概要
機動戦士ガンダムのキャラクターデザイン等で知られる安彦良和が手掛けたアニメ作品。全26話。コミックボンボンでも清水としみつによりコミカライズされた。2000年前後まではEDタイトル文字数が一番長いモノとして有名だった。
原作、監督をはじめキャラクターデザイン、作画監督などを安彦が一手に担っており、2015年にはスーパーロボット大戦BXにも参戦を果たしている。
本作はロボットアニメであるが、冒険小説的な要素を多分に含んでおり、物語性を重視した作風はもとより、主役ロボット「ゴーグ」が物語に登場するまでに相応の時間がかかっている(第四話の終盤でようやく登場)など、それまでのロボットアニメ像から大きくかけ離れた物となっている。
高い作画クオリティとストーリーは今なお高い評価を示しているが、ロボットアニメに於いて重要な要素の一つである「玩具を売る」事を念頭に置いていない作風から、マイナーな部類に入るいわゆる隠れた名作の一つとして扱われている。
また、本来は1983年10月から放送開始予定だったのが、スポンサーのタカラ(現:タカラトミー)の意向もあってか半年遅れの1984年4月からの放送開始となっている。但し制作作業は放送延期中も予定通り行われていた事から第1話放送時点で最終話の制作作業が行われるという特異な製作状況にあった作品でもある(その結果が高い作画クオリティであるとされる)。