「人工知能特別法違反を確認。対象を破壊する」
CV:井桁弘恵
スーツアクター:藤田慧、蜂須賀祐一(ジャスティスサーバル時)
変身者
・刃唯阿
概要
『仮面ライダーゼロワン』に登場する仮面ライダーの1人。
A.I.M.S.の技術顧問、その後ZAIAエンタープライズジャパンに戻った刃唯阿がエイムズショットライザーで変身する女性ライダー。
第3話より登場。
元々(メタ的なことをいえば販促要員としてはバルカンで間に合っていると判断されたからなのか)劇中では変身して戦うことは全体的に少なかったが、ZAIA編に入ってからは更に出番が少なくなり、唯阿が第28話よりバルキリーの戦闘データが反映されたファイティングジャッカルレイダーに変身するようになってからは一時期は本格的に登場しなくなった。
劇中での描写はないが同話では公式ポータルサイトの人物相関図によれば最低でもラッシングチータープログライズキーは返却されている模様。
だが、あくまでもランペイジガトリングプログライズキーのデータ収集の為の一時的なものだったようでそれ以降は手元に再び戻っており、第33話ではZAIAの離反を決意したと同時に再びバルキリーに変身している。
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変身ポーズとシークエンス
右掌でプログライズキーをクルクル回しながら顔の左側に持ち(稀に回さない事も)、薬指でボタンを押す。バックルにセットされているショットライザーへプログライズキーを装填し、「オーソライズ」後に展開、そのままトリガーを引いて放たれた弾丸からアーマーが展開され、変身が完了する。
彼女にも不破と同じく顔に流れる涙のようなモールドが浮かび上がっており、彼女の劇中での苦労等を考慮すると、彼女もまた仮面の中で泣いているヒーローとも言える。
形態
ラッシングチーター!
"Try to outrun this demon to get left in the dust."
チーターの力を持つ「ラッシングチータープログライズキー」で変身する基本形態。
右半身にオレンジのアーマーが装着される。
高速疾走と高速の指裁きによる連射を得意とする。
ライトニングホーネット!
"Piercing needle with incredible force."
ハチの力を持つ「ライトニングホーネットプログライズキー」で変身する派生形態。
上半身を中心に、全身にアーマーが装着される。
羽による飛行や雷撃炸薬を搭載したマイクロミサイルを武器とする。
強化形態
サーバルタイガー!
"Blade spun by justice that protects lives."
Vシネマ「ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー」において「サーバルタイガーゼツメライズキー」で変身する強化形態。
使用アイテム
変身ベルト兼武器。
仮面ライダーバルキリーへの変身に用いる。
ショットガン型のアタッシュウェポン。
バルカンが反動を抑えきれず苦戦した初期型から調整されており、ライトニングホーネットで難なく使いこなしている。
- A.I.M.S.隊員用バイク
劇場版で使用。カウルにはA.I.M.S.のロゴが描かれており、支給品である事が推察される。
本編後の客演
『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』
悪魔に支配された2071年の未来で、老齢のジョージ・狩崎が長年に渡って開発したクローンライダーの1体として登場。
2021年から精神体の状態でタイムスリップして来た五十嵐さくらが装備し、無防備になっている百瀬龍之介の肉体を守る為、デビルライダー軍団と対峙した。
しかし即興な上に初めて変身するライダー、そしてさくらの戦闘スタイルと違うこともあってか、バルキリーの能力を完全には使いこなせておらず、自身が放った必殺技クラスの射撃はギフジュニアを盾にした王蛇に防がれてしまい、デビルライダー達の同時必殺技で他のクローンライダー共々変身解除してしまった。
映画のパンフレットによると、さくらが本来変身するジャンヌとのビジュアルの類似性からセレクトされたらしい(他にも、さくらはなでしことポッピーに変身している為、女性が変身するライダーである点もあるだろうが)。
