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ロックマンX(漫画版)の編集履歴

2019-07-03 21:47:28 バージョン

ロックマンX(漫画版)

ろっくまんえっくすまんがばん

岩本佳浩先生により1994年から1998年まで「コミックボンボン」で連載された「ロックマンX」の漫画作品

教えてくれよ・・・お前の・・・つくる 懐かしい・・・概・・・要・・・へ

岩本佳浩先生が「コミックボンボン」で連載をしていた「ロックマンXシリーズ」のコミカライズ。力の入ったストーリー描写が特徴で後の開発陣にも大きな影響を与えている。岩本先生独自の作風、キャラ付けが多く、何よりも本作ではエックスレプリロイドの中で唯一涙を流すことが特徴。

本作はボンボンぼ当時の編集部の以降により、X4が連載中に打ち切りが決まってしまい、終盤は駆け足気味で完結を迎えてしまった。

ファンの間では「この作風でエックスvsゼロを見てみたい」という声があったが2018年11月にプレミアムバンダイ限定商品「ロックマンX 25周年記念 メモリアルカードダスエディション」の付録として、短編漫画『ロックマンX5 IF』が収録。

ゲームとは全く異なる独自の展開・結末ながらも現実のものとなってしまった


あらすじ

人間を守るために開発されたレプリロイドが、人間より優れた存在であると人類を襲いはじめた。

しかし、開発者の博士は最悪の事態を予測して、最後の切り札として人類を守るため、絶え間なく成長を続けるレプリロイド=RockManを残しておいた・・・・。


登場キャラクター

メインキャラクター

エックス

ロックマンX25周年イラスト

主人公。 機械の身でありながら無限の可能性を秘めた、『RockMan』の名を継ぐ者。

武器は腕が変形した光弾銃「エックスバスター」であり、フルチャージした光弾は、強大な敵も一撃で撃破することもある。当初は左腕のみバスターに変形していたが、X2編オストリーグとの戦闘で負傷した際に、ケイン博士に改修してもらった際に改造してもらい、右腕もバスターに変形できるようになった。バスターだけではなく、雑魚とはいえパンチで敵を貫き、扉を破壊したこともあり、かろうじてとはいえ巨体のバッファリオを投げ飛ばすなど膂力にも優れている。特A級ハンターを超える者の力とされ、「三角飛び」を使用する際は、背中に2つの噴射孔が展開し、それで加速を付ける。当初はフットパーツなしではダッシュ機能を使用できなかったが、シグマ軍との最初の戦いの後はフットパーツなしでもダッシュが可能になった。当イラストのように波動拳は使用していない。

性格は心優しく繊細。戦いを好まないが、最後まで諦めない不屈の闘志を秘めている。その性格をボスからは「甘い」「青二才」などと侮られる事が多いが、一部の思慮深い者だけは彼の本質を見抜いている漫画版独自の設定でレプリロイドの中で唯一涙を流す事ができる。喜怒哀楽が豊かで、時にはコミカルな表情を見せることもある。惨殺死体を見て嘔吐までしており、その際、ゼロに「人間臭い」と呆れられている。ゼロと同じく恋愛には疎い面もあり、女の子の服の趣味はマーティ曰く「悪い」。


ゼロ

ゼロ(ロックマンX)

最初は第17精鋭部隊に所属していたが、後に第0特殊部隊の隊長になる特A級ハンター。エックスの親友であり、よき理解者。エックスの本質を自分以上と見抜いており、彼に対して絶大な信頼と希望を抱いている。彼の性格に対しては甘いと評しつつも、自分が持ち得ない豊かな感情表現に嫉妬することもあり、X4終盤では彼を殴った。シリーズ当初は彼本人の出番が少ないこともあって、公式のような冷静で時に冷淡という性格をしていたが、エックスに感化され、次第に非常に熱いキャラクターとなる。その性格描写は原作よりはるかに多く、特にギャグ描写における原作ゲームとの印象の違いはエックス以上である。本作ではヘルメットの下がオールバックになっている。初期は「ゼロ先輩」と呼ばれていたがいつのまにか呼び捨てになっていた。


