概要
生の牛肉を細切りにし、薬味(ゴマやネギ、松の実)と調味料(醤油やごま油、砂糖、コチュジャン)で和え、中央に卵黄を乗せて供する。
食べる時は十分にかき混ぜるのが良いとされる。
牛肉の代わりに他の肉や魚を使ったもの、細切りになっていないいわゆる牛刺しもユッケと呼ぶ事がある。
因みに漢字では「肉膾」と表記する。
「肉」→ユク(Yuk)、「膾」→フェ(Hoe)と発音し、連音化して「ユッケ」。
日本語に直すと「肉の刺身」となる。
2011年春に、国内でユッケに関わる食中毒事件(焼肉酒家えびすを参照)が起きた。
これを切っ掛けとしてレバ刺しなど生肉料理の安全性が疑われ、同年10月以降、生肉料理は滅菌処理が必須となった(主な滅菌方法は加熱だが、放射線照射、薬品といった方法もある)。
そのため現在は非常に高価なメニューとなっている。
勿論、そうでないケースもあるが、馬肉やマグロなどを用いてない場合は大抵裏メニュー化しており、しかも食べるのは自己責任(=食中毒で腹壊そうが三途の川を渡ろうが店には一切の責任はない)という事になっている。