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"X"は、より複雑な人間的思考能力を持つ新しいタイプのロボットである。

しかしこの能力は、非常に危険なものでもある。

もし"X"が「ロボットは人間を傷つけてはいけない」というロボット工学の原則を自らの意思で破ったならば、

恐らく何者も彼を止めることはできず、結果は恐ろしいものとなるだろう。


30年もあれば、彼の安全性を確かめることは可能である。

しかし、私の命もそう長くもなく、私の研究を託せる者もいない。

それゆえ私は、このカプセルに彼を封印する。

このカプセルは、彼の安全性を確かめるまで彼の内部構造を検査してくれるものである。

そのときまで、どうかカプセルを開けないでもらいたい。


"X"は無限の可能性と共に、無限の危険性を孕んでいる。

私はただ、最良の結果を望むのみである。


20XX年 9月18日 トーマス ライト


俺がこうして立っている限り、望みはある!!


担当声優


概要

ロックマンXシリーズ』の主人公。

身長160cm(『コマンドミッション』のみ165cm)・体重57kg。

ちなみに先代ロックマンは身長132cmに対して体重は105kgもあり、ほぼ半分近くにまで軽量化がなされている。

一人称はXでは「俺」・ゼロでは「ボク」で、外見年齢は14~15歳ほど。

そして、その未来に相当するロックマンゼロシリーズおよびロックマンゼクスシリーズでも姿や形を変えて登場し、平和のために戦う各シリーズの主人公達へ、様々な形で力を貸す。


なお、彼の名は「エックス」であり基本的に「ロックマンエックス」と呼ばれることはないが、説明書やキャラクターセレクト画面などでは「ROCKMAN X」「ロックマン X」と表記されている場合もある。

岩本佳浩による漫画版では伝説のレプリロイドとして「ROCKMAN」の名が伝えられており、それと同一視する形で「ロックマンエックス」と呼ばれる場面がある。


真面目で正義感に溢れるが、心優しく非情になりきれない性格で、それゆえに悪党を許せない正義感戦いを嫌う心優しさの間で板挟みになり、思い悩み葛藤する様子がシリーズを通して描かれている。


何かとよく思い悩み、親友のゼロ曰く「いつも悩んでばかりいる意気地無し」とのことだが、そうして苦悩しながらも自分なりに信念を貫こうとし、「だからこそ英雄になれた」とも語られている。

また、素直かつお人よしで、あまり人を疑わないためつけ込まれることがよくある。(こいつうっかり捕縛されたシーンとか。)


内部機構及びその潜在能力については解析不能なものも多い。Xの時代から更に年月が過ぎたゼロシリーズでも完全解析(ゼロシリーズではイレギュラー戦争と妖精戦争の影響で文明も荒廃していたのも大きいだろうが)は出来なかったようである。


漫画版だとを流す唯一のレプリロイドという設定。それとメットの下はロックと同じ髪型という描写が、復刻版で加わっている。


ロックマンXにおけるエックス

無題

初代ロックマンの制作者にして、作中で『ロボット工学の』として称えられているトーマス・ライト博士によって生み出された、「悩み、考え、行動する」という従来にはない機能を備えたロボット。ライト博士によれば、この機能は「機械が人間や他の生物と同じように進化できる可能性をもたらす」としている。


しかし、ライト博士は、エックスのほぼ人間と変わらない感情や悩むという能力が、ロボット工学の原則に対しても疑問を抱かせ、人間に危害を加えてしまうかもしれないことさえ予期していた。

そのため、安全性が証明されるまでカプセルに封印され、後にケイン博士によって発見された。

完成年は不明であるが、封印したのは20XX年9月18日頃と思われる。

“X”とは「無限の可能性」あるいは「危険」を意味している


ライト博士の予測ではエックスの安全性を精査するにはおおよそ30年はかかるという。その為、二つのスペックデータファイルに加えて上記の警告文のデータファイルを遺していた。カプセル自体が封印と同時に精査システムの役割を持っていたようである。その内容を見る限り、博士が晩年に製作した模様。


