概要
初登場は『ドラゴンクエストⅨ』。
黒い馬、あるいは麒麟のような姿をしたモンスターだが、かつては別の姿をしていたらしい。片時も休むことなく大空を自由に走り星をシモベに従え、見つけた者の命を奪う事から黒い流れ星と呼ばれている宝の地図のボス。
…大空どころか地上にすら出られていないじゃないかという野暮な突っ込みは無しだ。
とあるクエストで一番初めに手に入る宝の地図「うす暗き獣の地図LV1」のボスとして登場するのでほとんどのプレイヤーが一番はじめに戦う宝の地図のボスである。
基本的にこの宝の地図のダンジョンに登場するモンスターは弱いが、このボスだけは非常に強い。
それ故に地図を手に入れて真っ先に突入したプレイヤー達はしばしば完膚なきまでに叩きのめされる。正に初見殺しと言ってもいい強さと言ってもいいだろう。
その実力故か戦闘前の台詞も自信と傲慢さに満ちており、ボスとしての存在感は確か。しかしそれでもこのボスは、宝の地図のボスの中では最弱だったりする。
ちなみに、このボスとまともに渡り合えるようになるのは平均レベルが40を超えだした辺りからだが、工夫すればそれ以下のレベルでも十分勝算はある。
使用技は「ジゴスパーク」・「つきのはどう」・「やみのはどう」、そして相手全体に闇属性のダメージを与える「やみのほのお」を使ってくる。
おまけに偶数ターンに2回攻撃をしてくる。
つきのはどうで攻撃力を、やみのはどうで守備力、素早さを下げてくるため戦いが長引きやすい。
『ドラゴンクエストⅩ』や『テリーのワンダーランド3D』以降のドラゴンクエストモンスターズシリーズにも登場している。なお、後に発売された『ドラゴンクエストⅪ』では雑魚敵に格下げされてしまった。
黒竜丸系のモンスター
- れんごく天馬
炎の神馬。
「ジゴスパーク」を使い、「たいあたり」で捨て身のダメージを与えてくる。素早さが高く、偶数ターンは2回攻撃してくる。「れんごく」という名の通り、炎属性に強い。
ドラゴンクエストの世界での月のクレーターはこのモンスターが走ったために焦げて出来てしまったものらしい。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは『ジョーカー2 プロフェッショナル』に登場。この作品では最強化させると特性に「つねにアタックカンタ」が追加される。それに「つねにマホカンタ」を持つ最強ゲモンと合わせる事により通称「ゲモ天」なる凶悪コンビが猛威を振るい、大いに忌み嫌われる事となった。
流石に暴れすぎたので、次回作の『テリーのワンダーランド3D』ではつねにアタックカンタを取り上げられてしまった。
- レジェンドホース
白っぽい体と金や桃色のたてがみをした神々しい馬のモンスター。ヒヅメを守る蹄鉄はプラチナキングの冠と同じ素材で出来た高級品らしい。…その割に落とすゴールドはしょぼいし高確率でうまのふんを落としていくのだが。装備と持ち物は比例しないとはいえこれは流石に…。
「あやしいひとみ」で眠らせてきたり、光の炎で相手全員に光属性のダメージを与えてくる。黒竜丸系のモンスターの中では唯一、ジゴスパークを使ってこない。なんなら完全一回行動だし。これでいいのか神馬。
- 砂塵の幻馬
黄色をした神馬。『ドラゴンクエストⅩ』の「失われた時を探して」のボス。
「サンドブレス」「はげしいいななき」「バギムーチョ」の3つの強力な全体攻撃を使ってくる強敵。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』『イルとルカの不思議な鍵SP』ではSSランクのモンスターとして登場。
- 神馬アルシオン
豪華な装飾を身に付けた神聖な馬のモンスター。
モンスターバトルスキャナーで初登場したほか、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』で配信限定で登場した。