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天霧綾斗の編集履歴

2021-07-03 12:03:18 バージョン

天霧綾斗

あまぎりあやと

ライトノベルおよびそれを原作としたテレビアニメ「学戦都市アスタリスク」の主人公。

CV:田丸篤志諏訪彩花(幼少期)


概要

本作の主人公。星導館学園の生徒会長であるクローディア・エンフィールドから特待生として星導館学園へ転入してきた少年。困っている人を見過ごせない優しい少年だが、恋愛には鈍感。実家は代々続く古流武術・天霧辰明流の道場で、幼い頃から剣術を学んでいたため、剣の腕は超一流。生まれながらにして莫大な量の星辰力を保有しているが、現在その力は封印されている。


アスタリスクへは行方不明になった姉の遥の情報を手に入れるため訪れ、彼女の唯一の手がかりである純星煌式武装《黒炉の魔剣(セル=ベレスタ)》の使い手に選ばれる。


転入初日にユリス=アレクシア・フォン・リースフェルトの着替えを覗いてしまい、問答無用で決闘を申し込まれるなど散々な目に遭うが、《鳳凰星武祭》の出場者を狙った襲撃事件をきっかけに彼女との関係を深め、《鳳凰星武祭》へ出場するためのパートナーになる。


入学してしばらくした頃、当時序列一位の綺凛との決闘で勝利し、「星導館学園序列一位」となる。それ以来、クローディアが命名した《叢雲(むらくも)》の二つ名で呼ばれる。


《鳳凰星武祭》での準々決勝の最中に二つ目の封印を解除することに成功し、圧倒的な力で黎兄妹を打倒した。決勝戦では、激闘の末にアルディ&リムシィに勝利して、ユリスと共に優勝を飾る。その報酬により、姉の遥の捜索を依頼した。


人物

一見すると、角を立てないのんびりとした如何にも優男といった性格だが、芯の部分では掴みどころのない飄々とした少年である。しかし、何気ない会話の中から事件の核心に迫る情報を引き出すなど、駆け引きに長け、根っこの部分は困っている人を見ると首を突っ込んで手助けしたくなる性格で、そのために自分が傷つくことも厭わないお人好し。


ユリスに「底の読めぬ男だ。あるいは本当にただの馬鹿なのか?」という質問をされた時、「その二択なら、まあ、どっちかと言えば後者じゃないかな。」と答えるなど、たまに変な言動をする。


能力

卓越した身体能力、幅広く練度の高い戦闘技術、莫大な量の星辰力(プラーナ)。そして、万物を焼き斬る防御不能の魔剣《黒炉の魔剣(セル=ベレスタ)》の力を加味した圧倒的な総合戦闘力を有する。


天霧辰明流剣術を主に使用するが、奥伝を習得するための必須技術である天霧辰明流組討術も正式に会得しており、無手での戦闘を行うこともある。


《天霧辰明流》の技を放つ際には技名(技によっては口上)を口にしているが、これは幼少の頃、紗夜との立ち合いで負けた際に、彼女の「お願い」として技名を叫ぶようになったのが理由である。


封印

5年前に失踪した天霧遥により、禁獄の力で三段階の封印を施された。封印を施した理由は綾斗を守り自分の後を追えないようにするためであり、解除が段階的であったのも綾斗が《処刑刀》と対峙した際に最低限クリアして欲しい条件を鍵としたからである。


一段階目

解除する条件『綾斗が成すべきことを見つけた時』

過去に力尽くで封印を破ったが、最初は10秒も維持できなかった。戦闘力が飛躍的に向上するが、使用時間は最大で5分程度とかなり短く、様々な面で制限を抱えている。


二段階目

解除する条件『綾斗が心から信頼できる仲間を見つけた時』

《鳳凰星武祭》準々決勝で二つ目の封印を解除することに成功した。一段階目では制御し切れずに漏れ出していた星辰力を溜めておくことが可能となり、解除状態を一時間以上維持できる。そのお陰で、一段階目では星辰力がノイズとなり使えなかった、天霧辰明流の知覚拡充技術である《識》の境地が使用可能となった。


三段階目

解除する条件『綾斗の力が天霧遥を超えた時』

《獅鷲星武祭》決勝戦で三つ目の封印を解除することに成功した。使用時間の制限が完全に解除され、長年溜め込んだ力を取り戻し、本来の実力を発揮することが可能となった。紗夜曰く「もう誰にも負けるはずがない」。


その言葉は本物で、一時的に封印を解除した際は、夜吹の一族の頭首である撫塵斎を一方的に追い詰める。千里眼の能力を《獅鷲星武祭》準決勝の時よりも遥かに使いこなした綺凛との戦闘でも、互角に渡り合うほどの戦闘力を得ている。