ライト博士の数世代先を行く技術力の粋を結集させて制作されたエックスは、当時のロボット工学の第一人者であるケイン博士をもってしても完全解析は出来なかった。そして、エックスを参考に開発された完全人間的思考型ロボットがレプリロイドである。

つまりエックスは全てのレプリロイドの始祖的存在であり、エックス(とゼロ)は厳密にはレプリロイドには含まれない


ちなみに、ライト博士製作のロボットで唯一最初から戦闘用として作られている。未来でレプリロイドの存在が更なる争いの原因になることをライト博士は予見していたのかもしれない。

ロックマンとエックスの関係は製作者が同じであり、エックスが後継機である事以外の情報は不明だが、唯一エックスの腕に内蔵されている「エックスバスター」の正式名称が「ロックバスターMk.17」である事からロックバスター自体の改良は100年前の世界では度々行われてきた事が窺える。ケイン博士はこのエックスバスターの技術を戦闘用レプリロイドを開発するときの参考にしており、その為かレプリロイドの始祖でもあるエックスは倒したボスの特殊武器のチップを搭載し使用できるようになっている。


ケイン博士に保護されたエックスはやがて、イレギュラー化したレプリロイドを逮捕・破壊する治安維持組織「イレギュラーハンター」に所属する。

第17精鋭部隊に配属されたエックスだったが、心優しい性格で悩むことが出来るエックスは、ただイレギュラーを破壊するというイレギュラーハンターの任務に疑問と深い悲しみを抱くようになる。そのため、戦闘でも非情になりきれず、常にB級ハンター止まりで終わっていた。周囲の仲間からも軽視され嘲笑されていたが、同僚でライバルであるゼロや上官であるシグマなどはエックスの中に秘められた潜在能力の存在に気付いていた。岩本版では、シグマの反乱前にフレイム・スタッガーと戦って勝利している。


また、人柄の良さから元々仲の良い同僚もいたようで、イレギュラーハンターX内の長編ムービー「The day of Σ」では、仲間の巻き添えを恐れてイレギュラーを撃てなかったエックスを気遣う同僚(しかも巻き添えにされたかもしれない当事者)がおり、彼を嘲笑する同僚ばかりではなかったことが窺える。他にも特A級ハンターであるゼロと共同の任務に就いたり、一人上空からの急襲役を務めたりするなど、組織内での評価はまんざら悪くも無かったようである。


特にエックスを見下しているペンギーゴですらチャージショットの直撃を受けたメカニロイドが無傷であることに驚いていたことから攻撃力と言う面に関しては認められていたようだ。


存在自体がオーパーツかつ、内部がブラックボックスであるエックスを不完全な解析で参考にした結果のレプリロイドの頭脳にイレギュラー化が発生するのは、恐らくライト博士が危惧していたものが現実化したものともいえる。


ロックマンX1・イレギュラーハンターX

前を向いて

シグマが突如人間に対して反乱を起こした際、エックスもゼロと共に平和と仲間を守るために戦うことを決意した。戦いに疑問を感じながらもVAVAらシグマの軍勢を退けていき、遂にはシグマを倒すことに成功する。

オープニングステージ時点ではダッシュが使えず、4以降(一部作品除く)のロックマンの下位互換状態だったが、後に強化アーマーであるファーストアーマーのフットパーツを入手することで使えるようになり、以降は標準機能となる。

本人の性格上引き出せなかっただけで元々の高いスペックを持っていたエックスの性能を底上げするパーツを装備することで高い攻撃力、機動力、防御力を獲得し、元隊長格を4体、特A級ハンターを6体も打倒する驚異的な躍進を遂げている。

前評判を考えればペンギーゴに勝てるかどうかさえも怪しいところだったが、シグマの反乱を経てイレギュラーハンター内での信頼を得て、第17精鋭部隊隊長に就任。尊敬と信頼を集め、誰からも一目置かれる存在となった。

