MS-06FZザクⅡ改は機動戦士ガンダム0080に登場するジオン公国の量産型MS。
ザクⅡの最終生産型。
ザク改(ザクかい)、最終型とも呼ばれるほか、型式番号からFZ型とも呼ばれる。
正式名称は最終生産型ザクII。
パイロットはバーナード・ワイズマン(バーニィ)。
「ガンダムを倒したザク(正確には相討ちだが)」として有名。
機体解説
統合整備計画の適用により生産された機体で、実戦データを元にして武装を含めて全面的に改修してありカタログスペック上はゲルググ並み、実際の性能はドム並みともジム・コマンド並みともといわれる。
特にスラスター総推力はF型の70%増しとなっているが、搭載する推進剤の量は変わらない為、稼働時間は逆に半分に減少している。
戦争末期の出現であり生産数が少なく、実戦投入されることもあまりなかった。
装備する新型銃90mmマシンガンは120mmに比べ口径は小さいが、対MS戦を考慮し装弾数と集弾率の向上が図られている。
これらの改良によりこの最終生産型ザクは、連邦のジムに対し「後れを取ることは無くなった」とされている。
また、一定時間ではあるが脚部推力を生かしてドムのようなホバリング走行を行うことができた。
統合整備計画の実施時期には諸説あるため、FZ型の開発時期もはっきりしていない。
一般的には一年戦争末期の生産とされているが、試作機は一年戦争中期の時点で完成していたようである。
統合整備計画によって設計が見直されたこともあってメンテナンス性にも優れ、連邦のジム系MSのジャンクパーツで修理することも可能であった。
頭部がドイツ軍ヘルメット風であるBタイプも存在する。
俗称はフリッツヘルム。