概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC17巻収録「バイバイン」。
目薬状の容器に入った薬品で、増やしたい物に一滴垂らすと、5分ごとに数が倍に増える。ただし増殖を止める方法は無く、食べ物の場合は食べて処分してしまわないと無限に増殖し続ける。そうなると宇宙に廃棄するしか方法が無い。
ポリバケツに捨てられた栗まんじゅうの無限増殖を見たドラえもんが「えらいことしてくれた!」というセリフと共に飛び上がる描写が印象的。
2008年版及び2017年版(水田わさび版アニメ)では、オチや中盤の展開がアレンジされている。前者は恐怖を煽るラストとなっており、後者は増殖した栗饅頭の大津波で野比家が大変なことになってしまった。
考察
バイバインに関してはアンサイクロペディアにて無駄に詳しい問題提起が行われている。このページにはバイバインの原理及び宇宙に放棄した後の栗饅頭が増殖し続けた結果どうなるかについての考察が書かれている。
バイバインの効果がどのようにして消失するかは原作で描かれていない為不明。ただし作中での描写を見る限り、食べた分の栗饅頭はバイバインの効果が消えている。その為、潰して変形させるか、あるいは酸性の液体をかけることで分裂を止められると考えることが出来る。
他にも「タイムふろしき」等で時間を戻したり、「四次元くずかご」(無限の広さを誇る四次元空間にゴミを捨てることが出来るひみつ道具)に捨てる等すれば何とかなるはずである。
ちなみに映画版『新魔界大冒険』や映画版『宇宙英雄紀』の作中では、栗饅頭が現在も宇宙で増殖し続けている様子が描かれている。
外部リンク
http://ansaikuropedia.org/wiki/栗まんじゅう問題
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