鶏の一種については「シャモ」の記事を参照。
概要
または橋本以蔵原作・たなか亜希夫画による日本の格闘漫画作品。2008年にショーン・ユー、魔裟斗主演で映画化された。
両親を刺殺した優等生の少年・成嶋亮が少年院に入り、そこで出会った空手の達人・黒川健児に師事して「生き残るための空手」を身につける。出所してからは格闘技界に入り、無軌道なバトルを繰り広げてゆく。
登場人物
登場人物の多くは極真空手の関係者をもじった名前が多い。
成嶋亮/ナルシマ リョウ
主人公。元々は真面目な少年で、東大合格確実と言われていたが、両親の抑圧に耐えられず感情が爆発。両親を殺害し鯵ヶ崎少年院に送られる。“親殺し”と呼ばれ少年院で周りから陰湿なイジメを受ける。
追い詰められる亮だったが、黒川健児に出会い、｢生きるための空手｣を身につけることで変化していく。
成嶋夏美
亮の妹。亮と同じく両親を憎んでいたが、両親を殺した亮も許せないと恨んでいる。引き取り手がおらず風俗嬢になり、しまいには重度の薬物中毒に陥る。
黒川健児
模範囚として空手の師範を務める。心情右翼として自決した小説家に共感し、首相暗殺未遂事件を起こした経歴を持つ。名前元は黒川健時。
空手団体・番竜会の師範代で最強とうたわれていたが、亮を刺客として送り込み番竜会を潰そうとする。
菅原直人
番竜会最強の男。出所した亮はテレビで見た彼に興味を惹かれ、自分の空手とどう違うか知りたくなった亮から一方的に絡まれる。恋人の船橋萌美に手を出され、亮とライバル関係になる。
