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概要

週刊少年サンデー小学館)にて2016年24号から連載開始。

また、小学館が運営している電子漫画サイトの「サンデーうぇぶり」でも発表されている。

作者は熊之股鍵次


魔王城にさらわれた人間の姫君・スヤリス姫が安眠を求めて奮闘するコメディー漫画。

RPG的ファンタジーな世界観から成り立っており、「魔王側が勇者との戦闘バランスやフラグを管理」「蘇生の概念が存在し、死生観が緩い」「布や綿などの資材は魔物の肉体からはぎとるもの」などの特徴がある。

また、個性豊かなキャラクターや徐々に発展していく姫とあくましゅうどうしの恋愛模様は必見。


ストーリー構成は「スヤリス姫が人質なのに好き放題する」フェーズ1、「スヤリス姫が魔族との友好関係を築いていく」フェーズ2、「姫が対立関係にある魔族と人間の関係性を解消するために奮闘する」フェーズ3。


その後、それまでの魔物らしい魔物(「おばけふろしき」や「ロケットタートル」など)とはうってかわって新キャラの多くが「さっきゅん」のような人間的なものとなった。


ストーリーも進んでいくにつれ、スヤリス姫が徐々に安眠と同じくらい「魔族と人間の友好関係」を欲すようになった。


そして、現在では読者が『あれ?魔王城の人質が安眠を求めて奮闘する話じゃなかったっけ?』と思うほど同人誌顔負けレベルのバラエティ豊かな展開が繰り広げられている


あらすじ

第1巻~第3巻

かつて、人と魔が交わり共に存在していた時代。

人類統一国家「カイミーン国」の王女「オーロラ・栖夜・リース・カイミーン(スヤリス姫)」は、突如人質として魔王城にさらわれてしまった。

「カイミーン国」の民は悲しみに暮れ、姫を憂い、勇者・アカツキがスヤリス姫を救出するべく魔王城を目指して旅立った。

一方その頃、スヤリス姫は退屈で仕方ない日々を送っていた。


…寝る以外…することがない


当の魔王・タソガレはスヤリス姫を手厚く扱っていたが、スヤリス姫は「周囲には常に監視の目があり、寝具の質も前に比べて悪くさっぱり安眠できた例がない」と苦悩する。

そこでスヤリス姫は、魔王城内にいる魔物の毛や針を使って、寝具を自作する事をひらめく。

かくして姫は給仕の「でびあくま」から鍵を手に入れ脱獄、寝具の素材集めを始めるのだった。

寝具と自室の環境を整えたスヤリス姫は、その後もさらなる快適な住環境の獲得に向けて邁進し、魔物たちは毎日振り回される事になる。

そしてその安眠への情熱は、アカツキの魔王城到着を知らぬ間に遠ざけていたが、勇者一行は着実に魔王城へ歩を進めている。


第4巻

ある日、スヤリス姫は現状に不満を持つ十傑衆の一人・ハデスの旧魔王城へさらわれてしまった。

それでも動じないスヤリス姫は旧魔王城ですぐにまた寝具素材集めの探索を始める。

その後、スヤリス姫は魔族たちは皆「スヤリス姫不在の間にこれまでスヤリス姫に振り回されていたが、意外とその生活を楽しんでいた」と気づく。

魔族たちは今後勇者がやって来ても、スヤリス姫を奪われないように強くなろうと思うようになり、こうしてスヤリス姫と魔族たちは意外な形で絆を深めるのだった。


第5巻

ある時、魔族たちは「人質強化週間」としてスヤリス姫が人質である事を自覚させるため彼女が何をしても無視するという活動を始める。

しかし、スヤリス姫はまるで意に介さず、ハデスの提案で仕事を与えてもダメ。

業を煮やした魔族たちはとうとう最終手段として、魔王城の捕虜の姿を見せ「本来人間とはこのように魔物を忌み嫌う存在である」と伝えようとする。

スヤリス姫はとりあえず魔物を嫌う人間の演技をしてみせるが、なぜかスヤリス姫の演技に魔族はタジタジ…。

スヤリス姫は魔族に疑問を抱きつつ、「そもそも自分は魔族たちを恐れる必要がない位彼らを信頼している」と気づくのだった。


第6巻

ある夏の日、魔王一行はスヤリス姫が欲しがっている安眠枕を求めて人間界にある魔王城最寄りの都市・オワリノシティに到着。

そこでは人間たちが魔物へ遠回しに強い憎しみを抱いていた。

しかしタソガレは、「たとえ人間に憎まれたとしても、魔族の代表と人間の代表が正面からぶつかり、明確な決着をつけない限り現状を変えるのは難しい」と考えていた。

そして、スヤリス姫はハロウィンの仮装が因縁でそっくりさんな悪魔族の少女・さっきゅんと友達になる。


第7巻

クリスマス目前のある日、スヤリス姫はクリスマスプレゼントとして「実家に帰りたい」という手紙を差し出した。

