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ヒックとドラゴン

ひっくとどらごん

イギリスの作家、クレシッダ・コーウェルの児童文学シリーズ、およびそれを原作とした映画。 原題は『How to Train Your Dragon』。 このページでは主に映画作品について記述する。
目次 [非表示]

概要

原作は、主人公のスリリングな少年時代を記録したという体裁の児童書シリーズ。味のある挿絵が特徴。北海に浮かぶ島に暮らすひ弱なバイキングの少年・ヒックが、ワガママな相棒のチビドラゴントゥース(英:Toothless)とともに、島を襲う巨大なドラゴンに立ち向かうという筋立て。

半ば伝説の中に生きる最強の生物とされることの多いドラゴンが非常に身近な(そして危険な)存在として描かれ、その生物的な多彩さは特筆に価する。

『How to Train Your Dragon』の略称である「HTTYD」がよく使われる。


2010年にドリームワークスによってアニメ映画化された。原作とはストーリーやキャラクターが大きく異なり、トゥースの設定も大きく変更されており、原作とアニメではドラゴンの種類も(判明している限りでは)同じ種類の方が少ない。なんと、アニメでは活躍しているキャラクターには原作で既に死亡している人物もいる。


3部構成であることが早いうちからアナウンスされていたが、2019年の第3作公開をもって、スピンオフを含むシリーズが完結する旨が明かされた。

ちなみに第2作が世界的にヒットを飛ばした中、日本では配給のごたごた(パラマウントから20世紀フォックスに変更されるなど)に見舞われて一般公開が見送られ、不満を抱いた劇場公開を求めるファンたちの署名活動により、一日限定の劇場公開が実現するに留まっている。


青い空と海、白い雲の背景が映えるヒックとトゥースの飛行シーンはどれも一見の価値あり。

リロ・アンド・スティッチ』のディーン・デュボア、クリス・サンダースの両名が監督を担当しているため、pixivではスティッチとのコラボ絵がいくつか投稿されている。


海外では映画版の後日談として、作品世界を補足する設定やエピソードがふんだんに盛り込まれたTVシリーズも放映され、多種多様なドラゴンたちを絡めたヒックと仲間たちの冒険譚が描かれる。ちょくちょくブッ込まれるバイキングギャグと皮肉っぽい台詞回しも楽しい。


その後、3作目をもって配給が東宝東和×GAGAのパートナーシップに変更され、3作目が「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」という題名で公開される事となった。

キャラクター

ドリームワークス版に準拠。


ヒック (CV:ジェイ・バルチェル田谷隼

らくがきヒック

原語名はヒカップで「しゃっくり」という意味。


荒々しいバイキングには似つかわしくないモヤシ少年。族長の一人息子。脳筋揃いのバイキング達の中では風変わりな頭脳派で、厄介者扱いされている。

剣一本振り回すのにも苦労しているが、鍛冶などのもの作りの腕は良い。柔軟な思考の持ち主で、非力さを補おうといろいろ工夫するものの、やる気は空回りするばかりで成果はからっきし。

そんな中でようやく仕留めた一頭のドラゴンと、種を超えた友情を育んでいく。慎重ではあるが、こうと決めたら非常に大胆な行動に出るため、根っこの部分は非常にバイキング的と言えるのかもしれない。

ヒカップ・ホレンダス・ハドック3世という立派なフルネームがある。


トゥース

トゥース

原語名はトゥースレス

ヒック渾身の捕獲装置に捕らわれたドラゴン。歯を自由に出し入れできるため、普段の歯無し状態に由来してヒックが「Toothless」と名づける。けがをして飛行にハンディキャップを負い、ヒックを乗せた協同飛行スタイルを身に着けていくことに。

原作では並外れて小さい「ヘイボンドラゴン」だが、映画ではバイキングが畏怖する正体不明のドラゴン、「ナイトフューリー」として登場。おっかない肩書きに反してくりくりした目と耳のようによく動く角、猫科の動物のようなしぐさで多くの観客をめろめろにしている。ドラゴンの中でも知能が高く、ヒックの無二の相棒となっていく。クライマックスでのかっこよさは尋常ではない。

第1作では性別については明言されておらず、その点をこじらせているユーザーもいたりいなかったりしたようだが、のちにオスの個体であることが判明した。そして第3作ではついにガールフレンドが...?


ちなみに、原語名と日本語名が真逆の意味になっている


ストイック (CV:ジェラルド・バトラー田中正彦

ストイック・ザ・ヴァスト

バーク島に暮らすバイキング達の長であり、ヒックの父親。島を襲うドラゴンとの戦いでも先頭に立つ最強の戦士で、良くも悪くも石頭。あんなの相手に素手だなんて・・・。ヒックのことは気にかけているが、価値観を押しつけてしまいがち。トゥースを通じてドラゴンの習性を分析するヒックがドラゴン訓練で好成績を収めるようになり、人一倍喜ぶのだが――。


ゲップ (CV:クレイグ・ファーガソン岩崎ひろし

原語名はゴバー・ザ・ベルチ

ヒックの数少ない理解者である鍛冶屋で、ストイックとは友人同士。とあるドラゴンと因縁を持ち、そいつに食われた片手片足を義肢にすげ替えて戦う現役戦士。鍛冶屋見習いとしてヒックをしごきつつ、ストイックとの間を取り持つが、なかなか苦労している様子。新米たちのドラゴン訓練を監督するが、彼の実戦主義が高じてヒックはときどき死にかける。


アスティ (CV:アメリカ・フェレーラ寿美菜子

原語名は、アストリッド・ホッファーソン

闘争心と責任感の強い、島でも優秀な若手。両刃の斧を振り回し、対ドラゴンの訓練でも人一倍奮戦するが、ヒックが急に頭角を現しはじめて以降、ライバル心を剥き出しにする。トゥースという秘密を抱えて挙動不審なヒックを問い詰めようと後をつけ、彼とドラゴンとの関係を知ることになる最初の人物。


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