「宇宙人だと思ってナメとったらあかんど!」
声:矢部雅史
概要
初登場は「煬帝怒る」。ギャグマンガ日和における隋の皇帝・煬帝にして、聖徳太子と小野妹子の旅の最終目標。
・・・というわけでは全然なく、その正体は地球征服を目論む侵略的宇宙人。名前のごとくタコのような簡素な容姿(タコより足の数は少ない)をしており、高さは地球人の膝までといった程度。小野妹子からは「描きやすい姿」と言われている。作中では1体しか登場しておらず、仲間がいるのかは不明。
唯一にして最大の弱点は塩。体のほとんどが水分なのだろうか?一応タコは塩で滑りが取れるためそれにあやかった弱点かもしれない。
性格は傲慢で、太子たち倭国人を見下している…のだがツッコミには結構キレがあったりする。
活躍
本物の皇帝を長安の地下牢に幽閉し、洗脳により国民の記憶を改竄して皇帝になりすましていた。だが、その割には正体バレについてはガバガバで、上記のようにあろうことか自ら宇宙人であることを暴露してしまっている(周りがアホだったためにスルーされたものの)。
隋を拠点にし、世界を征服する腹積もりだったようだが、遣隋使として太子たちが城内に入ってくると状況が一変する。
なかなか挨拶しなかったりしょうもない諍いを目の前で行う彼らの奇行に戸惑いつつも外交を行い、自らと倭国の王を同列に扱う国書を見たことで激怒し、彼らを追放した(ついでに弾き飛ばした国書が顔面に当たってなぜかスローモーションで倒れる太子に「あと倒れんのおせーな、おいっ!」とツッコんだ)。
そこまではよかったものの、その後戻って来た太子たちが手土産として持ってきた塩を、うっかり頭からかぶってしまったために体が激しく蒸発。野望が潰える無念をこぼしつつ絶命した。
「極端に無念…」
これにより国民の洗脳が解け、本物の皇帝も救出されたことにより、太子たちは図らずも「地球を宇宙人の侵略から救った英雄」となった。しかし、そのような事情など知る由もない太子たちは「皇帝を殺害してしまった」と勘違いし、逃げるように中国大陸を去ったのだった。