太平洋戦争時の日本本土への爆撃。ほとんどはアメリカ軍機によるものであるが、一部イギリス軍艦載機や、大戦末期には樺太でソ連軍機による空爆も行われた。
最初の日本本土空襲は、1942年7月のドーリットル空襲である。最初は軍事施設や工場への爆撃であったが、1945年(昭和20年)には都市の民間人を巻き込んだ無差別爆撃が実施された。カーチス・ルメイ少将の指揮で3月から4月にかけて東京・名古屋・大阪が一斉に焼け野原になり、続いて地方都市も次々と焼き払われた。
日本の主要な都市で大規模な空爆被害を免れたのは京都市と札幌市のみである(ただし両都市とも中小規模の空爆被害を受けている)。
主な日本本土空襲(死者1000人以上)
1945年
3月-東京大空襲(下町空襲)・名古屋大空襲・大阪大空襲・ 神戸大空襲
4月-城北大空襲・城南京浜大空襲・山手大空襲
5月- 横浜大空襲
6月- 浜松空襲、第一次日立空襲、 佐世保大空襲
7月- 熊本大空襲、高松空襲、徳島空襲、北海道空襲、福井空襲、津大空襲
8月-水戸・八王子・長岡・富山一斉空襲、前橋・高崎空襲、広島原爆、豊川空襲、長崎原爆、八幡大空襲