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ここの項目ではシリーズ第1作目について記述する。

★『ファイナルファンタジー』シリーズに関しては「ファイナルファンタジーシリーズ」の項目参照。★


「そして……たんきゅうのたびは はじまった」


概要

オリジナルのファミリーコンピュータ版は1987年12月18日発売。

以後はWSPSGBAPSP3DSに移植されており、Wiiのバーチャルコンソール(内容はFC版)、PS3・PSPのゲームアーカイブス(内容はPS版)、携帯でも配信されている。


美しいグラフィックや映画的な演出・ジョブシステム・クリスタルなど、1作目からシリーズを象徴する要素は出揃っている。



ストーリー

世界が暗黒に包まれた時代。風は止み、海は荒れ、大地は腐る。


しかしこの荒廃した世界において希望とも言える伝説が、永い間人々に語りつがれてきた。

土、火、水、風の4つのクリスタルに光が宿る限り、この世界の平和は守られる。

そしてクリスタルの光が失われた時、クリスタルに導かれた4人の光の戦士が現れると……。


登場キャラクター


地名

都市・集落

コーネリア

プラボカ

エルフの城エルフの町

メルモンドの町

クレセントレイクの町

マトーヤの洞窟

ドワーフの洞窟

賢者の洞窟

オンラク

キャラバン

ガイアの町

ルフェイン人の町


ダンジョン

カオス神殿

沼の洞窟

西の城

アースの洞窟

巨人の洞窟

グルグ火山

氷の洞窟

海底神殿

滝の裏の洞窟

試練の城

ミラージュの塔

ドラゴンの洞窟

浮遊城


使用可能なジョブ

ゲーム終盤にてクラスチェンジすることが可能。なおジョブごとに固定された上級職へのクラスチェンジのみ可能且つ不可逆的なため、ポケットモンスターシリーズにおける進化に近い。


基本職名上級職名概要
戦士ナイト物理攻撃、物理防御に優れたジョブ。ナイトになると一部の白魔法が使える。
シーフ忍者すばやさと幸運に秀でているジョブ。防御力は低め。
モンクスーパーモンク攻撃力に優れるジョブ。魔法とは一切縁がない。
赤魔術師赤魔道士白・黒魔法両方を使える魔法職。万能型だが一部魔法は覚えられない。
白魔術師白魔道士すべての白魔法を覚える魔法職。主に味方の回復が中心のジョブ。
黒魔術師黒魔道士すべての黒魔法を使える魔法職。主に敵への攻撃が中心のジョブ。

機種・リメイク版の違い

ファイナルファンタジー(FC)

オリジナル。セーブファイルが一つしかない。アイテム等の説明等にリメイク以降受け継がれなかった「はっちゃけた言い回し」が存在する。

セーブは宿屋で泊まらないと行われない。


MSX2版

発売はスクウェアではなくマイクロキャビン。

フロッピーディスクのソフトであるため頻繁にロードが発生する。

音源はFM音源も使われている。


ファイナルファンタジーI・II(FC)

FF2とのカップリング版で基本的にオリジナルと変わらない。ただし、一部敵キャラが変更されている。

VC版FF1はおそらくこれを単独版にしている模様。

攻略ブックが付属している。


ワンダースワン版

最初のリメイク版。ワンダースワンカラー専用である為、注意が必要。

オリジナルに近いゲームバランスである模様。

隠しミニゲームの15パズルにタイムアタック要素が追加され、クリアタイムに応じて景品が変わる。

ボスBGM・ラスボス曲も追加された。


プレイステーション版

ワンダースワン版を移植・微調整したもの。イージーモードが存在。何故かメニュー画面のBGMは未使用。



携帯電話アプリ版

ワンダースワン・プレイステーション版をベースにしているとみられる。15パズルの裏技がない。


ファイナルファンタジーI・IIアドバンス

実質的に二度目のリメイク版で、ゲームボーイアドバンス版。魔法が各魔法レベル毎に設定されている回数制から共通のMP制になった他にゲームバランスが調整されてオリジナルより難易度が下がっている。

セーブはどこでもできるようになっており、セーブの為に宿泊する必要が無くなった。

プレイ感覚的には後のシリーズのシステムに則っている。ただし、戦闘のシステムはオリジナル同様でアンデッドに白魔法のレイズ・アレイズやフェニックスの尾のアイテム等で一撃ができない(後述の移植版も同様)。

追加ダンジョン「ソウルオブカオス」があり、FF3・FF4・FF5・FF6からピックアップしたボス敵が登場したり、オリジナルにはなかった武器やアイテムが追加された。

クリアデータがセーブできる。そのセーブデータをロードすると図鑑データのみ引き継いだ形でニューゲームとして始まる。いわゆる強くてニューゲームやそれに準じた形の再開ではないのでセーブする際は注意。図鑑完成はクリア前に一通りの敵(追加ダンジョンのボス含む)を倒して本編のラスボスを撃破してクリアするか、クリアデータで最初からプレイして埋まっていない項目を埋めていくしかない。

