概要
アニメでは第二期として1991年から放送された(第一期は86年に終わっており少しラグがあり、声優がかなり変更されている)。
全36巻のうち実に1/3を占める大長編なのだが、キン肉マンチームとゼブラとの戦いの最中にゆでたまご原作担当の嶋田が腰痛を発症し、1985年38号から49号まで休載となった(再会直後、キン肉マンとロビンマスクはこの休載を早速ネタにしている)。
邪悪五神が遣わした運命の5王子とその部下達との死闘を制し、キン肉スグルがキン肉星大王となった。
メイン画像はロビンマスクの最期。
物語の根幹の一つにキン肉星・キン肉大王家の「御家騒動」があるためか、「確固たる社会的な立場を持ってしまったがためにおいそれとキン肉マンに加勢出来ず苦悩するテリーマンやロビンマスク、「ミート君の公式戦初勝利」、全編通じてベストバウトの呼び声も高い「キン肉マンソルジャー率いる超人血盟軍の死闘」など、見せ場の多いシリーズである。
なお、漫画掲載中の1987年にファミコンで同名のゲームソフトが発売されたが、なぜかプロレス格闘ゲームではなく横スクロールアクションだった。これを記念してか、キン肉マンとサタンクロスとの戦いではファミコンの要素があるデスマッチが組まれている。
あらすじ
時は1984年。超人オリンピックV2、悪魔超人軍の撃破、宇宙超人タッグトーナメント優勝と、あらゆる栄誉を手にしたキン肉マンは、もはやだれ一人ダメ超人扱いなどしない、全宇宙の英雄となった。その姿を見て父である現キン肉大王・キン肉真弓は王位継承を決意し、105の超人の神に伺いを立てる。
100の善神たちは当然これを受理したが、邪悪五神はキン肉マンの火事場のクソ力が完璧超人すら超えることを受け、天上界への影響を懸念しこの提案を妨害することに決定。キン肉マンことキン肉スグルが生まれて間もなく起きた病院火災での嬰児の取り間違いを引き合いに出し、同日に生まれた5人の超人を運命の5王子に仕立て上げた。
そして10月の継承式の日、委員長の元、アイドル超人たちに次々と冠位と勲章が渡され、いよいよキン肉マンの王位継承の刻を迎える。しかしそこに邪悪五神たちは待ったをかけ、5王子たちを繰り出しスグルの継承権に疑問を呈する。キン肉マンは最後の難関を超えるべく、仲間たちを集め邪悪な5王子へと立ち向かうのだった。