概要
ギルタブリル(Girtablulu)とはアッカド語で「サソリ人間」という意味で、ギルタブルル、ギルタブルウルとも呼ばれる。
海水の女神ティアマトが、新世代の水神エアの策略で殺された夫アプスーの敵討ちの為に生み出した11の魔物の一柱で、角冠を被り顎鬚のある人間の上半身に、鳥の下半身と鈎爪を持ち、蠍の尾と蛇頭の男性器を生やすという姿だった。
鳥の翼を持つともいわれ、死神の様な姿であるという伝承もある。
若い神々を滅ぼす為に他の魔物と共に出撃したが、マルドゥクによって倒された。
神に生み出された存在である事から、一種の聖獣であるともいわれ『ギルガメッシュ叙事詩』では。天界と冥界に通じるマーシュ山の門番として男女のギルタブリルが登場している。
関連イラスト
現代の創作での扱い
神話に忠実な姿で登場する事は少なく、名前の通り蠍人間として登場する場合が多い。
伝承では男性だけではなく女性がいるとされる事から、pixivでは蠍娘として多くのイラストの題材となっている。
なお「ギルタブルル」の名が使われているものも多いがpixivではタグはつけられていない。
- ブレイブリーデフォルト:召喚獣として登場。
- Fate/GrandOrder:第七特異点「絶対魔獣戦線バビロニア」で魔獣たちを統括していた将軍で巴御前と相打ちになった。