綺凛曰く「総合力で自身が劣るのは明らか」、「《黒炉の魔剣(セル=ベレスタ)》を使用していたら勝ち目は無かった」と語っている。


天霧辰明流

天霧辰明流は古流に分類される剣術。天霧辰明流の歴史は500年前まで遡り、介者剣術と呼ばれる甲冑を身に着けた者同士の戦いを前提としている。そのため、鎧の隙間を狙うように腰を深く落とした状態が基本姿勢となる。


《識》

認識できる空間を極限まで広げた境地での呼び名。戦闘の際、相手の呼吸や些細な仕草だけでなく、周囲の空間にまで知覚を広げた状態のことで、天霧辰明流の奥伝は《識》の境地に達していないと使えない。


天霧辰明流剣術初伝 貳蛟龍(ふたつみずち)

綾斗が会得している天霧辰明流剣術のひとつ。振りかぶった刀で十文字に切る二段技で、二段目は下から上への切り上げとなる。


天霧辰明流剣術初伝 肆祁蜂(しきばち)

綾斗が会得している天霧辰明流剣術のひとつ。高速で刺突を繰り出す。


天霧辰明流剣術中伝 九牙太刀(くがたち)

綾斗が会得している天霧辰明流剣術のひとつ。高速で相手の四肢を切断し、胴体に4回の突きを放った後、とどめの突きで相手を貫く。


天霧辰明流剣術中伝 十昆薊(とびあざみ)

綾斗が会得している天霧辰明流剣術のひとつ。剣を片手に持ち、体ごと回転して2回斬りつける。回転の途中で剣を持ち替えているため、技の前と後で持ち手が変わっている。


天霧辰明流剣術中伝 矢汰烏(やたがらす)

綾斗が会得している天霧辰明流剣術のひとつ。自分を中心に小さな円をイメージして神経を集中させることで、射程内に入ってきた物体に素早く対応できるようになる。


天霧辰明流剣術中伝 刳裡殻(くりから)

綾斗が会得している天霧辰明流剣術のひとつ。相手の武器を弾き、相手が手にする前に空中で破壊する。


天霧辰明流剣術中伝 貳鬼蜂(そえきばち)

綾斗が会得している天霧辰明流剣術のひとつ。突きの構えを取り、一気に距離を詰めて高速の突きを放つ。


天霧辰明流剣術中伝 陸屠蜂(りくとばち)

綾斗が会得している天霧辰明流剣術のひとつ。霞の構えから六連突きを放つ。


天霧辰明流組討術 刳環祓(くるわばらい)

綾斗が会得している天霧辰明流組討術のひとつ。柔道の一本背負いのように相手を投げ、相手を地面に叩きつけると同時に体重を乗せた肘鉄を胸に食らわせる。


天霧辰明流組討術 櫃羽穿(ひつばうち)

綾斗が会得している天霧辰明流組討術のひとつ。相手の懐に入ってから、全身を使って蹴り上げる。


天霧辰明流組討術 不破轟(ふわぐるま)

綾斗が会得している天霧辰明流組討術のひとつ。空中の相手に見舞う三段蹴り。


天霧辰明流奥伝 逆羅刹(さからせつ)

綾斗が会得している天霧辰明流奥伝のひとつ。《識》によって相手のあらゆる動きに対応することで、複数の相手の攻撃を利用して互いに相打ちさせることを狙う。


天霧辰明流剣術奥伝 修羅月(しゅらづき)

綾斗が会得している天霧辰明流奥伝のひとつ。腰を深く落とした脇構えから、高速の一撃を放つ。


黒炉の魔剣(セル=ベレスタ)

星導館学園が管理している純星煌式武装の1つ。四色の魔剣の一振り。外形は鮮やかな赤色のコアに名前に反した透き通るような純白の刀身、片刃のようで巨大な光りの剣といった印象を持たせる。


かつて他の学園から「触れなば溶け、刺せば大地は坩堝(るつぼ)と化さん」と恐れられた非常に強力な純星煌式武装。比較的古い純星煌式武装でありながら、手懐けて使いこなせた学生は数人程しかおらず、気難しい(持ち主を選ぶ)ことで知られる。


代償は大量の星辰力を消費すること。並の星脈世代であればあっという間に星辰力が枯渇してしまうが、作中でもトップクラスの星辰力を保有している綾斗はプラスマイナスゼロで使用できる。


戦闘時は刃が凄まじい高熱を発生させ、万物を焼き切るため、防御不能という恐るべき特性を備える。普通の煌式武装では剣を合わせることすら出来ないが、同格の純星煌式武装であれば受け取めることが可能である。


使い手の意思により最適な形状に変化することが可能であり、《鳳凰星武祭》決勝戦ではユリスの力を借りて、大剣の状態から片手で扱えるほどの刀状の武器へと変化した。


綾斗が単独でのサイズの最適化ができなかったのは、星辰力の細やかな制御が苦手なのも理由の一つだが、それを《黒炉の魔剣》が補助するのに値するだけの力量が足りず、一番の問題は綾斗が《黒炉の魔剣》を人間と同じ感覚で付き合っていたからである。


