本項では『NARUTO』の登場人物について記述。生物のサソリについては「蠍」を参照。
ソォラァ!!プロフィールだ!
※現在で言う1974年生まれ(生年月日は作者岸本斉史先生と同じ)
概要
CV:櫻井孝宏
★砂隠れ所属当時は傀儡(くぐつ)部隊の天才造形師と謳われ、
周囲の砂を赤い血で染めた事から「赤砂のサソリ」と呼ばれていた。
★彼にとっての芸術は「永く後々まで残ってゆく永久の美」。
★毒物にも造詣が深く、デイダラに「俺より強い」と言わしめるほどの実力者。
(コミック収録では少々修正され「…多分な」が付け加えられている)
★普段は傀儡ヒルコの中に潜み行動、戦闘を行う。
★カンクロウの所有している3つの傀儡人形『烏(からす)』『山椒魚(さんしょううお)』『黒蟻(くろあり)』を作ったのは彼である。
★自身の作った作品には「赤砂のサソリ」を思わせるサソリのラベルが付けられている。
★人間を傀儡に作り変えた人傀儡を作れる唯一の人間で、殺してきた人間を人傀儡に作り変えてコレクションしており、その中には歴代風影最強を誇る三代目風影までもが含まれ、人数は、チヨとサクラを殺せばちょうど300人になるほどだった。
★幼少時には、父親と母親を「木ノ葉の白い牙」に殺されていて、肉親の温もりを欲している場面もあった。
★上のプロフィールにも書かれてるように、せっかちで人を待たせるのが嫌いである( 過去両親を待ち続けたからだと思われる)。上から目線のやや偉そうな喋り方をするがかなりの天才肌で洞察力も高い。
★また、実年齢は35歳だが、自身の体も人傀儡へと作り変えているため、容姿は砂隠れの里を抜けた当時の15歳のままであり、永遠に歳を取ることはない。赤髪に茶色の瞳の風貌である。
★両肩に飛行と殺傷を兼ねたプロペラのような羽と、腹部に毒が染み込み先端が尖ったワイヤーがある。
★背中にある巻物を使用することで、両手からは炎を(アニメでは岩を切る水も)使用でき、百体以上の傀儡を同時に操ることができる。サソリは、これで国を一つ落としたことがある。
★風影奪還編においてサクラと自身の祖母であり傀儡の術の師でもあるチヨバアと対戦した。前半は三代目風影の人傀儡を駆使して二人を圧倒し、敗北寸前にまで追い詰めた。しかしその後のサクラの善戦とチヨの『白秘技・十機近松の集』により、本人曰く「最後のカラクリ」である『赤秘技・百機の操演』を使用するに至った。壮絶な傀儡の戦いの果てに毒を受けたチヨとサクラに止めを刺そうとしたが、肉親を手に掛けることを躊躇ったためチヨにその一瞬の隙を突かれ、自身の最初の傀儡であり亡き両親を思って作った『父と母』の傀儡に核を刺され絶命した。
★薬師カブトの『口寄せ・穢土転生』で蘇った際、かつての自分の体であった傀儡を使うカンクロウへ、今の自分の事を「今のオレはまさに朽ちる事のない本物の人形そのもの」「かつて自分が追い求めた体だ」と語るも、傀儡を持っていなかったためカンクロウに手も足も出ずに拘束され、「アンタは誰かに操られるようなゲスじゃなかったはずだ」、「傀儡使いが操られたらお終いだろうが!」と完全に否定される。
そして、自分が求めていた永久の美とは「後世へ受け継がれるもの」という答えに至り、自分の始まりの傀儡である『父』と『母』をカンクロウとまだ見ぬ後継者達に託し、魂が開放され再びあの世へ渡った。