女じゃねぇーんだよ
演:京本大我
プロフィール
概要
ヘアバンド、臙脂色のシャツに黒のストール、胸ポケットには柄物のハンカチといった中性的な服装を好む。特に靴に対しては拘りが強く、戦闘中であろうともハンカチで汚れを拭き取ったりする。
3か月前の自殺未遂時には白シャツ、哲也との喧嘩時には紫のシャツに黄色にストールという出で立ちであった。最終回から「劇場版 私立バカレア高校」にかけてはヘアバンドを着脱している。
最終回のみ着脱したヘアバンドを左手に巻きつけていた。
「弱そう」「女みたい」「戦力外」などの単語は禁句。
そのような言葉を聞くと過去の反動(詳しくは略歴参照。)から周りを見失い、大人数相手でも1人で突っ込んでいき大暴れしてしまう。
どうやら達也たちもキレた麻耶は手に負えないらしく、また始まったと呆れながらも加勢している。
祥平や聡とよくつるんでいるが陽気な彼らと違いテンションは低くダウナー気質。
普段は口数も特段多い方ではないようで、たまり場でも静かに雑誌を読んでいたり、他の面々が盛り上がっている場への参加も少し控えめな様子が見られる。
野口聡とは特に仲が良いらしく、聡が滑って転びかけた際には率先して手を差し伸べたり、2人でコンビニに買い物に行ったりしている。
最終話では、喧嘩の際に追い詰められた聡に加勢しようと気を取られる瞬間もあり、祥平が居ない時などはコンビを組んで行動していることが多い。
また、綺麗好きであり戦闘後にはハンカチで自身の靴を磨いたり、仲間である神保誠に靴を磨かせたりしている。
俯瞰して物事を見ているタイプにも見えるが、祥平のまぐれ攻撃に感心したり(12話)、焼肉弁当に興味を示したり(4話)、文化祭でヤンキー達を隔離したい第一カトレアの女生徒達の思惑を察することが出来ず、控えめながらにこやかに挨拶を返していたり(劇場版)と、目立たないだけで他のヤンキー達同様単純な部分も少なからず持ち合わせている様子。
戦闘スタイルは怒りに任せて連続攻撃を仕掛けるものの他に、足を使った攻撃も多く見られる。
過去には、哲也と対等にやりあったことも。
劇場版で丹後大輝と戦った際は頭脳を使った戦いをし、辛うじて勝利している。
一度怒ると前後不覚になってしまうこともあってか、どうやらバーサーカー気質な部分があるようで、相手を倒した後には口角が上がっていることが多い。
略歴 (※5話ネタバレ含)
男4人兄弟の末っ子として寺川家に生まれる。しかし母親は4人目こそは女の子が欲しいと願っていた。そのため生まれた男の子に麻耶という名前を付け女の子のように育て始めたのである。
麻耶は母親に嫌われたくない一心で物心付いてからも家で女らしい格好をし続けていた。
ところが3か月程前、宇賀神高校と喧嘩する麻耶を見てしまった母親は突然口をきいてくれなくなる。
麻耶はショックのあまり家を飛び出し歩道橋から飛び降り自殺を図った。
どうにか寸前のところで達也たちが止めに入り最悪の事態は避けられたが、母親との溝は埋まるわけもなく…
現在 麻耶は実家に帰らず兄の家に居候している。
そして合併後のある日、麻耶はひょんなことから時宗小百合が1人で屋上の端を歩いている瞬間や、貰った花束を道端に投げ捨てている瞬間を目撃してしまう。
そこから彼女が思い悩んでいることを知り、過去の自分の様に自殺を図ってしまうのではないかと考えた麻耶は彼女のことを気にかけるようになる。
小百合のことを知ろうと不器用ながらに後を追いかけたり、(若干ストーカー行為にも見えなくもなかったが…) 話をしていくことで、時宗小百合という少女の境遇に自分を重ね、互いの悩みを分かちあう。
しかしそれでも小百合は「必死になってくれる友達もいないし」と塞ぎ込んでしまう。
そこへ2人を心配した達也や文恵らが駆けつけ、小百合は友人たちの温かさを感じ、麻耶は仲間の大切さを改めて知る。
そして馬鹿田高校OBである梶原の自由奔放な生き方を見て、自分らしく生きようと小百合と共に胸に誓ったのだった。