本社は東京・大手町にある。なお、元々は銀座に本社を構えており、本社屋立て替えの際、銀座に暫定的な本社を置いたことがあった。また、東京大空襲で本社屋が焼けたときは、築地本願寺の一角を間借りしたことがあった。発行元の読売新聞社は読売ジャイアンツや日本テレビの親会社でもある。
概要
朝刊の部数は長年公称1000万部を超えていた。1000万部を割り込んだ今も、2位の朝日新聞を引き離し、ダントツで世界一の発行部数を誇る。
「プロ野球の父、テレビ放送の父、原子力の父」正力松太郎、「販売の鬼」務臺光雄、「メディア界のドン」渡邉恒雄など、歴代トップは代々強烈なキャラクターの人物である。
1997年の函館新聞への記事配信を皮切りに、「地域紙記事写真配信サービス」を開始し、多くの地方紙に読売配信の記事が掲載されるようになった。読売からの記事提供を受けている地方紙は読売系列と誤解されることがままあるが、同サービスを受けている地方紙は福島民友以外資本関係はない。
日本の新聞で初めて人生相談を掲載したことでも知られる。1914年にスタートした「身の上相談」→「人生案内」がそれで、2018年現在も掲載中。
論調
現在の論調は中道右派・親米保守であり原発推進派だが、これは渡邉恒雄が主筆になってからで、それまではリベラル(中道左派)な論調だった。
2000年代の自民党政権期〜民主党政権時代は自民党や日本経団連を支持する姿勢を基調としつつも、改憲や消費税増税などを実現するため民主党を取り込む(大連立)ことを主張していた。
自民党の政権奪還後は、政権支持の色合いを明確にし「政府広報紙」「大本営発表」などと揶揄されるほどになっている。
2014年には、従軍慰安婦問題や吉田調書報道をめぐる捏造報道問題に関して朝日新聞が信頼を失ったことから、政府関係者からは「新聞は、読売の一紙だけ読んでいれば十分」と言われているとか...同年には朝日新聞に対し大々的なバッシングを行ったが、購読部数は全国紙の中でも最大の66万部以上の減少となった(朝日新聞は48万部減)。
航空関連
朝日新聞同様取材用飛行機とヘリコプターを所有しているが、朝日が「航空部」と呼んでいるのに対し、こちらは「機報部」と呼ばれていたことがある(現在は他社同様航空部と名乗っている)。独自でヘリコプターを開発したり(結局飛ぶことはなかった)朝日新聞のセスナサイテーションに対抗してかアメリカ・ホーカービーチクラフト製のビジネスジェット機であるホーカー400を投入したのはよかったがわずか1年で新潟県佐渡島に落としてしまったり(これに懲りてかここも後にセスナサイテーションを投入)宙返り出来るヘリコプターとして知られたユーロコプタードイツBo105を長らく運用したり、長らく機体に付ける愛称が「よみうり○○○(数字)号」とものすごくいい加減だったり、福岡・西部本社のヘリコプター所属をやめてしまった(そのためヘリ取材は福岡放送が担当)と他の新聞社の航空部のご多分に漏れずかなりイカれたところがある。
話題
2012年10月、ハーバード大学研究員の森口尚史が「iPS細胞を使った世界初の心筋移植手術に成功」と一面で大々的に報道したが、後に研究の内容も森口の肩書きもすべて嘘だったことが発覚。森口は朝日・毎日・日経にもこのネタを持ち込んでいたが騙されたのは読売だけだったことから、読売は大いに面目を失う大失態となった。
読売新聞に連載された漫画
朝刊
夕刊
日曜版
関連タグ
ジャイアンツ 長嶋茂雄 ヴェルディ川崎(過去には読売新聞が資本参加していた)
外部リンク
SUGOIJAPAN 主催企画