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ホンダの編集履歴

2011-03-26 04:42:43 バージョン

ホンダ

ホンダとは、日本の輸送機器及び機械工業メーカー。

正式名称は、本田技研工業株式会社の通称である。HONDAとも記す。


概要

創業者は本田宗一郎。社風として新技術の研究やF1などのモータースポーツに力を入れている。

現在のキャッチコピーは「The Power of Dreams


コーポレートマーク及びエンブレム

4輪車ではホンダのイニシャルからHマークが使用されている。

また、TYPE-Rと呼ばれるモデルでは、背面が赤く塗られた赤バッジと呼ばれるエンブレムを使用する。

2輪車のロゴマークはHマークではなく、「ウィングマーク」と呼ばれる翼を模したものとなっている。


歴史

起源は本田宗一郎が浜松に設立した本田技術研究所である。

戦後乱立した2輪メーカーの中でもヤマハ発動機(以後ヤマハと表記)と並び戦後2輪モータースポーツの発展を支えた。


モータースポーツの歴史

国内レースに於いてはヤマハの後塵を拝していたが、本田宗一郎の宣言によりイギリスのマン島で行われるマン島T.T.レースへの参戦。最高位8位を獲得。またWGPへの参戦も開始し、1961年にはマン島T.T.レース125ccと250ccの両クラスで1~5位を独占した。戦後間もない時代であり、伝説的な快挙として語り継がれている。

1964年にはF1への参戦を表明し、翌年には初優勝をする。当時のホンダは2輪メーカーであり再びレース界に衝撃を与えることになる。


人物

本田宗一郎

本田技研工業の創設者。「技術者の神」「おやっさん」などと呼ばれる。

「プロジェクトX」では、感動ストーリーとして描かれているがひどいカミナリ親父で現在であればパワハラでいつ捕まってもおかしくはない。とはいえ、当時はそういう時代であったし、多くの人が「おやっさん」と呼び敬愛していることからも好人物であったことが伺える。

技術者としては市販車や新規開発の発想力、黎明期のレーシングメカニックとしては極めて優秀であったと考えられるが、近代モータスポーツのメカニックとしての技術力には疑問が残り「フォースとパワーの違いもわからない」などと言われたこともある。

また無謀なセッティングのマシンでのレース出場を強権的に行なったことで命を落としたレーサーもおり批判を浴びることもある。


二輪車におけるホンダ

世界四大二輪車メーカーと呼ばれる日本の4メーカー(ホンダヤマハスズキカワサキの頂点に君臨する世界No.1メーカーである。

ラインナップも広く、下は50ccクラスから上は1800ccクラスまである。全般的な車両のイメージとしては「優等生」と呼ばれることが多く、操縦がしやすく、耐久性も高く性能も良いものが多い。4輪車でのトヨタとホンダの関係と2輪車でのホンダとヤマハの関係は、丁度逆転した内容であることがおもしろい。

ライダーには癖のあるバイクが好きな人も少なくはなく、優等生=無個性と感じる人にはデメリットに感じることも多いが、過激なスポーツモデルや癖のあるモデルがないわけではない。


小型バイク・原動機付自転車1種2種(1~124cc)

認知度も高くバイクを知らない人でも車名や形は思い出せるレベルであり、同社の代名詞とも言えるカブは、ものすごい耐久性と燃費の高さによる経済性で郵便配達や新聞配達等、実用性が求められるニーズに応えている。そのためデビューから半世紀経つのに未だ生産され続け、「世界で一番生産されたオートバイ」となっている。

結果としてではあるが、カブにシルエットが似た2輪車を全て「カブ」と呼ぶ(高齢者に多い)風潮があるが、そもそも原付スクーターを全て「カブ」と呼ぶのはいかがなものであろうか?(カブはミッションを持つ2輪車であり、所謂スクーターではない。またカブは50ccに限定した車種でもない)

なお、ホンダにはベンリィという車種があり、実は燃費はこちらの方が上だったりする。


中型バイク(125~399cc)

400ccクラスで有名なのはCB400SuperFourである。400ccは中型免許用の排気量だが、CB400SFは教習車として多く利用されることもあり同クラスの代名詞的存在である。

250ccでは、WGP参戦モデルのレプリカであったNSR250シリーズが特に有名であり、現在でも中古市場において高額での取引が行われる。


大型バイク(400cc~限定なし)

そして401cc以上では白バイとして有名なVFR800Pが存在する。ベースのVFR800は日本ではあまり見かけないが、白バイ仕様は実際にお世話になった人だけでなく、駅伝などの長距離走の先導車両としてTV中継などでよく見かけるバイクである。ただし、最近の白バイは規制の関係でCB1300SFにシフトしつつあるため、いずれはこちらが白バイの代名詞になるだろう。


