曖昧さ回避
『ラブライブ!サンシャイン!!』の劇中ユニット、Saint Snowの楽曲→SELF_CONTROL!!
概要
1987年2月26日に『TM NETWORK』がEpic/Sony Recordsよりアナログ盤、カセットテープ、CDの三形態でリリースした4thアルバムである。
『TM NETWORK』はこのアルバムでデビュー以来初のオリコンチャート10位以内(最高3位)にランクインする。
このアルバムがヒットした直後に、同年4月8日にリリースした10thシングル『Get Wild』で本格的にブレイクすることとなる。
収録曲
- 「Bang The Gong (Fanks Bang The Gongのテーマ)」
- 「Maria Club (百億の夜とクレオパトラの孤独)」
- 「Don't Let Me Cry (一千一秒物語)」
- 「Self Control (方舟に曳かれて)」※下記「シングル版も参照」
- 「All-Right All-Night (No Tears No blood)」
- 「Fighting (君のファイティング)」
- 「Time Passed Me By (夜の芝生)」
- 「Spanish Blue (遙か君を離れて)」
- 「Fool On The Planet (青く揺れる惑星に立って)」
- 「Here, There & Everywhere (冬の神話)」
シングル版
アルバムの先行シングルとして1987年2月1日に7インチ・シングルEPとして発売。
1989年9月21には8cmシングルCDとして再発売。
曲名には「方舟(はこぶね)に曳(ひ)かれて」というサブタイトルが付けられている。
元々シングル用として作られた楽曲ではなかったものの、当時のCBS・ソニー出版刊行の音楽雑誌『GB(ギターブック)』の女性担当者が言った「これ、シングル曲にいいんじゃない?」の一押しによってシングルとして先行リリースが決定した。
本楽曲のサビの「Self Control」のラジオ・ボイスは木根尚登の声をサンプリングしたものである。
また本作のジャケット写真では、アルバムとシングル両方で木根がトレードマークのサングラスを外している。
ただし、目は影になっていてはっきりとは見えない。
アルバム版では曲の最後はカットアウトでシンセブラスの和音で終わるが、シングル版は曲の最後が30秒ほど短く刈り込まれてフェードアウト仕様に変更されている。
また、ボーカルトラックの収録テイクも異なるため、厳密にはアルバム版とシングル版は完全に別バージョンである。
C/Wの「Instrumental Mix」は、アルバム版の音源を基にしたInstrumentalである。
そのためA面とB面で収録時間が異なっている。
サビのラジオ・ボイスを含めてコーラスも全て除去されているので、所謂カラオケ版ではない完全なInstrumental曲としての構成になっている。
2008年にはglobeのカバーバージョンが11月末の『Get Wild』のカバーと続けて12月にリリースされる予定だったが、同年11月4日にリーダーの小室哲哉が5億円詐欺容疑で逮捕されたことで発売中止になってしまった。
後に『Get Wild』の方は2010年発売のベストアルバムにボーナストラックとして収録されたが、こちらは2011年発売のBOXセット『15YEARS CHRONICLE ~ON-AIR & OFF-AIR~ + UNRELEASED TRACKS』に収録された。