仕方なく魔王・タソガレとあくましゅうどうしは、念のため(?)さっきゅんも連れ、四人で人類統一国家「カイミーン」のスヤリス姫の自室へ向かう。

しかし、ちょうどそこにスヤリス姫の母・「オーロラ・音無・リース・カイミーン」女王が現れ、さっきゅんをスヤリス姫と取り違えてしまう。

正体が暴かれればさっきゅんが殺されてしまうため、三人は女王を追って必死に城の奥へ入っていく中、さっきゅんは国民に向けて帰還を知らせるスピーチをする羽目に…。

しかしそこへ颯爽とスヤリス姫が駆けつけ、「魔王にさらわれ、魔王城内で魔族と交流するうちに、自分は魔族の優しさを知った。そして次第に魔族と人間の懸け橋になりたいと思うようになったので、まだ「カイミーン」には戻れない」と国民たちに声を上げる。


さらに、再度魔王に捕らわれたように自作自演する事で何とか場を収めたスヤリス姫ご一行は魔王城へ帰還するが、結局防寒具は回収し忘れてしまう…。


第8巻~第13巻

その後もスヤリス姫は日々の日常、新人魔物研修旅行、魔王城大納涼祭にて魔族との交流を深め徐々に自分自身の存在意義を確立させ、魔王城のボーナスカットにより魔族たちが意気消沈としている中、華々しい活躍を見せる。

また、タソガレも父・ウシミツに諭されて「優しい魔王」を志すようになる。


夏季強化合宿にて二人の思いは交錯し、お互いに「優しい王女/魔王の在り方」を明確化する。

その二人の思いは、姫が好きすぎて他の男への嫉妬心が収まらなくなったあまり辞表を置いて失踪してしまったあくましゅうどうしの心を救った。


第14巻~第20巻

はりとげマジロの実家に向かって年を越したり、魔王の幼馴染み・ゼツランと親睦を深めたり、ひょんなことからのろいのおんがくかと時間遡行を体験したり、王立魔族学園の視察に向かったりと、スヤリス姫の「魔族と交錯する思い」、魔王タソガレの「優しい魔王の威厳」は次第に向上していく。


第21巻~

スヤリス姫は野宿する羽目になってしまった魔族たちを助けたり、十傑衆・シルモスの心を開いたり、神族の信仰をアイドル活動によって高めたり、冥界に君臨して魂で寝具作りをしたり(!?)と、今日も安眠にかける愛で世界を救い続ける。


タソガレもまた「優しい魔王」として「人間を知る努力」を確立させるために、自分のファンであるヘタレな鳥獣飯店のボス・ヤタガラスを叱咤激励するなど、個性的な魔族たちに愛を込めて接していく。


その後も最後の十傑衆・ザスタルの歓迎や人間界の学校への視察、反魔王勢力「妖宴座」との諍いなど見どころ満載。


登場キャラクター

魔王城でおやすみの登場人物一覧


テレビアニメ

2020年10月からテレビ東京AT-XおよびBSテレ東にて放送された。

アニメーション制作は動画工房


テレビ東京での最終回は先週の放送が急遽ゴルフ番組を放送した件で延期になったため、2話連続での放送となった。


主題歌

「快眠!安眠!スヤリスト生活」

スヤリス姫水瀬いのり)によるオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲は新田目駿。


「Gimmme!」

ORESAMAによるエンディングテーマ。作詞はぽん、作曲・編曲は小島英也。

ラジオ

魔王城のラジオでおやすみ

魔王タソガレ役の松岡禎丞がMCを担当。放送局は超!A&G

YouTubeチャンネルの『Anime Channel by フリュー』にてすべての回がアーカイブ化されている。⇒チャンネルリンク

ちなみに、アーカイブ版は超!A&G版でフェードアウトして終わっていた最後のトーク部分も聞ける。


ゲスト一覧

全13回


関連イラスト

「魔王城でおやすみ」12巻発売&アニメ化記念センシティブな作品

誕生日おめでとう!4周年おめでとうございます🎉🎊


関連動画

PV第一弾

ニコニコ版はこちらから


PV第二弾


外部リンク


関連タグ

少年サンデー 小学館

姫様“拷問”の時間です…囚われの姫が魔族と仲良くやってる作品。→“拷問”でおやすみ

魔王城でおやすみ100users入り 魔王城でおやすみ500users入り

魔王城でおやすみ1000users入り 魔王城でおやすみ5000users入り

魔王城でおやすみ10000users入り


コラボタグ

聖杯でおやすみ(Fateシリーズ)

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