ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

山汐丸(艦隊これくしょん)の編集履歴

2022-03-11 17:31:16 バージョン

山汐丸(艦隊これくしょん)

やましおまる

DMMのソーシャルゲーム『艦隊これくしょん』に登場する特2TL型戦時標準船をモチーフにした艦娘である

図鑑データ

艦名山汐丸
図鑑No500
艦級?
艦種特設護衛空母
CV?
イラスト海原さかな

概要

2022年2月22日23日に行われたメンテナンスにて実装。同日開始の期間限定イベント海域「発令!「捷三号作戦警戒」」の前段E-3海域突破報酬として初登場した。


艦娘としては4人目となる大日本帝国陸軍所属の船艇をモチーフとした艦娘(ただしあきつ丸と同様陸軍直属という訳ではなく、民間海運会社が保有し陸軍が運用するという形式)であり、同時に初の戦時標準船をモチーフとした艦娘である。


性能

艦種としては「特設護衛空母」という名称であるものの、空母というよりもむしろ補給艦に近いようで、艦種ソートタブでも「補助艦艇」枠に分類されている。


史実

陸軍特殊船特2TL型「山汐丸」

山汐丸は戦時標準船のうち1万トン級タンカー仕様であったTL型をベースに航空運用能力を付加した「特TL型」、とりわけ量産性を重視した直線的な船体と対潜重視の武装が施された「特2TL型」に分類され、同型の戦時標準船では唯一戦時中に就役した船舶であった(戦後も含めると、同型の「千種丸」が1949年に武装や飛行甲板のない通常のタンカーとして就役している)。


現在のみなとみらいにあった三菱重工業横浜造船所にて1944年9月11日に起工、11日14日に進水し、翌1945年1月27日に竣工した。

本来は南方航路にて船団護衛要員兼石油輸送用タンカーとして運用する予定だったものの、既にフィリピンではレイテ島が陥落しマニラでの市街戦も目前という状況となっており、当然周辺の制海権はアメリカの手に落ちているという状況にあって南方航路での運用は現実的ではなくなっていた。そのため、竣工後にタンカーから通常の貨物船仕様に改装が行われる事となり、山汐丸は実戦に入ることなくそのまま横浜に留め置かれる事となる。

そんな中、1945年2月16日から17日にかけてドーリットル空襲以来となる本土空襲が発生(ジャンボリー作戦)。山汐丸もこの中で250kg爆弾1発、ロケット弾多数の直撃により大破着底。そのまま終戦を迎える事になった。


戦後、1946年3月6日には、同じく横浜船渠で建造され横浜港に係留されていた海軍標的艦「大指」(進水後艤装工事95%のところで建造中止)が触雷事故により漂流し、山汐丸に衝突して沈没するという事故が発生している。

その後解体作業が発生したが途中で船首が折れて沈没するというアクシデントが発生してしまう。しかも当時5つあった船台のうち2つを完全に塞いでしまった(特2TL型山汐丸の戦後)。そのため引き上げるための費用を勘案した結果、塞がれた船台2つは地上組み立て場とし、山汐丸は完全に解体するのではなく船体を部分的に残して岸壁に流用する事となった。こうして第3船台に干渉する船首部分と上部構造物を撤去された山汐丸の船体は、その場で土砂を詰め込んだ上で「山汐岸壁」と呼ばれる艤装作業用の岸壁として利用される事となった。

1956年、造船所拡張のため山汐岸壁は撤去された。横浜造船所の移転に伴う閉鎖から数十年経った2008年に同地にみなとみらいセンタービル(艦これリアルイベントが度々開催されているパシフィコ横浜から街路2本挟んだ位置)を建設する事になった際に地面より15m下の位置から山汐丸の錨が発掘されている。現在、この錨は同ビル北の広場にてモニュメントとして展示されている。


関連タグ

艦隊これくしょん 艦これ

艦娘 陸軍艦娘

戦時標準船


あきつ丸(艦隊これくしょん):同じ陸軍所属の飛行甲板を有した船舶。上述の通り、形式上民間海運会社保有であったという点も共通している。

速吸(艦隊これくしょん):海軍が保有していた給油艦兼補助空母。ただしこちらはカタパルトのみ備えており飛行甲板は有していない。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました