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カタツムリワルドの編集履歴

2021-05-23 14:50:14 バージョン

カタツムリワルド

かたつむりわるど

『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場する敵組織・トジテンドが造り出したワルドの一体。

「イッヒッヒヒ! スローな世界を、ゆっくり味わうがいいカタツムリ!」

「おやぁ~?あそこに見えるはゼンカイジャー。 貴様らもマイマイフラッシュの餌食になっていたとは」


CV:川津泰彦

スーツアクター:井口尚哉


データ

身長/186cm

体重/287kg

世界/カタツムリトピア

名産/スローエリア

名物/マイマイクロミサイル


概要

トジテンドが人間界侵略の為に、カタツムリの世界「カタツムリトピア」を閉じ込めたカタツムリトジルギアクダックに組み込んで、のんびり誕生したワルド


カタツムリワルド

頭部は青い色合いのカタツムリを模しており、頭の一対づつ飛び出た部位の内で眼はミサイル、後触角は角に置き換わっている。そして口に当たる部分に赤いスリット状の目を持った人型の顔を配していて、まるでカタツムリの被り物を被っている様にも見える。

一方両腕はクダイターのままで、これまで登場したワルドの中で最も変化した部位が少ない。


カタツムリトジルギアの力を悪用する事で、人々や物体の動きがカタツムリの如く遅くなる、奇怪なカタツムリの世界を作り出す能力を行使する。

具体的には、カタツムリワルドを中心にカタツムリの殻のエフェクトを持った範囲限定フィールドを発生させる『マイマイフラッシュ』を発生。このフィールド内に入った人や物の動きを遅くさせるが、あくまでも物理的な動きだけを遅延させる物であり、時間その物に干渉している訳ではない。また指先等末端の部分は普通に動く。

一方、能力を喰らった方はこの状態を知覚出来るので、自由に身体を動かせない状況に困惑する事となる。

そして発生元のカタツムリワルドはフィールド内でも元の動きが出来るので、フィールドの効果に捕まりほぼ身動きが取れない敵対者を一方的に攻撃する事が可能。当然後からフィールド内へ踏み込んだ人・物の動き(※銃撃等の遠距離攻撃も該当する)も遅く出来るので、対策を講じなければフィールド内へ踏み込むのは自殺行為に等しい。

フィールド自体もポイントを変えて複数発生させられる為、時間を掛ければ侵略世界全体の動きを遅くする事も可能。


戦闘でもマイマイフラッシュを活用、動きを遅くした相手へ頭部のミサイル『マイマイクロミサイル』を撃ち込む攻撃が得意。裏返せば相手の動きを鈍化させる能力に頼り過ぎていて、能力を突破されれば他の武装が乏しいのも手伝い一方的に追い込まれる弱点を持つ。

更に能力無効は自身のみの為、スロー能力の発動中は味方も効果範囲に捕まって動きが鈍化、援護や連携が出来ず無力化してしまうので結局カタツムリワルドが無防備となる欠点もある。


おどけた口調で「~カタツムリ」と言いながら、地道に各所へフィールドを発生させる任務を粛々とこなす、割と真面目な性格。しかし真面目が過ぎて、ゾックスゼンカイジャー2程発生させたフィールドへ巻き込んだ事を生み主兼上司のバラシタラへ報告した結果、それを直ちに始末しろと半ば無理矢理の命令変更を言い渡され、そしてそれが敗北と作戦失敗の遠因となった不憫なワルドでもある。


活躍

バラシタラの手で誕生後、街中に現れて「ナハハハ~♪ 喰らえ、カタツムリの世界の力!」と言いながら早速能力を行使、マイマイフラッシュで周辺一帯の動きを鈍化させる。

この時付近を歩いていたジュランマジーヌも巻き込まれ、それをフィールド内へ降りて来た事で知ったので咄嗟に動けない2人を一方的に甚振る。

直後、ワルドの出現を察知したゾックス/ツーカイザーが上空からクロコダイオーより飛び降りて参上するも、撃った銃撃はフィールドに入った瞬間遅くなり余裕でかわされ、ツーカイザー自身も落下速度が遅くなって空中へ無防備に浮いてしまう。そしてこれを見るや「おやおや、界賊まで。 飛んで火にいる夏の虫とはこのことカタツムリ!」と言いながらマイマイクロミサイルをツーカイザーへ直撃させて変身解除させ、地面に倒れたゾックスを踏み付けて勝ち誇った後、その場を悠々と後にする。

