概要
スタイリッシュ国際問題とは、限りなくアウトに近いアウトである。
主にアニメや漫画、ゲームなどがフットワーク軽く国際問題になりかねないネタをぶっこんでくることを指すことが多い。
起源
スタイリッシュ国際問題の始まりとされるのは、OvAアニメ版「HELLSING」のエンディングである。
元々のHELLSING自体、ナチス残党が空中戦艦でロンドンを焼き払ったり、バチカンの方々もそれに乗じてロンドンで殺戮をするというヤバい作品なのだが、そのエンディングはさらにぶっ飛んでいた。
その内容
まず、BGMのナチス・ドイツの軍歌「イングランドの歌」(英国征討歌)
これはイギリスに攻めるため、軍艦に乗って出撃するという内容の歌詞で、最後の大隊とイスカリオテがイギリスをメチャクチャにする本作にはある意味お似合いの曲ともいえる。
また、歌詞の中には直接ナチスに繋がるワードはない。
次に、それにつけられている映像。
序盤にはシュレディンガー准尉がどこかで見たような表情でナチス式敬礼をする中、V1飛行爆弾が発射される。
中盤は歩くシュレディンガー准尉の背景で、V1飛行爆弾がビッグ・ベンやタワーブリッジ、ロンドンバスなどをことごとく破壊。ついでに観覧車も破壊される。
破壊が一通り済んだところで、画面には見慣れたシルエットと
「そしてゼーレヴェは、ついに有明を渡り陸(にしかん)へと上る」
という文字が・・・
そして、ラストは少佐をはじめとした最後の大隊の面々がコミケを満喫する絵で締められるのであった。
どうしてこうなった
全ては作者の私怨である。
ヒラコーはHELLSINGの取材のため、イギリスはロンドンに赴いたことがある。しかし、ロンドンではアジア人ということで馬鹿にされ、露店でも偽ブランド品をつかまされるなど散々な目に遭ったらしい。
これにキレたヒラコーは、作中でロンドンを跡形もなく破壊することを決意。エンディングでも破壊された観覧車に乗り、高い所からロンドンを見てどこからどんな風に破壊してやろうか考えたという。
その結果がこの内容という訳である。
なお、この映像を見たイギリス人は大爆笑し、逆にドイツ人がブチ切れたという。
ちなみに、このBGMを演奏しているのは、ナチス・ドイツとソ連に国土を分割されたポーランドにある、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団である。
また、本来のイングランドの歌は、この動画のようにテンポが早いのだが、HELLSINGエンディングでは、シュレディンガー准尉の歩く速さに合わせてあえてテンポを遅くしてある。
pixivでは
ウマ娘のファインモーションをいろいろはっちゃけさせたイラストに付けられることが多い。
ラーメンがらみのネタが多いが、メイン画像のようなシャレにならんのもあるので注意。