『ガールズリミックス』
女性ライダー及び女性キャラに焦点が当てられる作品となっており、バルキリーも登場候補に挙げられていたが、ファンであれば大体の人が井桁弘恵女史がこの企画が発表された時期に非常に多忙である(バラエティー番組『ヒルナンデス!』水曜日レギュラーや『おしゃれクリップ』MC、ドラマ『メンタル強め美女白川さん』主演やその他のドラマ、バラエティー番組へのゲスト出演等)事を知っている為、多くの人から「忙しいから出れないかも」と予想されていたが、バルキリーの声だけながら井桁女史の本人出演が7/22に発表された。声だけではあるが井桁女史本人である為、刃唯阿本人と言っても差し支えないだろう。当初はライブラリ音声流用も検討されていたが、演者の要望で本作のための新録が叶っている。
冒頭で登場し、謎の電波人間に対して『仮面ライダーウィザード』の大門凛子と共闘するも取り逃がしてしまう。
このバルキリーの登場により、さくらはポッピーに続いて自身と縁がある女性ライダーと共演する事となる…と言いたいところだが、残念ながらバルキリーの出番は上記の冒頭シーンのみで、クライマックスの女性ライダー達による共闘にも合流することはなかったため、両者が共に並び立つシーンは実現しなかった。
余談
- 史上初の量産型で無い、レギュラーにして初期から登場する女性の3号ライダーである。
- 職業を題材している以上、「職業としての仮面ライダーも男女平等に取り扱うべき」という考えから、女性が憧れる仮面ライダーを目指して採用された経緯がある。
- ライトニングホーネットの登場により、映像作品で専用のフォームチェンジをした史上初の女性ライダーにもなった。
- オロナミンCのCMにも見事に登場を果たした為、史上初のオロナミンCのCMへ登場した女性ライダーにもなった。
- 因みにweb movieではイズも登場している為、一度に仮面ライダーの女性キャラが二人もオロナミンCに関わっているというかなり異例な状態になっている。
- 女性の3号ライダー自体は仮面ライダーメイジに続いて二人目。令和ライダーでは女性ライダーのレギュラー化が定番となり、他には仮面ライダージャンヌや仮面ライダーナーゴなど多くなっている。
- 本編に登場する強化フォームこそ無い一方で、続々と強化フォームや新ライダーが追加されて周囲が強くなる中で変身者の技量だけで激しいインフレに喰らい付くというかなり変わった状況に置かれている。尚、フィギュア王No.276インタビューによれば当初、バルキリーに強化が用意される予定だったらしい。だが、最終的に強化フォームが登場した為、晴れて強化フォームがあるサブライダーの仲間入りを果たした事になり、女性ライダー初の「専用」強化フォーム及び、女性ライダー初の「専用」最強フォームというポジションも確立した(「専用」と但し書きが付くのは同作の劇場版にて主役の最強フォームを借りる形であるとは言え女性が最強フォームへ変身しているため)。
- 名前の由来は北欧神話に登場する戦乙女ワルキューレ(ヴァルキリー)。
- スーツアクターの藤田慧氏は久々の女形でのレギュラーである。
- 変身時のプログライズキーをクルクル回す動作について、井桁氏は「CGではない」と発言しており、実際に回しながら投げて手に取ってみる視聴者が続出。中にはスマホリングとハンドスピナーを使った工作で再現している人もいた。劇中での描写では唯阿がキーを回すシーンをスローで見ると指輪のようなものが見える。そして遂に2020年2月28日にプレミアムバンダイで予約開始された「A.I.M.S.なりきりセット」にて「回せるラッシングチータープログライズキー」が登場した。ただし劇中でこれを使っているわけではないと思われる(劇中のように片手でクルクル回らないため)。
- 『仮面ライダー令和のゴージャス運動会』ではゼロワンの女性ライダーが登場しなかった。これはスーツアクターが男性であるからだと予想されていたが、瀧島南美プロデューサー曰く立像になっているからとのこと。
関連タグ
仮面ライダー一覧 サブライダー 3号ライダー 女性ライダー 銃ライダー
ツクヨミ → ゼロツー/バルキリー/アークゼロワン/アバドン → カリバー/サーベラ
○号ライダー
バルカン(2号) → バルキリー(3号) → 滅or迅(4号)