人物
種族:エルフ
ローブと杖(アンブロシア)を装備した、わかりやすい魔法使い。後に現代では禁忌とされる古代魔術を研究している黒魔術師であることが判明している。
年齢は不明だがこの世界のエルフは長命の種族らしく、29歳のチルチャックに対し「普通に子供」と発言している。
パーティ中最も常識的な価値観を持っている(逆に言えば、魔物や他種族に対して強い偏見を持っている)。魔物食には表情豊かに拒否反応を示すものの、実際に食べる段になると誰よりも美味しそうに味わっていたりする。
作中の活躍
かつて通っていた魔術学校では親が宮廷魔術士だったことも手伝って「学校はじまって以来の才女」と言われていた。ファリンとはその頃からの付き合いであり、落ちこぼれだった彼女に見識を広められ、友達になった。パーティで同行した際には身を挺して亡者を救うファリンの姿に尊敬の念を抱く。そのためファリン救出にかける意気込みも人一倍高い。
魔法に関する知識が豊富で、ダンジョンを『守護の魔物を自動で補充する、何重にも計算された高度な魔術結界』と見抜いている。魔法使いとしても遠距離の爆破・魔方陣を介した火起こし・失神魔法から水上歩行や回復魔法に至るまで優れた魔法を持つ反面、運動が得意ではないため時折パーティの足を引っ張り、それを気にしているフシがある。実は格闘職の影に隠れがちだがアンブロシアである程度の格闘はこなし、杖を持たずに攻撃魔法を放つこともできる。2年前の冒険でスライムに窒息死させられた過去を持つ。
パーティーにおける現在の紅一点であり、作中でも数少ない女性キャラクターのためかpixivでのイラストは彼女を描いたものが圧倒的に多い 。