シグマ

こんかいも わたしの まけのようだ

恒例の黒幕。本作では顔の傷が自身に逆らって人間の味方をしたカイル(同じ部隊の特A級ハンター)を右手の指に搭載した銃で射殺した後に、発射時に生じた熱を利用して自ら焼きつけたものとなっている。岩本氏は何度も復活することから、復刊版のあとがきでシグマが1番描きづらいキャラクターであったと述べている。


VAVA

ロックマンX 20歳だぞ!

元特A級ハンター。伝説のRockManとの戦いを欲している。単なる戦闘狂かと思いきや、ピアノも弾ける芸達者でバーボンが最も似合うレプリロイド。後の「イレギュラーハンターX」のVAVAに影響を与えるほどのハードボイルド臭漂う台詞の数々で強烈な印象を残しいる。X1、X3共にエックスに敗北するもののその強さは驚異的でライドアーマーの爆発を受けてもほとんどダメージを受けないほど。本作を読んだ後にX8のVAVAの会話を聞くと違和感が半端なくなる。


ケイン博士

メインキャラクターでは唯一の人間キャラクターであり、世界で初めてレプリロイドを製作した人物。機械に対する知識は相当に高いレベルで、同じく高い才能を持ったDr.ドップラーとは人間とレプリロイドの立場を超えた友人同士であった。飄々としながら軽薄に思われがちな言動をしているが、 死んだレプリロイド達の墓を立てたり、絶望的な傷を負ったゼロやバッファリオの修復を試みたり、道を見失っていたエックスやDr.ドップラーに言葉を投げかけるなど、レプリロイド達を子供のように思い、大切にしていることが窺える。

ヘチマールステージを単身突破して戦闘中のエックスを狙撃するという離れ業を披露したハイスペックじーさんでもある。

X4でもそれなりに登場しており「X5 IF」でも僅かながら登場している。


ライト博士

原作同様、エックスにアーマーパーツを与えるが、本作においてはカプセルに留まらず、様々な場所や状況下でエックスの前に現れ、彼を導いていく。その正体を知らないエックスからは「白衣の老人」「おじいさん」などと呼ばれている。道着を着て波動拳を伝授しない。


マーティ

岩本氏のXにおけるオリジナルキャラクターの代表格。詳しくは本人の項目を参照。


各章のキャラクター

X1

ピエロット

ピエロ型レプリロイド。腕を伸ばすことができる。X1第1話に登場。

イレギュラーと化し、人間相手に殺戮ショーを行い、立ちはだかったエックスを退けた後、襲った少女の愛犬を殺害。戻ってきたエックスに対し、「同じレプリロイドを撃つのか?」と発言して、エックスを動揺させるが、ゼロに撃たれる。


間違ってもクズロットの仲間ではない。


マルス

元は第17精鋭部隊に所属するランク不明のハンターでエックスの友人。本編開始前に第13極地部隊の隊長として栄転する。「勝負を決するのは、自分を信じる誇り」を信念としている。シグマが反乱を起こすと反乱軍の参加を巡って、同じ第13部隊の特A級ハンターであるアイシー・ペンギーゴと対立する事となり、直接対決で敗れ部隊の実権をペンギーゴに奪われてしまった上、自身は氷漬けにされてしまう。

その後エックスとペンギーゴの対決の最中地震の影響で再起動すると、手練手管でエックスを翻弄するペンギーゴを羽交い絞めにし、自分たちの誇りを守るためにエックスのフルチャージバスターにペンギーゴ共々貫かれた。最終的にはマルス自身が愛したアラスカの地にエックスの手で埋葬された。


