私は、もう二度と会えないな…
CV:井上和彦
人物
29歳(サモナーズリネージでは31歳)、身長176cm、体重62kg。
魔術の研究に関しては類を見ないほどの勉強家であるが、学会からは異端児扱いされているため、独学で勉強を続けている。古文書から得た情報をヒントに「精霊」と契約する方法を発見。魔術の使えない自分に代わり、召喚した精霊に魔法を撃たせるという手法で、疑似的に"人間は魔法を使えない"という世の中の常識に一石を投じた。
格闘は不得手のため武器が使えず、精霊契約用の魔道書で相手に殴りかかる。
戦闘では主に契約した精霊を召喚して戦う。そのため精霊と未契約だったり、召喚できない状況下では、お荷物となりやすい。
旅のリーダーはクレス・アルベインなのだが、まだまだ世間知らずであるため、対外的なリーダー、顔役および交渉役はクラースが務めている。
料理の腕はなかなかのもので、総合的にはパーティ内でも一、二を競うほどの料理成功率を持つ。一方でそれ以外の生活力は皆無に等しく、同棲している幼馴染かつ恋人のミラルドに頼りきっている。
ミラルドに対してはそっけない態度をとっているが、未来編のユークリッドで宿屋に泊まると彼女と過ごしていた頃につれない態度だったことを少し後悔したり、終盤のアーリィで決戦前夜イベントでオリジンに頼んでミラルドの様子を見せて貰ったりと、なんだかんだで彼女のことは大事に思っている(ミラルドもEDで帰ってきたクラースに抱き付いて喜ぶ描写があるなどやはり相思相愛の様子)。
容姿
両手両足と首の計五箇所に鳴子状のアクセサリーを装備し、全身にくまなく特殊な紋様をペイントしている。
これらは精霊に好かれるための物で、彼らと契約し召喚するためには必要な物である。(ドラマCD『4192年の紙飛行機』では呪い師にやって貰ったのがきっかけとのこと)
これらの装飾は、精霊には好かれるのだが人間にはとことん不評で、「鳴子は動くたびカチャカチャうるさい」「紋様は見た目が不気味」とのこと。
当初、紋様は刺青にする予定であったが、ミラルドの猛烈な反対にあってしまい、結局簡単に消せるペイント形式になった。
帽子については師匠であるマグナス・ブラッドリーという人物から継いだもの。
性能
分かりやすい術師タイプの性能で、武器は「本」。
そこそこの物理攻撃もこなし、耐久性あるため、よくある「もやし系術師」とは少し違う。
習得する術はすべて召喚術であるため、TPの消費が大きく、詠唱時間が長い。
詠唱中は隙だらけなので味方の直掩が必要になるが、どの術もザコクラスならまとめて薙ぎ払えるほどの威力を誇る。
召喚術の修得はストーリー上で必ず行う"契約"イベントが必要なため、レベルアップで習得できないのも難点。
彼の装備品の「魔導書」であるが、実はすべてに元ネタがある。発売当時はあまり魔導書というジャンルに明るいわけではなかったため話題にならなかったが、彼の扱う魔導書は序盤の低級品から隠しレア武器まで宇宙恐怖の神話に由来するSAN値直葬級の大魔書というえげつなさだったりする。
中には「ピンナップマグ」というオトナの雑誌や、「N・G(ナムコグラフ)」という当時のナムコの年代記だったりと、細かいネタ装備も用意されている。
他作品への出演
ミンツ大学講師として登場。シリーズに関するクイズ(中級)を出題する。
イベント「FIGHTING OF THE SPIRIT ~火の章~」で初登場。
イフリートの異変を感じ取り、精霊との契約で何か役に立てるかもしれないと判断、それまでの契約はエンコードで無効になったため、再び契約するためにイクス一行に同行。
その後も不定期に精霊と契約を続けていき、イベント「FIGHTING OF THE SPIRIT ~地の章~」で加入。これが初の3D化となる。
本作で、ウンディーネ・シャード、ノーム・シャード、シルフ・シャード、ヴォルト・シャード、グラインデッド・シルフ(シルフの技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は、「グラインデッド・ウンディーネ」「グラインデッド・イフリート」「グラインデッド・ヴォルト」。
その他
- 作中、アーチェの汚名挽回の言い間違いに、クラースが汚名返上だと突っ込むが、いわゆる中の人ネタ。
- 「レディアントマイソロジー2」のゴールデンビクトリーでHNペイント召喚士の正体は彼だとか。
- 「サモナーズリネージ」に登場する、主人公のフレイン・K・レスターは彼の子孫である。