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ねこぢるの編集履歴

2017-03-11 23:08:21 バージョン

ねこぢる

ねこぢる

日本の女性漫画家。1990年に『月刊漫画ガロ』でデビュー。同誌で「ねこぢるうどん」を連載し、人気を博す。夫は同じく漫画家の山野一。

概要

ねこじるは誤記。大抵の作品には姉弟の「にゃーこ」と「にゃっ太」が登場する。また作者自身も猫のキャラクターで描かれている。一話完結型や4コマ形式の作品が多く、基本的にかわいらしいデフォルメが為された絵柄だが、内容は障害者差別薬物殺人などをテーマにした異様としか言いようのないブラックさで最早狂気の域に達している。


しかしどこかノスタルジックで非常に人間臭い部分もあり、その日常感と狂気感から掲載誌の『ガロ』共々カルトなファンが多い。


デビュー作は連作の元にもなった『ねこぢるうどん』という一話完結の作品であり、子猫がうどん屋で睾丸を切り取られて死ぬという凄まじい内容である。

ちなみにうどん屋はあんまり悪くない。


漫画の内容は前述の通り突拍子も無い物が多いが、これは彼女自身のを元にしているらしく、『ねこぢるうどん3』には夢のメモが収録されている。


人物

1967年1月19日生まれ。

埼玉県出身。本名は橋口千代美(旧姓は中山)。

18歳の時に押しかけ女房のような形で山野一と結婚。

1990年に『月刊漫画ガロ』で漫画家デビューする。


友人の編集者によれば、実際の彼女はショートカット中性的な顔立ちをしており、スカートを履く事は滅多に無かったという。山野曰く、変な人を惹きつける何かを持っており、精神上問題のある人物に遭遇する機会が非常に多かった(その様子は著作内でも見ることが出来る)。


インドへ旅行した際には、夫婦大麻を使用してトランスし「あの世界を一生知らないまま死んでいくのはなんだかバカバカしいほど不幸だと思う」という言葉を遺している。帰国後、赤痢で閉鎖病棟に隔離された際は「ひょっとすると自分は子供の頃からずーっと隔離されてたのかも……自分はこのまま一生隔離されてる方がいーや……」と述べたことがある。


また本人の言う「波長が合わない人物」と接すると、話を聞いても全く頭に入らない上に帰宅したら寝込むほど肉体的・精神的に体力を奪われていたという。このため友人関係も非常に限られたものだった。この様な生涯の行動、言動から「アスペルガー症候群」や「自閉症」の持ち主だったと推測される。


自殺

十六回忌

1998年5月10日に自宅で首吊り自殺。享年31。


直前の5月2日にはXJAPANのメンバーだったhideが同様の手段で逝去しており、一部マスコミで後追い自殺と報道されたが、夫・山野一の弁によると「彼女自身はAphexTwin等のテクノゴアトランスに傾倒しており、関連性は全くない」とコメントしている。


山野一との創作上の関係

ねこぢるは当初「山野一+ねこぢるし」の共同名義で活動しており、夫の山野一は彼女の原作ネームの制作からペン入れスクリーントーンの貼り付けといった作画アシスタント、更にはマネージャーとして渉外担当の役回りも務めた。これら作業には二人の間で極めて微妙な関係性があったため、外部のアシスタントを入れることが出来なかったという。このため山野一がねこぢるの「唯一無二の共同創作者」であった


ねこぢるの死後も山野一は「ねこぢるy」の名義を用いて創作を引き継いでいる。2013年には新作単行本『おばけアパート前編』を上梓した。


メディアミックス

彼女の死後、作品の一部はアニメ化されており、『ねこぢる劇場』として深夜枠に放送された事もある。他にも『ねこぢるうどん』の内容をもとに湯浅政明監督によって製作されたOVAねこぢる草』も存在する。


亡くなる一年前の1997年L'Arc~en~cielのシングル『the Fourth Avenue Cafe』のc/w作「D'Ark〜en〜Ciel」のイラストも手掛けていた(hydeがねこぢるのファンであった事から実現)が、当時のメンバーsakuraが覚せい剤使用で逮捕されたことにより発売が中止になった。CD2006年の全シングルのマキシ化による再販に伴い彼女の没後から8年、本来の発売予定日から9年の歳月を経てついに公の場に出ることとなった。


関連イラスト

にゃーこねこぢる帰り道ねこぢる2おひるね


関連タグ

月刊漫画ガロ 山野一 ブラックジョーク 漫画におけるみんなのトラウマ一覧

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