概要
講談社の月刊誌『ぼくら』に1959年2月号より3年間連載された漫画。
著者は『赤胴鈴之助』で人気を博した武内つなよし。もともとテレビドラマ化を前提とした連載である。連載されるや『ぼくら』の看板漫画となり、度々付録の単行本になった。
1959年から60年にかけて大映テレビ室製作、フジテレビ放送のテレビドラマ版が放映。漫画版、ドラマ版どちらも当時の子供たちの間で大人気となり、現在でも根強い人気を持つ。
特に必殺技「ミラクルボイス」の掛け声「ウー、ヤー、ター」は流行語にもなった。
登場人物
- 少年ジェット
主人公の少年。正義感が強く、名探偵・船越宏の元で活躍する。携えている拳銃「スーパーコルト」は麻痺銃。愛犬シェーンを引き連れて事件に挑み、解決していく。荷蛭妖造より「ミラクル・ボイス」を教わった。
- 荷蛭妖造
復讐鬼。少年ジェットにミラクル・ボイスを教えた。荷蛭はミラクル・ボイスの特許を狙い自分の殺害を図った学者グループに復讐するため、少年ジェットにミラクル・ボイスを会得させた。
- 怪盗ブラック・デビル
少年ジェットの宿敵である外国人の怪盗。
- ジェームス
少年ジェットの宿敵である悪漢。
- 鉄人騎士
三百年前より、氷の中で眠っていた怪人。怪力を持ち、ロボットですらもねじ伏せる。
- 怪ロボット
謎の影により操られる怪ロボット。TV版に登場したそのデザインは、実写TV版「鉄人28号」に登場した、鉄人26号に酷似している。