概要
主に「本編にはない何かが起きてさやかが幸福になり魔女化しないif展開」が描かれている。
生き残り方は主に二通りだが、人間関係がマミさんよりはっきりしている分更に細分化できる。
作品内カップリング成立で魔女化回避
恭さや成立
上条恭介と美樹さやかのカップリングが成立して魔女化を回避するパターン。
さやかにとってはベストであろう状況である一方、恭介のさやかに対する感情(おそらく嫌ってはいないであろうが)が不明確であるため疑問を呈する声も根強い。
(特にコミック版ではフォローが薄い為コミック先行組に多い)
もっとも、あの魔女が相手でも無双が出来そうなこのお方が介入してきたら話は別になるだろうが・・・
その他
佐倉杏子が美樹さやかを救っている場合もあるが、紅騎士と蒼髪姫というタグが使用される。但し此方はカップリングタグという事になっている。
他にも巴マミや暁美ほむら(黒騎士と蒼髪姫)が結果として、あるいは積極的に魔女化を防ぐこともあるが、マミさんを救い隊タグと異なり、これらのカップリングにこのタグが張られることはほとんどない。
誰かが助けに来てくれました
かみじょう違い
さやかが幸せになれないなんて……いいぜ、そのふざけた幻想をぶち殺す!
さやかは不憫
10話にて魔法少女化した場合、魔女化はほぼ確定されることが判明した。
もっとも、契約していない世界も同時に描写されたため、魔法少女にならなければ、
どこにでもいる普通の女子中学生として生き続けることになるだろう。
ただ、この場合でもワルプルギスの夜の襲来により破滅的な結末を迎えることがほとんどの為、
さやかが真に幸せな結末は公式では今のところ用意されていない。
鬱メイカー虚淵のお気に入りキャラとの事で、徹底的にいじめられているという説がある。
また、『ひだまりスケッチ』の沙英とあわせて、「蒼樹うめ青髪の法則」というのも推測される。
- 自分の(主に異性への)魅力を自覚していない。もしくは自信がない。
- 表向きの性格はやや強気気味(さやか:快活系、沙英:クール系)。
- 実際には豆腐メンタルでそのくせ意固地。
- 追い込まれると自滅する。
最終回にて
まどかの決意に対して激励にマミと杏子が現れたにも関わらず、親友であるはずのさやかは出番なし。
(まどかの願いの動機の大部分がさやかの悲劇的な結末を救済したいというものであったため、救う対象であるさやかに激励されるのはおかしいという考察あり)
また再構築された世界(エピローグ)では冒頭でいきなり魔獣と相打ちとなり、復活したマミや杏子に対してこちらも出番なしとなっている。
(最終回の出番だけならマミや杏子よりも多いのだが)
魔女救済に関してもさやかは「本当は恭介がもう一度演奏する姿を見たかっただけ」「相手が仁美ならしょうがない」と、救済というより諦めが付いたような形で解決している。
最終回でもこの扱い。さすが安定のさやかである。
とはいえ、世界が改変されたことでキュゥべえやマミから魔法少女となるリスクは全て説明されていたと考えられ、本編ほど精神的に追い込まれることはなかったと考察されている。
恋愛感情に苦しんだとは思われるものの、自暴自棄になってしまった8話までと比較すると杏子と友達になれる程度には心の余裕があったのだろう。
虚淵氏の雑誌インタビューより、改変世界でのさやかは絶望によるものではなく魔力を使い果たして消滅したことが語られた。
この結末に救い隊の反応は賛否が分かれた。
賛とする救い隊は「(半ば諦めの形だが)本人が納得しているから救われたのでは…?」と結論付けたのだが…
非とする救い隊は(今後、続編や関連作品が出て発展が無い限り)終わる事が無い苦悩の日々が続くのであった…
脚本家に対する批難
上記に示されたようにあまりにも扱いが悪かったからか、虚淵氏のアンチが存在するようになってしまった。
なお、監督を務めた新房氏はさやかに救済の意見を求めたが、結果的に虚淵氏は却下してしまう。この要因もアンチが発生した原因の一つだろう。
どうやらいつの頃からか、幸せになる展開自体を信用しなくなってしまったためらしく、実際のところ本人も「ちょっといじめすぎた」とのこと。
二次創作も、妄想もあるんだよ
本編の結末の影響からかファンが作り上げた二次創作によるハッピーエンドの結末か作られているケースが多い。
左投げ遊撃手作『コネクト』
原作第7~8話を下敷にされたifストーリー
自身が人間ではない存在になってしまった事で恭介とも離れざる終えなくなってしまったさやかに杏子やまどか、そしてほむらが告白するよう励まし、そして…
登場人物それぞれの視線による描写で書かれており、特にまどか一筋のほむらが本編で険悪な関係だったさやかを慰め、叱咤するシーンは必見である。
風乗 歩作『合流』
改変後世界でのifストーリーで、おりこ☆マギカの登場人物が登場する。
魔法少女さやか☆マギカ
pixivの他でも2ちゃんねるの神コラ師がコラと判別できないような(下手をすればコラ元の方がコラくさい)絵をUPしていた。
pixivの小説では、なんと同タイトルのシリーズ作品が2作品、それぞれ別の筆者によって書かれる事態になっている。詳細は魔法少女さやか☆マギカを参照。