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シーモア=グアドの編集履歴

2021-12-26 05:54:26 バージョン

シーモア=グアド

もあしー

シーモア=グアドとは、ファイナルファンタジー10の登場人物。

「死は甘い香り。ありとあらゆる苦しみを優しくぬぐい去り……いやす」

「ならば……すべての命が滅びれば、すべての苦痛も……また、いえる」


概要

CV:諏訪部順一

フルネームは「シーモア=グアド」。通称モアシー。年齢は28歳。

エボン四老師の一人にしてグアド族の族長を務めるヒトとのハーフ。宗教的な儀礼などを統括する。


装備する武器はロッドで、有能な召喚士でもあり、様々な攻撃魔法の扱いに長け自身の戦闘能力も非常に高く、当初は物腰柔らかな青年と思われていた。だが、何故かいつも声は小さい。おまけに男性でありながら ツインテールってレベルじゃない奇妙な髪型をしており、一部からはFF界の初音ミクとも言われている。


ハーフであることが理由で母と共に迫害され僻地に追いやられるなど、過去に様々な不遇があった。唯一の味方だった母の病死(病で死亡する前に、母はユウナレスカによってアニマの祈り子となった)を機にスピラを憎むようになり、スピラを破壊へと導くことを決意、先代族長であり老師でもあった父を暗殺して族長と老師の立場に就き暗躍する。グアド族やエボン教にはシーモアの本性を知った上でを支持する者たちも何人か登場している。


「父を憎悪する」という部分はティーダと、「異種族とのハーフで僻地にて過ごす」という境遇はユウナと似ている。また、シーモアはスピラの崩壊を目論んだが、ティーダは逆に夢のザナルカンドを消し去っている。


ミヘン・セッション時のシンのコケラ・ギイ戦でのみ、シーモアをパーティメンバーとして操作できる機会がある。ユウナ、アーロンとの固定メンバーで戦うが、この時点にしては性能の高い黒魔法や白魔法をバランス良く覚えている。オーバードライブ技は「レクイエム」で、この戦闘中でしか見ることができず、敵として戦う際には使用しない。この技の演出は次作『ファイナルファンタジーX-2』において、敵の技である「真夜中の叫び」に使い回されている。


今時のRPGにありがちな、味方(1戦のみのパーティーキャラ)から敵に変貌する人物である。世界を滅ぼすためにユウナを利用しようと求婚するも、最終的に拒絶される。物語が進むほどにユウナには狂気的な感情を向けるようになり、彼女のストーカーと化していた。


彼とは合計4回も戦闘を交えることになるが、何度死に至らしめてもしぶとく生き延び、遭う度に人間離れした様子を見せ、果てはラストダンジョンにまで出てきて「しつこい」と思ったプレーヤーも少なくないだろう(後にティーダは「しつっこい野郎だな」と呆れており、プレーヤーの気持ちを見事に代弁している)。


最期は『シン』の体内での戦いで敗れた後ユウナに異界送りされてようやく物語から退場。この時、当初は一般人代表的な立場でシーモアを信用しきっていたワッカにすら「今だ、異界に送っちまえ!」などと吐き捨てられていた。


エボン教を信仰していたユウナ、ルールー、ワッカなどは当初は全幅の信頼をシーモアに置いていたが、一方でティーダ、アーロン、キマリの3人には最初から不信感を持たれており、ティーダに至っては初対面時から「偉そうなやつ」とワッカに毒づいたり、マカラーニャ寺院の戦闘でも「最初っからお前のこと気に食わなかったんだよ!」と本音をぶちまけていた。


ちなみにシーモア・最終異体戦のBGM「シーモアバトル」は人気の高い曲。ディシディアではシークレットBGMとして選ばれた。

しかし、彼は十分に悪役としての貫禄があるにもかかわらず未だ参戦を果たしていない※。そのため、彼の参戦を望むプレイヤーは多い。


オペラオムニアには参戦している


活躍

「どうか、そんなに緊張なさらずに。ふだんの言葉でどうぞ」


前述の通り当初は味方として振舞っていたが、ユウナに目を付けてから少しずつ本性を露わにしていく。ユウナが持っていたスフィアの映像からシーモアの悪事が露見し、マカラーニャ寺院にて主人公らと対峙。その戦いで敗死するも死人として復活を果たす。以後は本性を隠そうともせず暴走する悪意のまま主人公たちの前に立ち塞がる。