イレギュラーハンターXにおけるVAVAモードでは、オープニングステージのボス及び最終ステージ(シグマパレス3)にてゼロと共にラストボスとして立ちはだかる。

オープニングステージでの攻撃方法は、バスター射撃とチャージショットのみ。

最終ステージでは全てのアーマーパーツを装備しており、いつ手に入れたのか不明だが8ボスから入手できる特殊武器を駆使して容赦なく襲いかかってくる。さらに、ゼロとの連携攻撃でこちらを追い詰める他、ゼロが倒されるとパワーアップして攻撃が激しくなる。

弱点はレーザー系兵装。一部を除き、シールドを消せる。


ロックマンX2

シグマの残党を処理する中、カウンターハンターが人類とイレギュラーハンターに対して宣戦布告。エックスは再び世界を守るべく戦いに身を投じる。ゼロは頭脳チップのみが保管されていたが、敵がボディを新造・所持していることが判明し、これらを取り返すために奮闘する。最終的には復活したゼロと共に、黒幕であったシグマを討ち倒す。

カウンターハンターの一人、サーゲスからは「ライトの置き土産」と呼ばれている。

本作から地上ダッシュが標準アクションとなり、フットパーツなしでも使用可能。

この作品の強化アーマーであるセカンドアーマーはエックスの性能の底上げでしかなかったファーストアーマーよりも2連続チャージショットを撃てるダブルチャージショットや全体攻撃のギガクラッシュ、空中移動のエアダッシュ機能など、前作よりも攻撃的な性能になっている。


ロックマンX3

Drドップラーが突如として反乱を起こし、彼が作った都市に招かれていたレプリロイド達(中にはイレギュラーハンターもいた)がDrドップラーの配下になってしまう。そしてイレギュラーハンター本部が襲撃を受け、エックスとゼロは迎撃に出る。

この作品の強化アーマーであるサードアーマーは前作のセカンドアーマーよりも上方向へのエアダッシュが可能なヴァリアブルエアダッシュとディフェンスシールドによって前作より機動力と防御力が強化されており、専用のチャージショットのクロスチャージショットも広い攻撃範囲を持ち、前作ほどではないがダブルチャージショットを使えるため、状況に応じてチャージショットの種類を選べる。

このアーマーとライト博士の用意したパワーアップチップとゼロのサポートもあってドップラーを追い詰めることに成功するが、ここでシグマの正体・シグマウイルスの存在を知り、後々まで苦しめられることになる。


ロックマンX4

イレギュラーの疑いを掛けられたカーネルレプリフォースが自らの独立国家を築くべく反乱を起こし、エックスとゼロは無益な戦いを止めるべく奔走する。部下としてダブルが付いたが、こいつはシグマが送り込んだスパイであり、エックスは終盤でダブルと戦う羽目になる。

ラストでゼロに言った「俺がイレギュラーになったら君が処理してくれ」という約束は、幸いなことに今現在まで果たされていない。

しかし、後の遥か未来において、「ゼロが暴走したエックスを止める為に戦う」という展開は、似て異なる形で現実となっている。

この作品の強化アーマーは2種類あり、1つは通常プレイで入手出来るフォースアーマー。

もう1つは隠しコマンドで入手できるアルティメットアーマー。

どちらも基本的な性能は通常特殊武器無制限、ダメージ軽減、雑魚や中ボスに対して強力なアームパーツのプラズマチャージショット、必殺技のギガアタックは同じ。

ストックチャージショットと言うボスへのダメージ効率に優れたアームパーツを使えるフォースアーマー。

プラズマチャージショットに固定だが、必殺技のノヴァストライクが無制限で使えるアルティメットアーマーと、どちらも強力なアーマーでX4のエックスは作品内での扱いはともかくキャラクターとしての性能は高い。


ロックマンX5

シグマの策略によりウイルスが散布され壊滅状態に陥った世界で、コロニー落下を防ぐためにゼロと共に立ち上がる。が、その盟友ゼロとも(進め方によって理由は異なるが)戦う羽目になる。

因みにこの作品ではキャラクターセレクトでエックスとゼロを選べるのだが、X4のように分岐ストーリーではなく、初期装備を選ぶ物。

エックスの前作X4のレプリカアーマー、ゼロの遠距離攻撃が可能となるゼットバスターとの選択になるが、ゼットバスターは地上限定・連射も利かない・低威力なので使い道がなく、ただエックスを弱体化させるだけとなっているのでエックスを選んだ方が無難。

