ハイエン

はいえん

2013年にフィリピンを襲った台風30号のこと

概要

平成25年台風30号（ハイエン）とは、2013年 11月8日にフィリピンを襲った超巨大台風のことである。

本項目ではアジア名のHaiyan（ハイエン・颱風海燕、命名は中華人民共和国。中国語でうみつばめの意。）を記事名としている。

フィリピン現地名は「ヨランダ（Typhoon Yolanda）」であり、最大の被害地域であるフィリピンではこちらの名前の方がメジャー。

どちらの名前も、被害の甚大さを鑑みてこの台風限りで使用中止となった。

最盛期の勢力は、中心気圧895hPa・最大風速65m/s・最大瞬間風速90m/sという、極めて猛烈なものであった。

この「スーパー台風」により、各地で竜巻のような猛烈な暴風となったほか、サマール島やレイテ島などでは5～6mという津波のような高潮が発生した。犠牲者の数は6,000人〜8,000人に達し、フィリピンにおける災害史上最大級の被害となった。