スポーツバイクについては、特に大型(600cc以上)のものは現時点ではどのメーカーもしのぎを削って競争している状況なので、トップであるメーカーはめまぐるしく変わる。そのため業界トップのホンダとて常にモデルチェンジを繰り返している。しかし、バイクでは通常逆輸入しないと入手できない大型スポーツバイクを国内向けにも販売しているのは現在ではホンダだけである。

国内向けのものは規制等の関係で性能は海外向けのものより劣ってしまうが、値段や保証、そして比較的簡易に海外向けの性能を得られることから、国内向けも需要はある。


仮面ライダー

平成仮面ライダーシリーズにスポンサーとして参加している関係で、アギトからずっとライダーが乗るほとんどのバイクのベース車両を提供しており、仮面ライダーとコラボしたチームでの鈴鹿8時間耐久レースへの参戦も行っている。


四輪車におけるホンダ

基本的には前輪駆動車専門と言わんばかりにFF車だらけの会社で、クルマの設計にやたらとスポーティな味付けをしたがるのが特徴。近年のラインナップでFFレイアウトでなかったものはMRのNSXとFRのS2000のみである(4WDは除く)

これは本田宗一郎の自動車設計における思想が強く影響している。消しゴムを鉛筆で動かす際に、後ろから押すよりも前から引っ張ったほうがコントロールが容易だとする喩え話などは有名である。


特徴

販売されるクルマは全体的に足回りが固く、「同乗者に辛くドライバーに優しい」クルマが揃っている。また、以前はトヨタと比較して走りはいいが内装がショボイとも言われていた(現在ではかなり改善されている)

これらの事から、高級車が苦手で販売も芳しくはない。但し、積雪の多い地域では他メーカーのFR高級車は乗りづらくホンダ車の比率が上がるという話もある。


ライバルに比べ価格が割高と言われるが、ホンダ車は全車種が標準で他メーカーで言う「寒冷地仕様」となっていることも影響しており一概にはいえない。また、ディーラーでの販売方式が問題であるともされている(オプションの組み合わせがパターン化され自由に選ぶことができず、結果的に不要なオプションを付ける必要がある)

購買層にクルマ好きが多く見られるが、現在はFR車がラインナップに無いことやスポーツモデルが少なくなっていることから「ダメクルマ会社」「ミニバンメーカ」と呼ぶ者もいる。


最近は大企業化しすぎたためか作るクルマは保守的で、多くのクルマ好きが「ホンダスピリット」の込められたファンスポーツモデルを待ち望んでいる。


ミニバンメーカ

特に自走式冷蔵庫(いわゆるミニバン)ブームが始まって以降は冷蔵庫ばっかり作ってスポーツ系車種ほか冷蔵庫販売の邪魔になる車種を大量虐殺するという事件を引き起こしている為に批判の種にされることがある。(犠牲車の例:CR-X、ビート、インテグラ、プレリュード、NSX、アコード&トルネオEuro-R、S2000、Type-Rシリーズ、トゥデイ……)

とは言えバブル崩壊後オンロードスポーツは斜陽の時代であり、この傾向はホンダに限った事ではない。

但し、ミニバン自体は当時は画期的なものであり、オデッセイ発表当時においてはホンダらしい斬新な車種であったと言える。また、低床シャシーを利用したオデッセイの全高削減を行うなどエポックメーカーとしての気概は失われてはいないとも言える。


……その流れの中、ついにはホンダの代名詞とも言えるシビックも闇に葬られた(米国では引き続きシビック及びシビックSiを継続生産・販売する)。これら一連の車種整理は、本田宗一郎の教えである「売れる場所で売れるものを作る」という考えに起因しており、日本において需要がないと判断されたということであり、ホンダからしてみれば「文句をいうなら買ってくれ」というところであろう。


尚、時にトヨタにあっという間にそのコンセプトをコピーされてしまい、泣きを見ることがある。

特に「ハイブリッドをみんなのものに」と値下げを行った2代目インサイトのデビュー後に登場したプリウスの価格設定に関しては各方面で「明らかなインサイト潰し」としばしば批判される。

もっともインサイト自体はシャシーがフィットと共通と言うこともあってホンダ自身にとっては充分ペイできる商品だったので、逆に相手の販社の体力が削れるというライバルの壮絶な自爆の後、CR-ZやフィットハイブリッドといったHV反攻に出ることが可能になった。


関連イラスト

SAF1/INTERIM CAR 07


関連タグ

HONDA TYPE-R VTEC F1

インテグラ シビック S2000 NSX


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