特に今作の強化アーマーはそれぞれの分野に特化したアーマーなのでフォースアーマーと隠しアーマーのアルティメットアーマー以外は特殊武器チャージが出来ないため、火力不足になりがち。

今作の専用の強化アーマーは特殊武器チャージが使えない代わりに一定時間の飛行と地形・防御貫通のスピアチャージショットが特徴の機動力に特化したファルコンアーマーとトゲ無効の防御力とチャージショットの高速発射と言うバスターの火力の代わりに機動力と特殊武器を犠牲にしたガイアアーマーなので、今作で従来の戦い方をするなら前作のアーマーと隠しアーマーを使うしかない。

この作品では唯一エックスがボスとなり、アルティメットアーマーを纏ってゼロを連れ戻すために挑んでくる。

姿はX4準拠だが、プラズマチャージショットは壁を貫通せず、フロストタワーは氷柱が降る間隔が遅くなり、アルティメットアーマー最大の特徴であるノヴァストライクは使ってこず、唯一前作と同じ攻撃はダブルサイクロンくらい。

ソウルボディのチャージ攻撃は無敵の分身を出してエックスが動けない代わりに無敵の分身で一定時間攻撃する物から残像を連続で飛ばす(前作性能のままだと地味だからだろう)物に変更され、速い上に連続でゼロに放たれるこれがエックスの攻撃に慣れないうちは一番厄介。

ゼロが勝利してもソウルボディをゼロに直撃させ、相討ちに持ち込むなど前作と比べて大活躍する。


ロックマンX6

X5から三週間後、行方不明となっていたゼロが突如現れる。ナイトメア現象の原因という濡れ衣を晴らすべくエックスはゲイト配下のレプリロイドと激闘を繰り広げる。

本作に限り借り物のゼットセイバーが使えるが、ゼロのように素早く振ることが出来ず(セイバーキャンセルを使えばかなり速くなるが)1回のみとかなり性能が控えめとなっている。

しかし、地上限定のゼットバスターと違って空中でも使える点や火力不足に悩まされる序盤でのバスターからの追撃、中ボスへのバスターよりも高いダメージ効率、これを弱点とするボスがいるなど使い道は充分にある。

今作の強化アーマーはセイバーを重視した設計となっており、専用アーマーのブレードアーマーとシャドーアーマーもセイバーのチャージ攻撃の方が強い。

上下左右に移動できるマッハダッシュと状況に応じて使い分けられる2つのチャージ攻撃、特殊武器を通常・チャージ共に使える上にブレードアーマーの特徴のアクションと併用出来るために高い機動力と火力を両立したブレードアーマー。

前作のガイアアーマー同様にトゲ無効(頭上のトゲは駄目なので防御性能は弱体化している)と大ジャンプ(天井張り付き)機能を持ち、ノーマルエックス以上の機動力を持ちながら攻撃範囲の広いシャドーショットと高い威力と多段ヒットを持つ円月輪が使えるシャドーアーマー。

前作の強化アーマーのファルコンアーマーも前作ほどの機動力はないが、エアダッシュと特殊武器チャージ、(一部しか効かないが)ギガアタックが使えるために最低限の性能はある。

アルティメットアーマーも引き続き続投しているが、ステージ構成などの問題で過去作ほどの強さはない。


ロックマンX7

度重なる戦いに嫌気がさし、序盤は一線を退いて司令官として活動。イレギュラーハンターとしての役割や存在意義に悩み苦しむが、終盤で平和を守るために復帰。最前線に戻り、以後はゼロ達と共にレッドアラートやシグマとの戦いに身を投じた。

主人公なのに一定条件を満たさないと自キャラとして使用出来ない

本作からはエアダッシュも標準アクション(エアダッシュが登場した時期と親友のゼロがあっさりと標準アクションとなったことを考えると遅すぎるくらいだが)となり、フットパーツなしでも使えるようになった。

