概要
アニメ『カウボーイビバップ』の主人公。身長185cm、体重70kg、血液型はO型、2044年火星生まれの27歳。
もじゃもじゃ頭に長身痩躯な男で、相棒のジェットと共にビバップ号を拠点にカウボーイ(賞金稼ぎ)を生業としている。
過去に負った事故の傷により右目はサイバネ義眼となっており、よく見るとうっすらとオッドアイとなっていることがわかる。
CV山寺宏一。DVDコメンタリーにて本人曰く「芸歴12年目での初主役」となったアニメキャラだとか(実際にはDETONATORオーガンの真道トモルなどスパイク以前にも主役を演じている。ただしTVアニメという括りでは初)。
人物
普段の性格は無気力で常に脱力気味であるが、有事の際にはハプニングを楽しみ、危険を愛し、どんな窮地に陥っても軽口を叩くクールガイ。
他人に束縛されることを嫌い、なによりも自由であることを好む。
困難な事を自分の流儀で成し遂げるのがポリシーであり、何事も自らの美意識に照らし合わせて行動する。
一方で意外と大人気ないところがあり、ケンカを売られたり機嫌が悪かったりする時には口より先に手が出たり、相手のしょうもない挑発に乗せられてしまうことも。やられたら利害に関係無く必ずやり返す主義であり、特に食い物の恨みはおっかない。
本人曰く「ガキとケダモンと、跳ねっ返りの女が嫌い」で、要するに世話が焼ける奴が苦手。因みにビバップ号のクルーにはガキもケダモノも跳ねっ返りの女も全て揃っている。その割に危機に陥ったアインを放っておけずに賞金首そっちのけで助けに行ったり、ほんの少しの間だけ交流を交わした人物のために一肌抜いだりと、本質的には人情深い。
『型にとらわれない流派』ということでブルース・リーを敬愛しており、ジークンドーの達人。そのため荒事にめっぽう強く、ビバップ号のクルーの中でも賞金首と直接対決することが最も多い。
銃の腕前も一級品であり、愛銃はジェリコ941のカスタムタイプ。一度だけ、シングルシューターと呼ばれる競技用の単発銃を使ったことがある。
搭乗するモノマシンはレース用に開発された機体を改造した高速戦闘機ソードフィッシュⅡ。
賞金稼ぎとしては凄腕の部類に入っているらしく、界隈ではそれなりに名が通っている模様。一方、抵抗する賞金首は容赦なくフルボッコにして捕らえようとするため、賞金首達の間では捕まりたくない賞金稼ぎの筆頭に挙げられてもいる。
また、基本的に周辺の被害を考えずに行動することもジェットの悩みのタネ。せっかく高額の賞金首を捕まえても、諸経費に加えて器物損壊による賠償費用や機体の修理代その他諸々で賞金が全額吹っ飛んでしまうことも日常茶飯事であり、ビバップ号の財政は常に苦しい。
火星圏最大のチャイニーズ・マフィア『レッドドラゴン』の元・構成員であり、かつての相棒ビシャスとは現在は宿敵同士。
彼の秘められた過去が随所で解き明かされながら物語が進んでいく形となる。
キャラクターデザインのイメージは「ブルース・リーと松田優作を足して二で割ったような感じ」とのこと。
スパイクと煙草
主要人物のほぼ全員が喫煙者というビバップのキャラクターの中でも、
とりわけスパイクは煙草がトレードマークともいえるほどのチェーンスモーカー。
劇場版を見る限り、愛飲しているのはマールボロ。
劇中ではどんな危機的状況でも一服を忘れず、版権イラストでもかなりの頻度で煙草を口に咥えているか持っているかしている。
そんなスパイクを象徴するアイテムである煙草だが、アメリカでは規制の対象となってしまい版権イラストなどもアメリカで公開する際はことごとく煙草を消されてしまうそうである。
PS2のTVゲーム「追憶の夜想曲」でTVアニメのオープニング映像が再現された際にも、何故かスパイクが冒頭で煙草を吹かすシーンが銃を構えて撃つシーンに差し替えられてしまっていた。
関連イラスト
関連タグ
トレイン=ハートネット:BLACKCATの主人公。「かつて大物組織に所属していた凄腕のガンマン」「一人の女性に今でも思いを寄せている(こちらは死別している)」「現在は元刑事の相棒とチームを組んで賞金稼ぎをしている」「仲間には依頼を受けて動く女怪盗や頭のいい幼女がいる」「かつて同じ組織に所属していた宿敵がいる」と類似点が多い。相違点としてトレインは童顔で子供っぽいところがあるなど外見的にはスパイクとは逆。