ティル

A級ハンターの称号を持つ女性型レプリロイドでストーム・イグリードの恋人。イグリードを介してゼロと友人になる。武器はバスター。

自身が警護する旅客機がイレギュラーにハイジャックされ、自らも囚われの身になるが救援に駆けつけてきたゼロによって救出され、ゼロと共にハイジャック犯を追い詰める。しかし、ハイジャック犯が隠し持っていた爆弾を負傷したゼロに代わり機外へ投げ捨てようとした際、機体の大きな揺れで爆弾もろとも外に放り出されてしまい、爆弾の爆発を受けて殉職してしまった。

この事件の後にイグリードは第7空挺部隊に転属してしまい、ゼロはティルのことで自分を恨んでいるとイグリードへのわだかまりを抱くようになった。


カイル

第17精鋭部隊に所属する特A級ハンター。シグマの企てに対し異論を挟んだために、シグマの手でスクラップ同然の重傷状態にされ、エックスの眼前でシグマにとどめを刺された。


アイシー・ペンギーゴ

反乱を起こしエックスの親友マルスを氷漬けにして捕らえた。エックスを見下しており、ことあるごとに「B級」と嘲る自信家。フットパーツを手に入れて機動力を増したエックスに追い詰められマルスを盾にするが、地震の影響で補助電源が作動したマルスに動きを封じられてしまい、エックスのフルチャージバスターで撃ち抜かれた。特A級ハンターらしく一時はエックスに戦意を喪失させるまでの実力を示したが、どちらかというと臆病で卑怯な小物臭い性格に描写されている。


スパーク・マンドリラー

「いかなる手段を用いても任務を遂行してこその忠誠だ」として、エックスに倒された部下を「クズ」と罵る、非情な戦士。当初はエックスを圧倒したが、ゼロのアドバイスを思い出し、ペンギーゴのチップでショットガンアイスを使用したエックスに腕を凍らされ、戦意を喪失した。エックスの秘められた強さに伝説の「ロックマン」の面影を見てエックスに命乞いをしたが、突如現れたシグマの立体映像を伴う攻撃ビットによって処刑された。


スティング・カメリーオ

ソフトはレコード、プレイヤーは手回し式の骨董品により鑑賞するクラシック音楽に傾倒し、戦いをダンスパーティーに見立てる倒錯した嗜好の持ち主。名古屋弁と思しき喋り方が特徴。エックスを捕獲するようにとのメッセージを伝えてきたシグマの使者を惨殺し、命令を握りつぶす。動物達を洗脳・武装させてエックスを襲わせる。動物の武装を解除して最奥部までやってきたエックスと戦闘を開始、変色機能でエックスを翻弄し、エックスバスターを「もってあと1発か2発」という破壊する寸前までダメージを与えるが、エックスが暗闇の部屋に向けて放ったバスターの強烈な光によって変色機能を麻痺させられ、最後の一発の直撃弾を受けて砕け散った。直後、エックスからは「力にさえ溺れなければ、いいハンターになれただろう」と称された。この漫画版では、外皮に鱗のようなアレンジが加えられている。


アーマー・アルマージ

礼を尊ぶ武人で、一人称は「某」。カメリーオに強い不信感を抱いており、彼を倒したエックスにバスターを修理した上で果し合いを申し込むがこの行為にシグマは激怒し、ビームサーベルで彼の顔に一本傷を入れる。シグマの命令を無視して正々堂々とエックスに戦いを挑み、バスターのビームを反射する全身のシールドで彼を追いつめるが、本作では「高速回転装甲」の名前が付けられた体を丸めての体当たり攻撃を確実な物とするために、体内に高性能かつ精密なセンサーを搭載していたことが仇となり、エックスのエレクトリックスパークによって敗北した。シグマに対する忠誠の証として、ボディ内部に裏切りと同時に起動する爆弾による自身の爆破からエックスを守るため、体内の起爆装置ごと「レプリロイドを切ることができる唯一の”妖刀”」紫炎を使って文字通り”切腹”した。最終的にVAVAの攻撃からエックスを庇って戦死する。身を挺して守り抜いた部下たちに至っては、先にVAVAによって皆殺しにされていた。この武人的性格は後のイレギュラーハンターX版のアルマージに逆輸入される。


