上面がフラットな台枠にコンテナを固定するための締結装置が取り付けられており、コンテナの積載に特化した構造となっている。
海外では100両以上のコンテナ車を連ねた貨物列車が運行されており、アメリカなど車両限界に余裕のある国ではコンテナを2段積みすることもある。
日本におけるコンテナ車
用途記号はコ。しかし1966年までは長物車の一つとしてチが割り当てられていた。
日本で最初に運転されたコンテナ列車は1959年に東京汐留駅と大阪梅田貨物駅の間で運行を開始したコンテナ特急たから号である。開始当初は形状が長物車に似ていることから用途記号はチが割り当てられていたが、1966年に車両形式称号規定が改正され、長物車から「コンテナ車」として分離され、記号コが割り当てられた。
コンテナ輸送は他の輸送機関への積み替えが容易で操車場での複雑な入換、組成変更作業が不要であることから、現代の鉄道貨物輸送の主力となっている。