曖昧さ回避
- 全身が毛に包まれた妖怪。※この項で説明
- 上記の妖怪を自画像とする漫画家。→毛羽毛現(漫画家・薬剤師)
妖怪の毛羽毛現
毛羽毛現は、鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』に記された妖怪の一種。「希有希見」・「希有希現」(希にしか見ることが無いという意味)とも表記される。姿は毛むくじゃらで、その正体・目的は不明。
石燕による解説文は、秦が滅びた後、山に逃れた宮女の一人が170年間松葉を食べ続け、毛深くなり空を飛べるほど身が軽くなり仙人「毛女」を、姿かたちの説明で挙げているものである。
当時日本に入ってきた毛むくじゃらの洋犬をモデルに描かれたという説もある。
近年の妖怪図鑑などでは、床下や湿った場所におり、家に住みつかれると病人が出るという疫病神的な性質をもたされている。
創作での扱い
水木しげる作品
『ゲゲゲの鬼太郎』では、大きな鶏姿の妖怪自動車ふらり火で子供をさらい、その魂で太古の恐竜を復活させて現代文明を破壊しようと企んでいた。
忍者戦隊カクレンジャー
第14話「俺は貴公子だ!!」で、病気を流行らせようとする医者に化けた妖怪軍団ケウケゲンとして登場。正体は毛むくじゃらの身体に南洋風の仮面をいくつもつけた姿だった。
朧村正
尾張の「魔窟・疫病神」に登場する。毛目玉を飛ばしたり、毒ガス、放電攻撃をしてくる。倒すと「檜の数珠」が入手できる。