「死の力をもってスピラを救う。そのために、あなたの命と力を借りて、私は新たな『シン』となり……スピラを滅ぼし、そして救う」


ベベルからユウナを連れて逃げようとする一行の前に現れ、謀略に明け暮れていたキノックの死体を見せつけ「死はすべての救い。思い悩むことのない永遠の安息」という持論を語る。改めてユウナに誘いを掛けるが拒否され、一行との戦闘でダメージを受け取り逃してしまう。


だが、ガガゼトにて追い付き三度目の戦いを繰り広げる。なお、この直前に足止めを担ったキマリの同胞たちを虐殺している。ここで戦う終異体は恐ろしい強さを持っており、多くのプレイヤーにトラウマを植え付けた。この戦いで遂に消滅・昇天したのだが……


「私は『シン』の一部となり、不滅の『シン』と、ともにゆく。永遠にな」

「感謝するがいい。私はおまえの父親を守ってやるのだ」

「おまえのほしがる救いや希望はスピラのどこにもありはしない! 永遠の安息を受け入れるがいい!!」


たまたま上空を飛んでいた『シン』によって取り込まれていた。当初の予定とは違った形になったが『シン』の一部になれたため前向きに「いずれ内側から支配してやろう」と語る。そして『シン』の体内に乗り込んで来た主人公らを倒すべく最終異体となり、今度こそ最後の戦いを繰り広げる。戦いの末に膝を突き、「ばかな……」と驚愕を露わにする彼の隙を突いたユウナによって異界へと送られた。


「私を消すのは、やはりあなたか。私を消しても……スピラの悲しみは消えはしない」


その後

FF10-2のリメイク版以降に隠しキャラクターとして登場。闘技場にて倒すと仲間にできるが操作はできず(クリーチャー扱いのため)、ストーリーにも登場しない。

ただしグアド族を復興させる結末になった場合に手に入る「バラライのスフィア」の映像に登場。


そこでグアドサラムでユウナと面会する前にキノックに捨てられたバラライを匿っていたことが明らかになっている。匿った理由はユウナと同様に「使い道はあった」とのことだが、バラライはその事実を知らなかった。なお、この頃からキノックとは既に権力争いに明け暮れていた模様。



関連動画

シーモアバトル各種


関連タグ

ファイナルファンタジー10 FF10

アホ毛 悲しき悪役 残念なイケメン


セフィロス:『ファイナルファンタジーVII』のラスボス。実母に起きた悲劇と、彼が母と呼ぶ存在が要因となって世界を滅ぼす存在となったという点については、シーモアと共通する。また、人間と異種の混合(ハーフ)、最初は仲間として一度のみ戦闘に参加する点なども共通。後に主人公のストーカーと化す。


マルベーニ:『ゼノブレイド2』の登場人物。「異種族の法王(宗教の重鎮)」、「当初は善人として振る舞い本性を隠していた」、「目的のための手段としてヒロインを求める」、「今の地位を得るために先代を暗殺した(ことが示唆されている)」、「狂気の一旦に『母』が深く関係している」、「決着場所がラスダンの中層」などシーモアと共通点が多く、奇しくも声優も同じ諏訪部順一が担当している。


ガゼル法院:『ゼノギアス』の登場人物。マルベーニと類似点のあるキャラクター。「『』と一体化を目論む」「その目的のため主人公たちの肉体を求める(特にヒロインの肉体は必要不可欠だった)」「既に肉体は滅んでいるが意識だけ装置の中で現存している(つまり亡霊のようなもの)」など、『シン』との一体化を考え、ヒロインを執拗に追い回し、死しても死人となっていたシーモアと類似点がある。

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