曖昧さ回避
ジャイ子とは
ジャイ子(ドラえもん)
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』の登場人物で、ジャイアンの妹。
概要
cv:太田淑子→青木和代(テレビ朝日版第1期)、山崎バニラ、山田ふしぎ※一時代役(テレビ朝日版第2期)
初期はまさに女版ジャイアンと言って良いほどの粗暴なキャラだったが、出番を重ねるたびに次第に性格は緩和されていき、最終的には漫画家志望の乙女心全開な女の子というキャラ付けに落ち着いた。
改変前の未来ではのび太と結婚する予定だったが、ドラえもんの介入により、彼女の人生もまた変わったためといわれている。後に茂手もて夫という同じ志を持つボーイフレンドができた。
年ごろの女の子よろしく、やはり整った顔立ちの男子に声をかけずにはいられないようで、ひみつ道具の効果でイケメンになったのび太に、本人と気が付かずラブコールをかけてしまったこともある。
漫画家の夢
前述の通り、夢は漫画家である。
ペンネームは「クリスチーネ剛田」と名乗り、作中では仲間と一緒に同人誌を制作している。
最初は投稿作がなかなか入選せずに悩んでいたこともあり、自分の作品がようやく雑誌に掲載された(ジャイ子自身は気がついていなかったが、実は彼女の悩む姿に心を痛めたジャイアンの手回しだった)末にプロデビューを果たすが、みんなプロの受け売りに過ぎないと冷静に作品を見直し、プロデビューをなかったことにして欲しいと編集者に直談判するなど、漫画に対し真摯で情熱的な一面を見せている。
その後はその努力の甲斐あってか、少しずつ漫画家の才能が目覚め、「愛のフォルテシモ」という漫画を投稿した雑誌社の編集者から才能のひらめきを感じると電話をもらったり(漫画自体は落選したが)、「虹のビオレッタ」という漫画を小遣い貯めて自費出版した際には漫画コレクターの青年から褒められるほど成長していく。さらに大山のぶ代版アニメオリジナルエピソード「さきどりカプセル」では、未来にて「ウェディングメロン」という漫画が500万部突破するほど大成功する姿が描かれていた(さらにさきどりカプセルで召喚されてさまよって消えていくウェディングドレス姿の未来の自身の姿を見てインスピレーションが湧くというタイムパラドックスが生じた。」
本名
「ジャイ子」はアダ名であり本名ではないが、彼女の正式な本名は不明(未公開)。
一部で「本名はもた子(モタ子)」や「モネ子」、「原作でスケッチブックに"香"という名前が書かれていた」等と噂されたこともあるが、これらの噂は全てデマもしくは誤解(いわゆる都市伝説)である。
前者は原作初期に登場したジャイ子に似たキャラクターである「ボタ子」との混同で名前が訛った説、後者はスケッチブックに書かれた「クリスチーネ剛田」の「ネ」の文字を見間違えた説が有力(参照)である。
ジャイ子の本名が不明になっているのは、「もし本名を明かしてしまったら同じ名前の子がいじめられる可能性があるため」と藤子氏本人が配慮したから、という。また、いずれ本名は明かす予定はあったらしいが…。本名が明かされないまま逝去された。
「どくさいスイッチ」のアニメ版(水田わさび版)では、ジャイアンの存在しない世界で母に「うちには女の子が一人だけ」と言われており、ここでのジャイ子が何という名で呼ばれているのかは不明。さらに同エピソードのリニューアル版ではジャイ子の出番が追加されており、ここでは兄がいないにもかかわらず、元の世界同様「ジャイ子」と呼ばれている。どんな由来でそう呼ばれているのか(それとも本名なのか)は不明。
ちなみに同アニメオリジナルエピソード「シンデレラはどこいった?」では、ジャイ子本人が自ら「剛田ジャイ子です」と名乗っている場面が存在する。
これらの記述を踏まえ、「剛田ジャイ子」が本名と仮定するならば、兄・剛田武が「ジャイアン」と呼ばれているのは、「ジャイ子の兄(アン)ちゃん」だからという説も浮上している(ただしジャイ子自身は原作・水田版アニメ共にジャイアンを「お兄ちゃん」と呼んでいるが)。
実写
2012年のトヨタCMの実写版ドラえもんではなんと、前田敦子が演じることになったが、これが凄いことに…。どうしてこうなった。
……が、実は二次創作では成長したジャイ子は美女・美少女で著名漫画家、というネタは以前からあった。そしてのび太のことを「未来の旦那様」と言っていることもあった。