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コンパクトカーミニ」のレース用ホモロゲーション・モデルで、ジョン・クーパーのレーシング・チームに供給するため開発された。


1962年にADO50、「オースチン・ミニ・クーパー」と、「モーリス・ミニ・クーパー」が誕生した。

オリジナルのモーリス・ミニ・マイナーに搭載されていた848ccのエンジンは997ccまで排気量が増やされ、馬力も34馬力から55馬力に高められた。このエンジンにはレース向けのチューニングが施され、当時小型車には馴染みのなかったSUツインキャブレターとディスクブレーキが装備された。経営陣はこのモデルの生産を決め、1,000台を発注した。これは、経営陣が参加を目指していた、FIAの、当時のグループ2規定の生産義務台数をクリアするためであった。


1963年にはよりパワフルな「クーパーS」モデルが相前後して開発、生産された。

「クーパーS」は1071ccのエンジンと、より大型のディスクブレーキを特徴とし、1964年8月のモデルチェンジまでに計4,030台が生産、販売された。当初A型エンジンの排気量UPは1071ccが限界と見られていたが、ダウントン社のダニエル・リッチモンドがボア・ピッチをずらして1275ccまで拡大する手法を考案、イシゴニス、クーパー、リッチモンドの歴史的な3者会談により、量産型の1275クーパーSの計画がスタートした。

量産に際して、サーキット・レースのクラス分けに合致した970ccと1275ccの2つのモデルを新たに追加、970ccモデルはあまり売れず、963台が生産された後1965年に生産終了となった。


1964年、997ccのエンジンが、よりストロークの短い998ccのモデルに変更された。


1967年、「クーパー」が生産終了となった。12,274台が販売された。

1971年、「クーパーS」が生産終了となった。40,000台以上が生産された。


日本では(特に高年齢層の間では)、BMC製、ローバー製、BMW製も全部ひっくるめてミニシリーズの車両全般を指して「ミニクーパー」と呼ぶことが多い。(ほとんど一般名詞的な使い方)

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