隠しキャラ扱いのために前作のノーマルエックスと比べて攻撃力・機動力共に強化されており、続編でもこの性能で続投された。

今作のエックスの強化アーマーであるグライドアーマーは素の状態で高性能であるためか性能が控えめになっており、チャージショットに射程強化とホーミング弾を追加するアームパーツと仰け反り無効と防御2倍、ギガクラッシュが使用可能になるボディパーツ、ある程度離れた場所にある回復アイテムを回収するヘッドパーツ、着地しない限り発動するグライド飛行と言ったX7の3Dに対応するための機能が盛り込まれている。


ロックマンX8

軌道エレベーター「ヤコブ」管理官のレプリロイド「ルミネ」が、突如現れた「VAVA.V(ヴァヴァ・ペンテ)」に誘拐され、それに呼応する新世代型レプリロイドの暴走に対しゼロ・アクセルと共に出撃する。VAVAとシグマを倒すものの、ルミネから新世代レプリロイドのDNAにはシグマのデータが入っていること・それによって自ら考え、自分の意思でイレギュラーとなったこと・新世代レプリロイドである自分達が世界を支配し、人類・レプリロイドらは古い存在として淘汰されるべきだと突き付けられる。エックス達はルミネと戦う事を選び、なんとか撃破する。

また、通常アーマーのデザインが微妙に変更されており、エックスバスターとフットパーツの形状が従来とは異なる。

今作の強化アーマーはニュートラルアーマーを素体としてヘッド・ボディ・アーム・ヘッドのIorHのパーツを組み合わせることで性能を発揮する。

Iパーツを統合することで高いジャンプと滞空攻撃のヘッドクラッシュ、ダメージ半減・仰け反り無効・リカバリーゲージが減らなくなり、動けなくなる代わりに多段ヒットし、高い貫通性能を持つレーザーがチャージショットとなり、専用技は全体攻撃のギガクラッシュと、攻撃面を重視したイカロスアーマーとなる。

Hパーツを統合することでチャージ時間短縮、一定以下のダメージ無効、チャージショットが拡散弾、敵弾無効のインビジブルダッシュと移動力アップ、そして全能力を強化するエクスドライブと、機動力を重視したヘルメスアーマーとなる。

アルティメットアーマーも登場するが、性能はバスター以外はイカロスアーマーとヘルメスアーマーの良いとこ取りであり、ノヴァストライクも万全状態ならほぼ一撃必殺だが、連発は出来ない。

バスターのチャージ時間はノーマルエックスと変わらないが特殊武器が通常・チャージが無制限で使えるようになるため、他のアーマーよりも特殊武器との連携を重視したアーマーとなっている。


コマンドミッション

人工島ギガンティスを占拠したイプシロンら武装反乱軍・リベリオンに対し出動要請が出される。エックスは仲間のイレギュラーハンターや島のレジスタンスと協力して戦いを挑む。

今作ではチームのリーダー・指揮官という役割も持っているため、悩みを見せるシーンは無い。コマミのスタッフ曰く『悩みを乗り越えたから性格が変わった』との事。

また、本作ではいつものアーマーではなく、潜入用の特殊アーマーを標準装備している。こちらに関してもアーマーのデザインを変更した理由は、『西暦22XX年はゼロシリーズと同じなので、そちらにイラストのタッチを合わせた』と『R20(R20+5)』にて語られている。


能力

ロックマンお馴染みのバスターによる攻撃や特殊武器に加えて、エックスはライト博士から強化パーツを受け取ることによって個々の能力を強化できる。

X1X4までは頭部・胸部・腕部・脚部の4パーツ構成だったがX5からはそれらを一括りにしたアーマーの装着に変わっている。

頭部はエネルギー消費やアイテムレーダー、胸部はダメージ低減や、ダメージをエネルギーに変換して放つギガアタックの使用、腕部はチャージショットの強化、脚部はエアダッシュなどの能力を持っている。

余談だがコマンドミッション時に装着しているアーマーは特に人気があり、pixivでもよく見かける。

コマミソ

エックスが装着するアーマー


その他、他のレプリロイド達が使用するライドチェイサー(バイクのような高機動マシン)やライドアーマー(レプリロイドが乗り込んで操縦する人型ロボット)の操縦もこなすことができる。