バーニン・ナウマンダー

小型のCPUボールがレプリロイドのスクラップを吸収して生まれ変わった存在として描かれている。幾らボディを破壊されても本体がダメージを受けない限り、捕らえたレプリロイドたちからパーツを奪うことで何度でも再生可能。再生のための核を搭載している左胸だけは装甲が厚くなっており、そこを「再生と共にバスターを同化させ、内側から撃ち抜く」という奇策によって敗北した。本体が転げ落ち、レプリロイドから見下されていた自身の辛い過去を吐露。エックスからマルスの信念である「誇り」とそれによりナウマンダーに勝てたことを伝えられ、エックスを通すことにした。エックスから贖罪を条件に存命を許され、工場地帯に留まることとなる。


ストーム・イグリード

元々は第17精鋭部隊所属で同期たちの憧れの的でもあったが、おべんちゃらばかり言ってくる彼らに対して一喝する厳格さも見せた。その直後にゼロと出会い、最初はケンカばかりしていたが、互いを認め合うようになっていった。恋人のティルが殉職した後、ゼロと顔を合わせることなく、第7空挺部隊に転属。

エックスとは2回に渡って交戦。1戦目は圧勝した上、駆けつけたゼロとの戦いでも、ゼロの心に迷いがあったことから勝利。2戦目では、エックスに自らの弱点が背中であることを教えるほどの余裕も見せるが、エックスのダッシュジャンプバスターで背中を破壊され、地上に落下するはずだったエックスも強風が来ることを読んでいたために落下死せずに生還。戦い終わった後「エックスがヘッド強化パーツを手に入れるに相応しいかどうかを試すために、悪を演じていた」ことが、ゼロの口から明らかになり、エックスを称賛した後に機能停止。ゼロの手によって、ティルが眠る空へと打ち上げられた。


ランチャー・オクトパルド

漫画版オリジナルの設定として、触手それぞれに敵のエネルギー波長を感知し自動追尾するセンサーや、超振動機能で敵をパーツ単位にまで破壊するシステムが搭載されている。一人称は「わし」だが、倒される直前には「俺」と発言する。卑劣な性格で、バスターを無効化するサイドス溶液を戦いの舞台にする事によって戦局を優位に進め、さらにマーティを触手の超振動機能で破壊するも、その残骸がエックスバスターのエネルギーを帯びたことによってトドメの際にエックスバスターの波長に設定していたためにセンサーを狂わされ、最後はマーティの三叉槍を持ったエックスに顎から脳天まで貫かれ絶命してしまう。


ブーメル・クワンガー

常に丁寧な口調で話す。自らの頭脳をタワー最上階の壁面全体に移植・増築していたため、レプリロイドの限界以上の速さで動けるという設定が加えられている。最期は日本を消滅させるためにチャージしていたエネルギーを転用され、エックスの一撃によって最上階ごと灰燼に帰す。シグマ軍で活動するようになってからは本人曰く「退屈な優等生(ハンター)時代と違って、毎日が楽しい」。

のちに兄弟であるグラビティー・ビートブードの尽力によって復活。残されたわずかなチップから台詞がカタカナになっており、下半身は浮遊ユニットで代用された姿になった。ビートブードによって壊された右腕にバグホールを纏わせたエックスの奇策によりバグホールに吸い込まれるが、中和せずにブラックホール化する。かつての戦いの時と同じく外部エネルギーで強化されたエックスのバスターで完全に消滅した。


残りのキャラも追記予定・・・・・・


関連イラスト

MMX Manga: X vs Octopus2016年度版 6月10日はロックマンXの日!?

2017クリスマスロックマンX・20周年おめでとう!没案


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ロックマンX

岩本佳浩

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