封印が全て解かれたことにより、《黒炉の魔剣》が求める力量に到達し、遥の優秀な指導も相俟って、《黒炉の魔剣》に対する正しい心構えを悟り、単独でのサイズの最適化が可能になった。


他の四色の魔剣は、聖ガラードワース学園の序列一位にして生徒会長のアーネスト・フェアクロフが使用する《白濾の魔剣(レイ=グレムス)》。蝕武祭(エクリプス)の専任闘技者だった《処刑刀》ことマディアス・メサが使用する《赤霞の魔剣(ラクシャ=ナーダ)》。現在は適合者が見つかっていない《青鳴の魔剣(ウォーレ=ザイン)》がある。


人間関係

学園で初めて決闘をした相手であり、鳳凰星武祭からのパートナー。

生徒会長。綾斗を星導館に招いた人物。

幼馴染。海外に移住していた。

中等部の後輩。元序列一位で、彼女に勝利することで序列入りした。

クインヴェール女学園の生徒会長。ひょんなことから知り合う。

ルームメイト。

異父姉。綾斗の星導館学園転入のきっかけとなった。


《鳳凰星武祭(フェニクス)》終了後

2年次になり、ヒルダの手を借りずに昏睡状態の遥を目覚めさせるという望みのために、クローディアたちとともにチーム・エンフィールドの一員として、《獅鷲星武祭》に出場する。準決勝で、界龍の武暁彗が率いるチーム・黄龍と対戦し、綺凛と二人で武暁彗に挑むが圧倒され、紗夜とユリスがリタイヤすると綺凛の言葉でクローディアの援護に向かい、趙虎峰と交戦中に綺凛が武暁彗の校章を破壊した事で勝利した。そして、決勝戦前夜の《処刑刀》との立ち合いを経て、決勝戦の最中に三つ目の最後の封印を解除することに成功し、それによって本来の実力を取り戻してチーム・ランスロットを圧倒し、《獅鷲星武祭》の優勝に大きく貢献した。


《獅鷲星武祭》決勝直後、実家の父から連絡が入り、冬季休暇中に綺凛と共に実家に帰ることとなる。遥をヒルダの手によって目覚めさせるべきかどうかを相談するも、曖昧な返事しか返さない父・正嗣に憤りを感じ、父との関係がぎくしゃくしたまま実家を後にする。今度は、綺凛に実家に来ないかと誘われ、年末年始を刀藤家で過ごすこととなる。そんな中、代志乃から刀藤家の年始の立会いに出るよう頼まれ、綺凛と立ち会うことになる。本気の打ち合いの末に引き分けとなるが、その後に綺凛から、父親とちゃんと向き合うべきと言われ、もう一度実家へと向かう。そして、実家で父の本心を聞いた綾斗は《獅鷲星武祭》優勝の願いとして、不本意ながらもヒルダに遥を目覚めさせる。その際、ヒルダに対して条件を付けることで今後の行動を制限しようとする。


遥が目覚めた後、二度目の学園祭の最中に現れた《処刑刀》から遥の命を人質に脅迫を受け、《王竜星武祭》に優勝を目指して出場せざるを得なくなる。また、遥に《黒炉の魔剣(セル=ベレスタ)》を使いこなせていないと指摘されたため、《王竜星武祭》優勝のためにも遥に星辰力を調節する稽古をつけてもらう。その際に、《黒炉の魔剣》の「一振りの剣として扱ってほしい」という意志を感じ取り、《黒炉の魔剣》を完全に使いこなすことができるようになる。その上で、義父の正嗣からの許しをもらった遥から、天霧辰明流剣術極伝を授かる。そして、ユリスに距離を置かれるようになったことを哀しみながら、《王竜星武祭》を迎える。


《王竜星武祭》では、初戦の開幕試合でアルルカントのゴースに苦戦するも、天霧辰明流剣術極伝を披露して勝利し、その後も勝ち続けて予選を突破する。本戦の4回戦では、クインヴェールの美奈兎と対戦し、辛くも勝利しベスト16まで勝ち上がる。5回戦ではロドルフォ・ゾッポと対戦し、相手の能力に苦戦するも《黒炉の魔剣(セル=ベレスタ)》で自分の周囲の空気中の万応素を焼き切るという離れ業をやってのけ、ロドルフォの能力を無効化した隙をついて校章を両断し、勝利する。そして、五回戦全ての試合が終了した後、遥と共にカフェ・マコンドを訪れて、美奈兎に彼女の父親が死亡した事故について聞く。


関連イラスト

誕生日おめでとう、綾斗


関連タグ

学戦都市アスタリスク

黒鉄一輝・・・アニメ第1期の放送時期が重なった作品のそっくりさん。(共通点:剣士・武器の知識(格闘/刀剣/長物/弓)・制限(リミッター)あり・ヒロインの下着姿を目撃。など)


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学戦都市アスタリスク

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