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東京BABYLONの編集履歴

2011-10-16 22:22:24 バージョン

東京BABYLON

とうきょうばびろん

CLAMPの漫画作品。東京の街をメイン舞台とした陰陽師漫画である。

ウィングスコミックス(新書館)で掲載された皇昴流を主人公とした短編連作ストーリー。主要キャラとして桜塚星史郎皇北都がいる。

CLAMPの代表作の一つでCLAMPの最高傑作にこの作品を挙げる人は多い。(公式雑誌引用)

80年代の東京の雰囲気をまとった作品であり、最終話の一話前がENDで最後がSTARTとなっている。伝奇ファンタジーであったが、人々の持つ悩みや問題をテーマに置いた社会派作品でもあった。主人公たちがぶつかる問題は連載当時の社会問題に付随して描かれており、老人介護や臓器の移植問題などを主人公のフィルターを通して問題の重要さや残酷さを読者に伝えていた。今もファンに根強い人気があり、皇昴流と桜塚星史郎はCLAMPの他作品『X』や『ツバサ』にも登場する。



ストーリー

東京に暮らす主人公は東京で起こるさまざまな怪奇な現象と関わりながら、自称・将来の結婚相手桜塚星史郎の正体に気づいていく。作中では桜塚星史郎と皇昴流、皇北都は仲良く日々を暮らしていく反面、徐々に明らかになっていく星史郎の裏の顔と昴流の深まる関係の進展がじっくりと描かれていくのが主な見所。昴流が星史郎への思いを確信したとき、謎がすべて明らかになる。

主人公の特殊な陰陽術でも解決できない社会問題などが度々登場し、多くの読者が社会問題を考えさせられた。ちなみにCLAMPメンバーで思い出深い作品にこの作品も上げており、メンバーの猫井、もこなはバナナの話が特に思い出深いらしく原稿中バナナの話を執筆中涙ぐみながら仕上げたという。いがらしはいじめと宗教問題、大川は腎臓移植が記憶に強いと発言している。


最終回

この物語の最終回は実は完結はしているが、すっきりとした終わりではなくその後の展開を匂わせるような形で完結している。衝撃的なクライマックスとやるせないラストは当時のファンの間にとてつもない物議を引き起こしたほどである。

最終巻である7巻の最後の漫画では大人に成長した皇昴流の姿があり、その後の展開の続きが後に発売されるで登場する。二人の因縁関係がここで描かれ完結している為、Xから見たファンは皇昴流と桜塚星史郎がなぜ敵対関係にあるのかがわからず困惑したファンもいた。


Xで星史郎が最後に昴流の耳元で何かをつぶやいているが何をつぶやいたのかは明らかにされていない。CLAMPはこれを「何をしゃべったのかは明らかにするつもりはない」と公式で発表している。

ファンの間ではたくさんの憶測がされたが、昴流は星史郎のこの発言を聞いて「貴方はいつも、僕の予想したとおりの言葉は言ってくれないんですね・・・」と言って号泣した。

予断だか、Xのアニメの星史郎が昴流に語りかけるシーンは一瞬キスをしているように見えたため、一部のお姉さん方からは黄色い叫び声が発せられた


その他

東京BABYLONはアニメ化もされ、OVAが2本出ている。内容は原作とおりではなく、アニメオリジナルストーリー。主人公の声優は山口勝平

実写版もされており8月17日に原作が衝撃的な最終回で終わりファンの間でも物議が収まらない中、4日後の8月21日に実写版の発表がされた。

東京BABYLONの5年後の設定で作られた。監督は飯田監督であるが、これはCLAMPが「東京BABYLONを実写化するなら飯田監督で!!」と願い続け、やっと実現にこぎつけたというもの。ちなみに制作費がかなりかかった。

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