ただし、それはゲーム中に参照できるモンスター図鑑であり、メインメニューのゲーム選択でモンスター図鑑ではきちんと反映され完成する。

サウンドプレイヤーはIとIIの両方共クリアしないと解放されない。


プレイステーションポータブル版・ニンテンドー3DS版・スマートフォン版

実質的に三度目のリメイク。グラフィックもリファインされている。

BGMはプレイステーション版のものを使っている他に、「ソウルオブカオス」に登場するボス敵に出典のボス専用BGMアレンジが追加された(※)。また、新ダンジョン「時の迷宮」が追加された。

3DS版とスマートフォン版はPSP版がベースとなっている。

ニンテンドー3DS版はファイナルファンタジーエクスプローラーズの初回特典としてのDLソフト配信されたが、後に一般配信された。下画面にワールドマップが表示され、FF6以降のような感覚で現在位置がわかるようになっている他に全体のワールドマップも完備。また、グラフィックが3D立体視になっている。

スマートフォン版はタッチパネル操作である為、コマンドはアイコンをタッチするものとなっている。

クリアデータをセーブする際はGBA版同様、モンスター図鑑のみ引き継いだニューゲームとして再開するのでセーブする箇所に注意が必要である。

PS版同様、メニュー画面では専用BGMが流れずサウンドプレイヤーでしか聴けない。


※4からのゲストボスはゴルベーザ四天王だが、BGMは何故か4のボス戦曲になっている。5のオメガは原作では通常戦闘曲だが、これでは5のボス曲になっている。ギルガメッシュは特例であり「ビッグブリッヂの死闘」のアレンジ版になっている。


ソウル・オブ・カオス

GBA版以降のリメイク版(ピクセルリマスターは除く)に追加された4体のカオス「リッチ」「マリリス」「クラーケン」「ティアマット」を倒すと解放される新規ダンジョン。

本編攻略途中でも挑戦できる。基本階層はダンジョン毎に異なり、階層に存在するエリアはランダムで出現し前のフロアには戻れず、外に出るには一定階層到達で現れる脱出ワープか最下層のボスを倒す必要がある。


ボスは出典からFF1に合わせたパラメータ調整がされているものの、特に「神竜」「オメガ」「デスゲイズ」は本編のラスボスよりも手強いので注意。


余談

ファイナルファンタジーの有名なネタとして、とある所に「リンク ここにねむる」と刻まれたがある。

いわゆる当時のゲームにおけるお遊びの墓ネタの一つであるのだが、この頃はファイナルファンタジーキャラクターが後年になってリンク共演するとはまさに誰も思ってはいなかったであろう。


今作の主人公一行(光の戦士)は長い冒険の旅の果てにコーネリアに辿り着いたのだが、実は全員記憶喪失であるらしい。一行は何処から来たのか、そして一体何者なのか・・・?


魔法はレベル別回数制で、『FF3』でも再び採用されたがそれが最後となっている。また、単体用と全体用の魔法が存在する。例えば回復ではケアル系は単体だが、ヒーラやラヒーラは全体。この作品のみサンダーの最上位はサンダガ表記ではなくサンガーである。


FC版はパーティ側と敵のレベル差によって敵が逃げる事があるが、レベル99になると殆どの敵が逃げる行動をとる確率が非常に高くなる。しかもボス敵クラスや果てはラスボスまで逃げる。


隠しミニゲームの15パズルは本来は製作計画には無かったもの。それなのにプログラマーだったナージャ・ジベリが独断で実装したものである。当時、あまりにも嬉しそうに実装したものだからプロデューサーの坂口はその有様を見て何も言えなかったという。

オープニングストーリーデモの画面を再利用している為、この裏技を使うとまた当時のファイナルファンタジーのロゴが見る事が可能。リメイク版でもそれは引き継がれている。


この初代FFは最初の作品で且つ倒産寸前に発売したタイトルだったためか、日本での総合売上は52万本であり、歴代ナンバリング作品で最下位の位置づけだった。

だが、2023年6月に発売されたFF16が2023年12月25日時点で日本の累計売上が41万4216本となっており、現状での最下位はFF16となっている。


FF16が最下位な理由は「ライト層をターゲットにした筈の作品であるにも拘わらず、マニア層が集中するPS5に6ヶ月の次元独占販売をした事で親和性が取れず、話題が消えて行ってしまった事」「PS5に時限独占したのだから歴史に名を残すレベルの作品である事を往年のファンから期待されていたにも拘わらず、そのハードルを越えられなかった事」「そもそもRPGと言う伝統あるジャンルをかなぐり捨ててアクションへとジャンル変更した事で受け入れられなかったファンが居る事」などが挙げられる。

これ以上書いてしまうと長くなってしまうので、詳細を知りたい方はFF16の記事を参照して欲しい。


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そして探求の旅ははじまったTwilight


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