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「ウィルスが体の中に広がるのを感じる?アナタがくれた物をそっくりそのままお返しするわ。シモンズ。最初は怖くて堪らないでしょうね。でも安心して?元から人でなしのアナタが人間じゃなくなるだけよ。地球上の全人類と、一緒にね…。この世界を築いたのは、アナタの“ファミリー”なのかもしれない。でも明日からは…何も、かもが、変わるのよ…」

概要

カーラの策略によって強化型C-ウイルスを投与されたシモンズが怪物へと変貌を遂げた姿。

肉体の変異と退化を自在に行うことが可能で、劇中でも様々な形態に変形ロボットよろしく何度も変態を繰り返し、自らの計画を破綻に追い込んだレオン、ヘレナ、エイダを追い詰めている。

三人への怒りと憎しみを糧に、怪物と成り果てても自我と知性を保っている点が厄介な相手。

その生命力も尋常ではなく、何度死に掛けても復活しては襲い掛かって来る。

弱点は、ダメージが蓄積すると脆弱な基本形態に強制的に戻ってしまうこと。

余談だが、エイダ編で戦闘をしている時のセリフが非常にキモチワルイ。エイダも「不快だわ…」とキレた程。

基本形態

生前のシモンズそのままの姿の基本形態。ただし、変態時に裂ける部分が赤い線で紋様を描くよう全身に走っており、上半身裸で下半身も体毛のようなものに覆われるようになっている。ここから肉体がバラバラに割れて、遥かに巨大で質量も増大した様々な形態へと変身する。変身シーンは変形ロボットのようにも見えるが、同時に結構グロテスク。この状態でも尋常ではない身体能力を有するが、防御力もそれなりで、弱った状態では体術も通用してしまう。


ビースト

最初に見せた猫科猛獣型の形態。俊敏な動きや驚異的な跳躍力、ビルの壁面にも取り付いて素早くよじ登れる身軽さに加え、電車の車体を丸ごと引き剥がしたりするなどパワーも凄まじく、突進や鋭い爪による攻撃で主人公らに襲い掛かる。

ケンタウロス

1/35スケール シモンズケンタウロス

二番目に見せた半人半馬型の形態。純粋な機動力でこそ劣るものの、ビーストの上位形態とも言える存在で、パワーは全力疾走で迫って来た電車を殴り飛ばしてホームランしてしまうほど。伸縮自在の触手や骨から形成した弾丸をガトリング砲のように連射する遠距離攻撃まで行うなど、多彩な攻撃で距離を選ばず激しい攻撃を仕掛けてくる。最も戦う機会が多い。

エイダ編のラスボスを務める。

ダイナソー

三番目に見せた巨大なティラノサウルスのような形態。異形攻撃は余り行わないが、とにかくパワーが凄まじく、その巨体と破壊力に任せて大暴れする。鈍重そうだが意外に身のこなしも軽く、跳躍して一回転宙返りを行ってみせている。

機銃をものともせずに襲いかかってくる。

スコーピオン

四番目に見せたサソリのような形態。しかし、ダメージが回復しきらない内に無理やり変態を実行したためか肉体の形成が不完全で、基本形態から巨大なサソリの身体が伸び出たようになっており、その場から移動することも出来ない。

ヒュージフライ(小・大)

最終形態。瀕死状態の自らに集っていたハエやゾンビを取り込み、その遺伝子を基に変異した最大級の超巨大ハエ。ダイナソー以上の巨体とパワーを誇りながら空まで飛べ、逃げるレオンらに尚も追い縋る。その巨体による耐久力に加え、ダメージを受けても周囲のゾンビを触手を使って養分として取り込んで肉体を再生することで、先述の弱点をカバーしている。

一度倒しても、更に巨大化した状態で復活して最終決戦を挑んで来る。

複眼や足の付け根が弱点らしく、そこを攻撃するとすぐに体が崩れてしまう。

また、知能や視力は退化しているようで明らかに避雷針が刺さったゾンビを少しも警戒することなく取り込んで、その避雷針から雷を喰らい再び体を崩壊させるという間抜けな面が目立つ。

この形態になるともはや自我がないのか咆哮にも悲鳴にも聞こえる鳴き声しか発さなくなっている。

因みに没案には最終形態としてシモンズ・スパイダーなるものがあったりする。


エイダに対してのヘンタイ発言集

「おかえり…エイダ…」


「ようやく、私の手の中に戻ってきたな…」


「おまえと私こそ…ひとつになるべき存在なのだ」


「おまえはどちらだ…?本物か?コピー品か?」


「おまえなんか…造らなければよかった…」


おまえを作ったのは私だ!私に従ってさえいればいいのだ!


「怖がるな…優しくしてやるさ…」


頭のてっぺんから足の先まで…おまえのすべては私のもの…


「抗ったところでムダだ…おまえは私なしでは生きられない」


「私が保ってきた安定を壊したな…ペットの分際で…


「なぜ私に従わない…?」


美しい…おまえは芸術品だよ。エイダ


私のそばに来てくれ…!さあ来るんだ、エイダ…!


「なぜ私の愛が伝わらない…?」


おまえの瞳に私が映っている…!いいぞ!もっと!もっと見てくれ!


「ああ!その目が私を惑わせる!」


「私の前にひざまずけ!忠誠を誓うんだ!」


私に従わないエイダは不要だ。またイチから造りなおしだな…


「さあ戻っておいで…私の可愛いエイダ…


「エイダ、こっちにおいで。私だけが…おまえの理解者だ」


エイダのセリフ

「また痛い目にあいたいの?そういう趣味なのかしら?」


「不快だわ…私がいつあなたに身を捧げたの?コピーと一緒にして欲しくないわね」


「エイダはあなたに従わない。そこだけは、私もコピーも一緒よ」

末路

ファミリーに「ディレックは、もうダメだ。変異が進行し続けている。見ろあの姿を。ジュアヴォすらも比較にならん、下劣で醜いバケモノだ。彼は、女一人に執着するあまり、長としての道を踏み外した。ディレックは廃棄だ。次の長を決めることにしよう」と見捨てられた。

挙句の果てには「もはや、ディレックに人間としての意志はほとんど残っていない。あとは、合衆国のエージェントが彼を間違いなく処分してくれればよいのだが」とも言われてしまった。


レオン達と目まぐるしい変異を起こしながらも合計4回にわたる戦闘を繰り広げた末に、最後はレオンとヘレナに敗れ、タワーの屋上から転落。

下階にあるオベリスクに串刺しにされ、身体から流れ出る血で自分が最も嫌っていた“世界を変化させた象徴”であるアンブレラの社章を描いて死亡した。


関連タグ

ディレック・C・シモンズ バイオハザード6

力ずくで愛を奪うなんざ、モテねぇ野郎のすることだぜ!:彼のセリフはまさにこれ

リサ・ローガン:ゾンビゲームに登場するゲームに出た人物で、あるボスに「あんまりしつこいと女のコにモテないわよ!」という発言をしたが、まさしく彼に当てはまっている。

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