X8ではライドアーマーに乗っている間、かなり過激な言動に変わる。


その他技

ストリートファイターシリーズのキャラクター・リュウの技、波動拳昇龍拳を裏ワザとして覚えられる作品もある。特に波動拳はリュウのコスチュームに身を包んだライト博士から伝授されるなど、セルフパロディが暴走気味であった。

昇竜拳でアジフライを瞬殺したプレイヤーの光景は当時は日常的だった。X8ではアルティメットアーマー装着時のみ使用可能だが、威力は通常攻撃レベルに落ちてしまい、かつてのような輝きはない。


ゼロシリーズにおけるエックス

ユグドラシル

ゼロを影から支援するサイバーエルフとして登場。過去の出来事で体を失い、魂だけの状態になっている。

ゼロと共に「イレギュラー戦争」を戦ったエックスだったが、ナイトメア事件後はゼロが封印される。

以後はゼロの遺志を継ぎ、一人で戦いを続けた。

やがて、「Σウィルス」を発端とした「イレギュラー戦争」は、サイバーエルフを悪用した「妖精戦争」へと移り変わり、全人類の60%、レプリロイドの90%の死滅という未曾有の被害を起こしてしまう。

世界樹の下

妖精戦争の終わり、あらゆるレプリロイドのデータを書き換えて操るサイバーエルフ「ダークエルフ」を封印するキーとして、二度と元には戻れない事を承知のうえで自らのボディを使用した。

そのために体を失い、魂だけの状態(サイバーエルフ)になる。その後、ボロボロになった心を癒すように人々の前から姿を消してしまう。(なお、この時に代替ボディとして作成されたのが後のコピーエックスであったが、エックスは拒否している。)

ゼロが封印されてから戦争が終わるまでの100年に渡る長い歳月を、ほとんど一人で戦い抜いた。

【C83】R-GENERATION25ゲスト

オメガとの戦いの際は、一時的に封印の解かれたゼロと共闘し、オメガを倒すことに成功している。

ちなみに、ネオ・アルカディア四天王賢将ハルピュイア闘将ファーブニル妖将レヴィアタン隠将ファントムエックスのDNAデータを基にして作られたクローンレプリロイド(厳密には、バイオロイド)。つまりエックスの子ども(或いは、兄弟姉妹や分身)みたいな存在である。


ロックマンゼロ1

遠い銃声

巨大メカニロイド・ゴーレムに追い詰められたゼロの前に現れ、ゼットセイバーを手渡した。

ゼロがネオ・アルカディア本部へ乗り込むための座標を教える。その後、コピーエックスを倒したゼロの前に現れ、今までの思いを吐露した。


コピーエックスを倒したゼロはエックスの事を(コピーエックスのような)単純な性格ではなく、いつも悩んでばかりのいくじなしだったが、だからこそ英雄になれたと評している。


ロックマンゼロ2

ダークエルフを復活させて力を得ようとするエルピスを止めるべく活動するが、ボディを持たない身ではどうしようもなく、結局ダークエルフは復活してしまう。その際にオリジナルのボディを破壊されているが、これについては特に言及していない。


ロックマンゼロ3

封印されて大気圏外に打ち出されたオメガが地球に舞い戻り復活し、ドクターバイルが活動を再開する。この世に留まれる時間はもう僅かしかないことを悟ったエックスは最後の力を振り絞りゼロを導こうとする。

オリジナルボディを持つオメガを倒したゼロの枕元に現れ、世界の未来を託し消えていった。


ゼクスシリーズにおけるエックス

本人は登場しないものの、彼の力を宿したライブメタル・モデルXが登場する。

モデルX自身の性格はゼロシリーズ寄りのものとなっている。

CVはドラマCDでオリジナルエックスの声を担当した水島大宙氏。


ロックマンXDiVEにおけるエックス

やはり主役ということもあり、主人公が最初に操作するキャラクターとして登場。

ランクはBと控えめだが、スキルは、チャージショットの強化や追跡ミサイルを飛ばすなどバランスの取れた性能になっており、プレイヤーの技量次第でSランクキャラでも有利に戦えるほどのポテンシャルを秘めている


