森本美千代

もりもとみちよ

『響け!ユーフォニアム』の登場人物。

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1 概要

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4 外部リンク

CV：？？？

概要

北宇治高校の1年生で、吹奏楽部に所属。ホルンを担当している。

茶色みがかったショートヘアが特徴で、面倒見のいいしっかりとした性格をしている。また、中学時代からホルンを担当している楽器経験者であり、1年生ながら吹奏楽コンクールA編成部門のメンバーにも選ばれるほどの実力を持っている。（短編集2巻、184ページ）

北宇治高校の吹奏楽部に入部した美千代は、3年生の沢田樹里率いるホルンパートの新たな一員として迎え入れられるものの、彼女が入部した当時のホルンパートは練習にあまり熱心に取り組むことはなく、美千代も先輩たちに誘われるようにして練習時間中に談笑を交えたりしていた（TVアニメ版1期3話）。しかしながら、そのような怠慢な雰囲気のなかでも、美千代は初心者の同級生である瞳ララに楽器の基礎を教えるなど、楽器経験者としての責任を果たしている。（『響け!ユーフォニアム』DVD&BD5巻ブックレット、3ページ）

顧問の滝昇の指導のもとに部内の空気が一変して以降も、美千代はホルンパートの和気あいあいとした空気感のなかに身を置いており、部活とは関係ないオフの時間においてもパートの先輩たちと仲良く遊んでいる様子を見ることができる（TVアニメ版1期8話、2期1話）。また、部がコンクールシーズンを迎えてからは、1年生ながらA編成部門のメンバーとして活躍しており（ホルンパート内の割り当ては3rd）、持ち前の豊富な経験と高い実力をもって部の演奏に貢献している。

コンクールシーズンの終わりとともに3年生の先輩である沢田樹里と加橋比呂が引退し、新たに2年生の岸部海松をパートリーダーとする新体制が始まると、美千代はホルンパート内における一番の楽器経験歴の持ち主ということから、演奏関連のアドバイザーとしてパートリーダーの海松を多方面からサポートしている。また、彼女は先年度の雰囲気を踏襲した「やるときはやる！　遊ぶときは遊ぶ！」というホルンパートのモットーに理解を示すとともに、パート内のマイペースな居心地のよさを気に入る様子も見せている。（『新北宇治高校吹部紹介プロフィールカード（岸部海松、森本美千代）』掲載の紹介文）

オーディションを経て始まったコンクールシーズンにおいても、美千代は引き続きA編成部門のメンバーとして活躍するとともに、パート内の2ndを担当して1stの海松を支えている。（劇場版『誓いのフィナーレ』）

吹奏楽コンクールへの挑戦が終わり、先輩部員の引退に伴う代替わりが行われると、美千代は新たなホルンパートのリーダーに選ばれている。新体制が発足して間もなく行われたアンサンブルコンテスト部内予選に向けた取り組みのなかでは、美千代はかねてからの活躍をトランペットパートの同級生である高坂麗奈に認められる形で彼女からアンサンブルのメンバーに誘われており、低音パートの黄前久美子や加藤葉月、トロンボーンパートの塚本秀一たちとともに管打八重奏に取り組むことになる（短編集2巻、184ページ、202ページ、223ページ）。また、その管打八重奏のメンバーであるパーカッション（打楽器）パートの井上順菜とは、互いに笑い合いながら肩を叩かれるような親しい間柄であるほか、アンサンブルの練習を重ねるうちにトランペットパートの後輩である小日向夢とも打ち解け、和やかなムードで話を交えるようになっている。（短編集2巻、213〜214ページ、252ページ）

4月の新年度を迎えて3年生になった美千代は、練習のほかに部の方針を決めるための会議にもたびたび顔を出すようになっている。とりわけコンクールシーズンにおいては、部の目標である「全国金賞」を達成するために強硬的な姿勢をとる幹部陣と、そのような環境についていけずにへそを曲げるパートのメンバーとのあいだに挟まれるような立場に置かれており、「なんか、部内の空気が重いからこっちもいろいろとやりにくいところはあるねんなぁ」という含みのある苦笑いを頬杖をつきながら幹部陣に寄越している。（最終楽章後編、173ページ）