~ とろけるスライスは雪印
とろけるフェイスはイキじるし ~
成り立ち(3行で)
2009年、とある投稿者が「トロ顔」を提唱。
それに賛同しイメレスする者が数名。
タグとして徐々に広まり今日に至る。
概要
顔が上気していて目がトロンとしていることが絶対条件。
ぽーっとした、うっとりとした、恍惚とした焦点の定まらない表情がトロ顔最大の要。
その際、下がり眉と薄目とが合わさって、眉と目の間が離れるのがポイント。
さらに、オプションとして、だらしなく開いた口、だらりと垂れた舌、
だらだらと滴り落ちる唾液や鼻水、といった合わせ技も多く見られる。
これらを盛りすぎると「アヘ顔一歩手前」の状態になることも。
また、「笑顔に涙目」という異色の組み合わせが好まれるのも特徴。
空中に浮かぶ「白い吐息」も、画面構成に欠かせない要素の一つ。
ずばり「トロ~ン」という擬音が書かれている親切な作品も少なくない。
【目の種類】
うるうるとした「涙目」、無数に横線が入った「少女漫画目」、
ハイライトが省かれた「マグロ目」、ハートが浮かんだ「ハート目」等があるが、
いずれも、薄目がちでトロンと目尻が垂れ下がっているのが共通している。
【口の種類】
トロ顔における「目」が必ずトロンとしているのに対し、「口」には特に決まった形は無い。
主な種類としては、横に開いた「アヘ口」、縦に開いた「んほ口」、
ふにゃふにゃした「ふにゃら口」、栗みたいな「栗みたいな口」、等がある。
【主なシチュ】
発情中の「事前トロ」、性交中の「アヘトロ」、余韻に浸る「事後トロ」、
薬物を使用した「キメトロ」等がある。
【余談】
「はー…はー…」という息遣いが書かれることが多いが、
この“はー”は、単なる息切れのソレとは違い、
かすれ気味に言う「はぁ~……幸せ」の“はぁ~”に近いニュアンスを持つ。
ちょっとした問題点
言葉の認知度が上がるにつれ、誤解も増えている。
その一つに、「トロ顔=蕩け顔」というものがある。
確かに、トロ顔は「蕩け顔」の一種ではあるが、イコールではない。
最初の二文字が同じであることが誤解に拍車をかけているが、
厳密には「トロ顔=“目がトロンとした顔”の略称」であり、両者は似ているが少し違う。
何故なら、「蕩け(ている)顔」という概念は非常に幅広いものであり、
完全に目をつぶっていたり白目を剥いていたりするものも含まれるからである。
※目をつぶっている蕩け顔は「ヘブン状態」とも言われる
「ネギトロ巻は寿司である」とは言えるが「寿司はネギトロ巻である」とは言えないように、
「トロ顔は蕩け顔である」とは言えるが「蕩け顔はトロ顔である」とは言えない。
つまり、蕩け顔とは「大分類」であり、トロ顔は「小分類」ということである。
トロ顔六変化
[一] 小トロ
顔が上気して目がトロンとしている。
[二] 中トロ
顔が上気して目がトロンとしている上に涙目になっている。
[三] 大トロ
顔が上気して目がトロンとしている上に涙目になっているばかりか唾液もだらだら滴り落ちている。
[四] 純トロ
顔が上気して目がトロンとしている上に涙目になっているばかりか唾液もだらだら滴り落ちているだけでは飽き足らず舌もだらりと垂れている。
[五] サイトロ
[六] ビントロ
ビンナガマグロから取れるトロのこと。美味。
※なお、本来の意味の「純トロ」や「スカトロ」等との混同を避けるため、
タグを付ける際は「トロ顔」のみにするのが望ましい
健全なトロ顔(トロ違い)
言わずと知れた二足歩行できる猫。(イラスト右)
「トロ顔」と聞いて彼の顔を思い浮かべる者も多いが、
これといって関連性はなく、それを言ったら「ビントロ」だって関係ない。
中には彼とまぐわっているイラストも存在するのだが、当然推奨出来ない。
マグロ目について
[トロ顔評論家 サーモン・ガーファンクル氏による論考]
トロ顔と同じ放心状態系タグで混同しやすいものに「マグロ目」がある。
ハイライトのない虚ろな目のことを指す言葉だが、この目をした、
つまり、マグロ目のトロ顔も存在するから話はややこしい。(寿司の話ではない)
そこで、私からのワンポイントアドバイス。
「マグロ目」と「トロ顔」、どちらのタグを付けるか迷った時は、
それが「茫然自失」か「夢見心地」かで判断しよう。
「ぼー」っとしているか「ぽー」っとしているか、と言い換えてもいいだろう。
不幸そうか幸せそうか、後者ならば「トロ顔」の可能性が極めて高い。
ただし、白目を剥いていたら迷わず「アヘ顔」タグを付けるべきだ。
[以上、TIME誌より抜粋]
相性のいいタグとの組み合わせ例
関連タグ
暫定作品置き場
※タグロックされていたり、タグ欄が全て埋まっていてタグを追加できない作品の置き場