なお、本作品では同じく主役格である筈のゼロがAランクなど主役級のキャラ達が軒並み低めのランクにされているが、それは「(主役級のキャラだからこそ)誰もが使いやすいようにA〜Bランクで設定されている(ガチャで出やすいようにされている)」という配慮によるものだと過去に公式が配信でそう明言したらしい。

つまりロックマンXシリーズの主人公であるエックスがBランクと最も低いランクであるのは必然的なものである(厳密にはガチャじゃなくて初期キャラなのではじめから皆が入手済ではあるのだが、ガチャ被りによる断片入手で強くしやすいという利点がある)。

当然ながら多数のバージョン違いも出ており、最高ランクであるSランク仕様のエックスも複数いる(原作複数作品でのアーマー装備の姿)。


更にストーリーステージの途中でコマンドミッション仕様の姿になれるスキンがステージクリア報酬として登場し、2020年11月には立体物のデザインを担当した水野佳祐氏のヴァージョンが二種類追加されるなどスキン面で非常に恵まれている(エックスを除いてノーマルからの仕様変更ができるのは2020年11月の段階でエイリアマリノシナモンパレットゼロの5人で2種類以上スキンを持っているのはエックスのみ)。


システムの都合もあり、X6以来のセイバーを持たせたりなどスピンオフならではのカスタマイズを楽しむことができる


後にアーマーを付けた形態も追加実装され、2021年3月には全く同じ姿をした火力特化型が登場した。また、今作オリジナルのアーマーとしてダイヴアーマーネクストダイヴアーマー、モンハンコラボとしてアークアーマーレウスアーマーが新たに追加。他のキャラと一線を画すとてつもない強さとなっている。



MEGAMAN(カートゥーン版)におけるエックス

本作でのデザインは細マッチョになったメガマン同様にガタイが良くなっており、ヘルメットのラインの色が白に変更されている(制作には日本の葦プロが協力していることもあり、視聴者の中には雰囲気が同社作の『マシンロボクロノスの大逆襲』の主人公ロム・ストール似ているという声がある)。


第26話でワームホールを通ってロックマンの時代にやってきたVAVAスパーク・マンドリラーを追って来た。

戦闘力は高く、バスターの一発で建造物に穴を開けるほど。また、ラーニング能力も健在で敵に触れる事で特殊武器が使用可能。作中ではスネークマンからサーチスネークを習得し、ワイリーの作った砲台を削り取るという活躍を見せた。サーチスネークってそういうものだっけ?

流石に単独で空中を移動する能力はなく、空中戦ではライドチェイサーらしき空中バイクにも乗っていた。

また、ロックマンを苦しめていたマンドリラーの電撃を掴んで放り投げるというわけのわからない能力を行使していた。


ロックマン達の協力でVAVAらをワームホールに押し込んで未来へと帰っていった。

何気に生きているライト博士やロックマンと共演するのは非常に珍しい光景である。


この回にはケイン博士シグマ隊長もちょい役で登場(シグマ隊長は元々の頭身ゆえか、デザインはそこまで変わってないものの、ケイン博士は原作と明らかに違うデザインになっている)。


ちなみに最初の戦場となったコンビナートを悩むことなく、容赦なしに破壊しまくっている(本作のロックマンの制止も振り切って)



『ロックマンちゃん』におけるエックス?

