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コメディの編集履歴

2019-12-07 05:41:46 バージョン

コメディ

こめでぃ

コメディとは、喜劇のこと。見る人を笑わせるために造られる作品全般を指す。

説明

見る人を笑わせることを主題とした映像舞台漫画作品など全般を指す。

pixivのタグとしては漫画作品に付くことが多い。また、2016年10月まで小説のカテゴリータグだった。


コメディとギャグ

似た意味にギャグという言葉があるが、おおむね下記のような違いがある。


1.「コメディ作品」は原則的にストーリーラインがきちんと構築されており、物語本線伏線を絡み合わせることで起きる「ズレ」や「おかしさ」を滑稽に描くことで見る人の笑いを誘う類の作品である。オチどんでん返しや笑いに繋げる目的で、物語の伏線にシリアスな展開を盛り込むことや、最後に感動的結末でまとめるケースもしばしば見られる。これに対して「ギャグ作品」はストーリー性はほとんど無視され、奇抜な笑いを取りに行くことが多い。


2.コメディ作品の登場人物は「個性豊かな普通の、あるいはちょっと変わった程度の人たち」が中心であるのに対し、ギャグ作品ではしばしば「突拍子も無いキャラクター」が登場して、場を引っ掻き回すのが通常である。


3.コメディ作品では物語全体の中で時系列やキャラ設定を崩すことがほとんどないのに対し、ギャグ作品はネタのためなら途中で設定をコロコロ変えることも少なくない。


4.コメディ作品の笑いは概して「健全な笑い」であり(エロスが入ることはしばしばあるが)、不条理風刺ブラックユーモア楽屋オチなどを盛り込むことはあまりない。これに対して、ギャグ作品の笑いは「なりふり構わない笑い」であり、前出の要素を盛り込むことを厭わない。


5.コメディ作品はバトル恋愛冒険などが主題の長編であることが多く、ギャグ作品は日常系短編オムニバスであることが多い。ただし、Mr.ビーンのように(話をまとめる以外の)本筋がないのにコメディ決定版を名乗っていることもあり、キン肉マンのようにギャグ漫画らしい作風のまま本筋ができてバトル漫画化することもある。


6.コメディは(いい意味でも悪い意味でも)ステレオタイプ美男美女が主人公であり、ギャグはキワモノ同性愛者など)、美形か不細工かよく分からないゆるキャラが読者が自分を重ねる為のアバターである。ギャグ漫画にも美男美女はいるが、そのキャラクターの視点では進まなかったり、美形キャラと非美形キャラがあまり区別されていなかったりする。ちなみに、読者が嫌悪感を感じるような不細工(萎え要素を詰めたキャラなど)はコメディ漫画に多く登場し、これは、前述の健全にこだわる特性ゆえにいるものといらないものの境界線がはっきりしていて、話に(いい意味でも悪い意味でも)感情が混ざるせいだと思われる。


しかし両者は決して相容れないという訳ではなく、コメディ漫画とギャグ漫画の両方の要素をかけ合わせた作品も決して少なくない。

完全なシリアス漫画で、コメディ漫画よりも更に少ないギャグを含むものもあり、完全にギャグが見当たらない作品は珍しい。


一般的に「コメディ漫画」は「ギャグ漫画」ほど笑いどころが多くないと思われがちだが、これは前述の要素が原因で、必然的にギャグ漫画の方が「笑わせどころの手数が多くなる」ことに起因するものである。しかしコメディ漫画には「ストーリーの絡め合わせを活かした笑い」という、ギャグ漫画とは異なる可笑しさを描けるという特性があり、しばしばギャグ漫画を凌ぐ爆発的な腹筋崩壊ストーリーが描かれることもある。このため、一概に「コメディ漫画の方がギャグ漫画よりも笑いが薄い」とは言い切れない。

また、ギャグ漫画でも笑わせることを放棄しているものもあり(自らクソ四コマを名乗るなど)、笑わせることよりも「本筋を作らないこと」「ありがちな主人公になって恋愛を成就させに行くなどの型に嵌らないこと」が目的になっている作品もある。その為、下手なシリアス漫画以上に読者に考え方が近い常識人が登場することもある。


要するに、「コメディ漫画=本筋があってそこにギャグを乗せる」「ギャグ漫画=本筋がなく、笑える(または型に嵌らずに荒れている)シチュエーションを重ねる」程度の違いである。

ギャグ漫画も稀に暗いシリアス展開が混ざる為、ストーリーとギャグは対義語ではないのが分かる。


つまり、いわゆる日常系(空気系)にギャグを盛り込めばそれはギャグ漫画となる。キャラ萌えなどギャグ漫画のギャグ以外の要素が注目されるケースも増え、コメディ漫画とギャグ漫画が別世界のように扱われることは少なくなった。


コメディのジャンル


ジャンルの傾向

日本では恋愛ものと喜劇を組み合わせた「ラブコメディ」が人気で、代表作の数だけでも数えればきりがないほどである。


かつてはギャグ漫画・コメディ漫画とストーリー漫画はほぼ明確に区別できていたのだが、近年ではどちらとも区別できない=一つの作品の中でギャグ展開とシリアスな展開に振れる幅が大きく、これらを全てひっくるめて一つのエンターテインメント作品として仕立て上げられているような作品も少なからず見られる。


類義語・表記ゆれ

喜劇 コメディー Comedy


関連タグ

エンターテインメント作品のジャンル一覧

お笑い コント コメディ映画

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ドタバタ ドタバタコメディ ドタバタギャグ

ほのぼの ほのぼのコメディ ほのぼのギャグ

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トラジディ 悲劇

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