なお直前で、残りのゼンカイジャーも現場に駆け付けたが、ついさっき兄に起こった異常を観察していたフリントがクロコダイオーからのアナウンスで制止させた為、ゼンカイジャー全員が活動を封じられる事態は避けられた。


その後はしばらく、ポイントを変えてマイマイフラッシュを発動するのを繰り返し、動きの遅くなる領域を地道に広げ続ける。するとバラシタラが遠方から拡声器を使って経過報告を聞いて来たので、作戦は順調で進んでいるのと一緒にツーカイザーとゼンカイジャー2人を鈍化フィールドへ捕らえたのを報告するが、これでバラシタラから先にゼンカイジャーを始末してこいと命令を変更され、反論するも聞き入れられずとんぼ返りする羽目に。


「放っておいてもどうせ動けないカタツムリ!」

バラシタラ「そこは、ノンビリせんでもいいのであ~る!!!」(拡声器越しの大声)

「はっ、はは~っ!!」


大急ぎでゾックス達の元へ戻り、相手が先刻からその場を殆ど動けていないのを確認するや「いい具合にモタモタしてるカタツムリ!」と言って生身のゾックスへマイマイクロミサイルを発射。が、先程この場を立ち去ったしばらくの間で、ゾックスはその場で踊り迎撃トラップとなるマーキングショットのポイントを指定していて、それにより自動で発砲するギアダリンガーの銃撃でマイマイクロミサイルは撃ち落とされた上、慌てたカタツムリワルドの接近もホーミング銃撃で阻まれ失敗に終わる。

ならばと今度は、無防備なジュランとマジーヌを狙おうとするも、間一髪仲間と一緒に駆け付けた介人がフリントの調整を加えたターボレンジャーギアの力を3人に浴びせ、相対速度にターボを付け加速する方法でフィールドを抜け出されてしまう(※因みにセッちゃんも指摘していたが、ターボレンジャーは「高速戦隊」ではある物の別に加速能力がある訳では無い)。更に周辺にいた民間人も、ターボレンジャーギアの力を与えられ鈍化フィールドより逃げ出されてしまう。


この事態に頭が付いて行けず、その場で立ち尽くしていたカタツムリワルドだったが、程無くしてチェンジしたゼンカイジャーとツーカイザーが勢揃いしたので、気を取り直してクダック部隊を呼び出し交戦開始。相手がクダックを蹴散らしている隙にマイマイフラッシュを放つも、既に対抗策を掴んだゼンカイザーとツーカイザーはターボレンジャーギアを使い自分達と仲間を加速、鈍化能力を相殺する。

こうして自らの強みであり最大の武器を無効化されてしまえば勝ち目がある筈も無く、残ったクダックをツーカイザーに片付けられた末、自身は棒立ちとなっていた所へゼンカイフィニッシュバスターを喰らってアッサリ敗北・爆散した。


直後、残ったカタツムリトジルギアはバラシタラの呼び出したクダイテストに踏まれ、ダイカタツムリワルドを誕生させた。


余談

カタツムリモチーフの戦隊怪人は久しぶりで、『天装戦隊ゴセイジャー』のネッシーのウオボ渦以来になる。

声を演じた川津氏は『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の妖怪ヌリカベ以来、6年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となった。


ゼンカイジャーでは基本的に、1エピソードに付き各センタイギアをそれぞれ1回だけ使用するのに留まるのがパターンだが、今回登場したターボレンジャーギアはツーカイザーの海賊版も合わせて何と合計4回も使用されている。


関連タグ

機界戦隊ゼンカイジャー

トジテンド ワルド(ゼンカイジャー)

カタツムリ


重加速:機械生命体のライダー怪人が有する物理運動遅延能力で、巻き込まれた者が現象を知覚出来る点が同じ。こちらは複数個体が能力を使う事で全世界の動きを遅くした例があるが、時間を掛け進化した個体なら効果の威力と範囲が強化され、究極的には一体だけで全世界の動きを完全停止させた。


カッシスワーム:上位のクロックアップ『フリーズ』の使い手だったが、主人公の仕込んでいたトラップ攻撃に引っ掛かり反撃された。


ジャム・ザ・ハウスネイル:カタツムリの世界と聞いてこちらを連想した視聴者もいただろう。


クリスター・マイマイン:青いカタツムリのロボット繫がり。また、このロボットの獲得武器のため打ちが動きの低下と酷似点も多い。

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