名前こそは登場しなかったものの第16話(後編)にてライト博士がロックマンの設計思想を基に戦闘も考慮して開発された次世代型ロボット5体のうちの一人『プロト10』が登場している。

姿は暈されていたもののシルエットは酷似しており、ライト博士曰く「頭はいいが優しすぎて戦闘には向いていない」と発言しており、エックスを連想させるような描写となっている。

ちなみにこの回では上記のものを含め9人の兄弟機がいたが全員問題児ばかりだった(ちなみに没になった5人は「人類は地球を蝕む害虫」とまで言っている)。



余談(数々の不運)

ゲーム内でもリアルでも大変幸が薄い。

一部制作者の愛着度がゼロに傾いていることから、X4X7で扱いがぞんざいだった。

ゼロが好きであることが問題ではないが、主人公であるエックスの扱いが軽薄になったことは問題。


X4ではムービーへの出演回数がゼロと比べ圧倒的に少ない上にエックスの方にだけヒロインが付かない。

しかし元々X5が最終作だったことから過去作(移植作含め)である程度キャラクターと境遇が分かっていたエックスと違ってX3までのゼロは精々最後のワイリーナンバーズ位のことしか分かっていなかったのでX5が最終作とされていた時期では仕方ない部分があったのかもしれない。


X7では主人公なのに最初からは操作が出来ない上に見せ場が無く、前作では前向きな姿勢を見せ、終始芯の通った主人公として活躍していたのに今作では本質的(アクセルエンドではアクセルのことを思ってハンター入隊を否定している)には変わってないにしろ基本的に後ろ向きな性格のキャラクターにされてしまう。

隠しキャラ扱いとなっているため、高性能な操作キャラになっているのが救いか…せめて怪我で出撃が出来ないと言う理由なら不満はあるが納得はされたと思うのだが…。

流石タイトルとなっている主人公のこの扱いは問題になったのか、コマンドミッション以降は改善された。


ゲストとしての不遇さ

カプコンゲーの外部出演では、ゼロや本家ロックマンに出番を奪われがちになっている。

出られたのは「ポケットファイター」の背景、「激突カードファイターズ」のカード、「デッドライジング」の着ぐるみ、「タツカプUAS」のゼロのエンディング、それくらいである。

格闘ゲームに操作キャラとして出演した回数は、後述のMarvel vs. Capcom: Infiniteの1回のみ。

ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3」でようやく出られたと思ったら、ゼロのDLCコスチュームだった。

見た目はエックスでも中身はゼロなので、勿論、アーマーは無いし攻撃はセイバーが主。声は置鮎声だし幻夢零も平然と放つ。(しかし世の中には彼より不遇なカプコン主人公も存在する(しかも声優も3代目のエックスと同じ)為に出番があるだけ彼は恵まれてるのかもしれない)

と、長年に渡ってゲスト出演でまともに目立てた試しの無い彼だったが、

ついに2012年、カプコンセガバンダイナムコゲームスのキャラがコラボレーションする『PROJECT×ZONE』ではゼロとセットで出演(続編にも同じくゼロと組み登場)。


また、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは、4作目『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』から参戦しているロックマン最後の切りふだロックマンスペシャル」を発動させた際に、他の歴代ロックマンと共に登場してくる。立ち位置は左から2番目で、橙色のバスターを放つ。更に彼のフィギュアもあり、プレイヤーキャラにこそならなかったがお目にかかる機会は増えている。

また、DLCMiiファイターのコスチュームの1つとして登場している。射撃系に対応したコスチュームの扱いなので、常にバスターを展開している。

続編の『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でも引き続き「最後の切りふだ」の演出として登場するほか、スピリットとしても登場する。


また更に、2017年にMARVELvsCAPCOMシリーズの新作「Marvel vs. Capcom: Infinite」への参戦が決定。とうとう格闘ゲームにも本格参戦となった。


関連イラスト

タグ登録は「エックス」が多い。

ノーマルバージョン

前を向いてワンドロしてみたロック月Ⅹ日はロックマンXの日!

ゼロがいないと俺には勝てんか?悩み、戦うINFINITUMwait here


ゼロシリーズバージョン

オリジナルエックス誰よりも平和を愛した少年の物語オリジナルエックス"X"

BLUE EXAM UNKNOWN X & COPY XWe are "X"サイバーエルフ・エックスoriginal X


関連タグ

ロックマンX ライト博士 ゼロ(ロックマン) アクセル エイリア シグマ

VAVA マーティ

波動拳 昇龍拳 岩本佳浩


エックス(曖昧さ回避)


ミックス(カップリング)

シリーズ及び他作品での派生

コピーエックス オリジナルエックス パンテオンシリーズ

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