国立駅
くにたちえき
東京都国立市にあるJR中央線快速の停車駅。新小平駅から分岐した武蔵野線が走ってくる事もある。
「こくりつ」と誤読されやすい。立川駅と国分寺駅の中間にあることから両駅の頭文字をとって「国立駅」と命名され、後に市名にも採用された。
1926年に建てられ、昔は右側の鋭角が欠けた赤い三角屋根の駅舎で有名だった。
この旧駅舎はその特徴的かつ伝統的デザインから関東の駅100選にも選ばれていた。
デザインの完成度から『姫ちゃんのリボン』の風立駅、『乃木坂春香の秘密』の白城学園駅、『プリティーリズム・レインボーライブ』の虹立駅(彩瀬なるの自宅の最寄駅)など様々なアニメの架空の駅舎のモデルとなっている他、国立市を舞台にしたウィンターガーデンでも登場している。
旧駅舎は中央線の高架化に伴い2006年に解体、現代風の小綺麗なデザインにリニューアルされた。
現在は高架下は飲食店などで賑わっており、23区外といえどやはりここも東京である事を実感させられる。
もちろん伝統ある駅舎を解体した事には批判の声も多く、現在同じく伝統ある駅舎の原宿駅が東京オリンピックを理由に解体を検討しているニュースに対し「伝統ある駅舎を解体し景観を損なった前例」として槍玉に挙げられやすい駅でもある。
ただ、実は解体当時旧駅舎の当時の柱・梁・窓枠などの部材は新駅舎完成後の復元を前提にJR東日本が保管しているため処分されておらず、「復元しようと思えばいつでも出来る」状態である。
そして、2015年11月に当時の部材での旧駅舎の復元が国立市内で決定し、2020年初頭にはその姿をかつての場所に現し、2020年4月に完全復元された(駅舎としての機能はなく、シンボル兼インフォメーションセンターとしての役割となる。)
参考リンク:国立市公式ホームページ
ちなみに、未成線であるが京王の乗り入れも戦前に計画されていたが頓挫している。
島式・単式の複合2面3線の高架駅。
当駅北口近くに鉄道総合技術研究所(JR総研。国分寺市内に所在)があるため、北口から鉄道総研への引き込み線がかつて存在したが、試験車両の搬入の手段が変わったのと、高架化に支障するのか2004年に廃止された。
- 2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員は42,070人である。
年度別
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 54,243人 | 108,486人 |
2009年(平成21年)度 | 53,345人 | 106,690人 |
2010年(平成22年)度 | 52,635人 | 105,270人 |
2011年(平成23年)度 | 52,097人 | 104,194人 |
2012年(平成24年)度 | 52,686人 | 105,372人 |
2013年(平成25年)度 | 53,237人 | 106,474人 |
2014年(平成26年)度 | 52,518人 | 105,036人 |
2015年(平成27年)度 | 53,274人 | 106,548人 |
2016年(平成28年)度 | 53,712人 | 107,424人 |
2017年(平成29年)度 | 54,134人 | 108,268人 |
2018年(平成30年)度 | 54,049人 | 108,098人 |
2019年(令和元年)度 | 53,532人 | 107,064人 |
2020年(令和2年)度 | 38,513人 | 77,026人 |
2021年(令和3年)度 | 42,070人 | 84,140人 |