次 [非表示]

「拍手と喝采で、出迎えよ」

「跪け。この場で頭を垂れた者のみ、命を許す」


概要

CV:関俊彦

『超越の魔人』の二つ名を持つ男。

他者の星霊を二つに分裂させ、その半分を強奪する『水鏡』の星霊を保有し、その力で多くの星霊を奪ってきた大罪人である最悪最強の魔人。


先代女王のネビュリス7世の星霊を奪おうと襲うも当時王女だったミラベアに敗れ、星霊使いの罪人を収監するオーレルガン監獄塔に三十年収監されていた。


人物

人物像

上半身裸に厚手のコートを羽織った美麗な白髪の青年。上記のように三十年収監され50才近い年齢ながら、いまだに力強い青年の姿を維持している。さらには収監されている牢獄は牢獄とも言えぬ豪奢な部屋であり罪人でありながらその無視できない影響力を物語っている。


性格は極めて傲岸不遜であり現女王のミラベアを今も昔も歯牙にもかけたことなどないと吐き捨て、『気高きは血筋にあらず。理念に宿る』という理念の下、己が星霊を奪ってきた罪を「星霊使いの王が国民に求める徴収」と公言して憚らない。

また星霊を極めることに余念がなく「全ての星霊の力を以て、王を『超越』する」と豪語するなど並々ならぬ向上心の持ち主で星霊使いの上のステージである『人と星霊の統合』を目指している。


また天帝ユンメルンゲンとも面識があり、脱獄後に彼から機密文書を受け取っている。


能力

己の右掌の星紋を他者の星紋と重ね合わせることでその星紋と星霊を二つに分裂させる『水鏡』の星霊を宿す。他者の星紋に触れる時間が長いほど奪い取るパーセンテージは増大し最大で50パーセントほどを自分のものにできる。その力で純血種などを筆頭とした強力な星霊を百以上も奪い、極めて汎用性の高い戦闘力を持つ。

また星紋は両掌両方に存在し二つで一つの星紋である。

半分しかないにも拘らず、その半分の土の星霊で同種の星霊を保有するを圧倒し土の制御を容易く奪っている。

また半分しかない二つの異なる星霊を欠けたパーツを繋ぎ合わせるがごとく統合する星霊術の極致ともいうべき『星階唄(サンクトゥス)』を持ち、並みの星霊使いを圧倒する力を持つ。


また傲岸なようでいて油断や慢心もまた微塵もなく幾重にも慎重な策を講じる冷静な一面もみせる。

ただその反面身体的な戦闘力はそれほどではなく過去ミラベアに腕力で負け、『星階唄』で作り出した光と闇の双剣でイスカに挑むも返り討ちに遭っている。


関連タグ

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦


ネタバレ













ここから先は作品の重要なネタバレを含む為、閲覧注意。






















俺は――


お前以外の何者にも負けぬことで、あの時のお前こそが最強だったと語り継ごう。



実は先代のネビュリス女王を襲ったというのは完全に濡れ衣に過ぎず、主犯はヒュドラ家である。


上記のようにミラベアを今も昔も歯牙にもかけないなどとのたまっていたが実際は愛称の「ミラ」で呼び、かつて彼女の星霊を奪わんと幾度も挑戦しては撃退されていた。それも冷たい指摘つきで。


傲岸不遜な彼にとっては屈辱的な出来事であり次こそはと雪辱に燃える日々を送っていた。


だが、図らずも戦場ではなく日常の場で彼女と会う機会を得て素の彼女の笑顔を知り、無自覚ながら異性として惹かれるようになり以降上記のような決闘を繰り返しながらもその日々が永遠に続くことを願うようになり、後のイスカアリスのような好敵手同士となっていった。

実際彼自身も上記の二人の対峙を見た瞬間に自身とミラベアの関係を想起している。


だが、その日々は唐突に終幕する。


ある事件に巻き込まれた際にヒュドラ家の策謀によりミラベアが狙われていることを知り、誰の断りを得て俺の女に手を出す気だ!と全く無自覚な独占欲と愛慕を憤激とともに吐露し、ああだこうだ理由を付けて彼女を助けるため、王宮に向かったところ女王を襲った後のヒュドラの刺客――星体実験のプロトタイプである『被検体F』と交戦し、その星霊の半分を奪い撃退する(後に燐を圧倒する土の星霊)。


だが、その末に刺客が去った後、間が悪く駆け付けたミラベアに女王襲撃の犯人と誤解されてしまう。


弁明するのは自身の気位がそれを許さず、黙した結果として上記の大罪人に仕立てられ、ミラベアとの関係は呆気ない幕切れを迎えた。


濡れ衣などミラからの信頼を失ったことに比べれば些末事に過ぎず、死罪も甘んじて受け入れる気でいたが、ミラがそれらの意見を否決したばかりか上記の豪奢な部屋へと移され、それが自分にできる精一杯だと告げ自分から去っていった。


ただ未だその日々を自分が生涯唯一の「挑戦者」であった時代と評した上、現女王たる彼女のファーストネームを呼び捨てていいのは自分だけ、それは彼女ではなく自分への不敬と言い放つなど、かなりの未練を抱いている。


それ故に女王としての彼女の邪魔をしないと公言していたのだが――










「不敬が過ぎたぞ太陽(ヒュドラ)。女王へのではない。これは俺に対する不敬と知れ」


「貴様ら、誰の許しを得てミラに手を出した!」


帝国と共謀してのヒュドラの皇庁襲撃。醜い王家の血の争いに頓着などしない彼の唯一の逆鱗。それはミラベアを心身ともに傷つけたこと!


我慢の限界を超えた彼は、ヒュドラの牙城ともいうべき研究所『雪と太陽(スノウ・ザ・サン)』を襲撃し暴威を振るい、ヴィソワーズすら歯牙にもかけず撃退。ヒュドラの王女ミゼルヒビィと交戦し、その圧倒的な力と存在感を見せつけた。


その後、嫌がらせついでに捕虜となっていたシュヴァルツを解放した。


また、同時にヒュドラが長年研究してきた人工的に「人と星霊の統合」を成就させる研究記録を記した『グレゴリオ秘文』の原典を求めての襲撃でもあった。


その甲斐もあり原典を手に入れたのだが、そこに記されたヒュドラの研究と災厄の詳細を知り星の中枢に存在するそれを討つためにネビュリスの精鋭部隊が向かえば必ず壊滅するという事実にその中にミラがいたとしたらという思考が過るも手にした原典を握り砕き「くだらん」と未練を断つかのように吐き捨てた。


関連タグ2

ミラベア・ルゥ・ネビュリス8世サリミラ

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