曖昧さ回避
- 漫画・アニメ『結城友奈は勇者である』の登場キャラクター東郷美森を指す呼び方。
- 世界的狙撃手にしてヒットマン→デューク・東郷」
- 漫画『おそ松くん』の登場キャラクター。本項で解説する。
- 他の東郷さん→東郷を参照のこと。
概要
漫画『おそ松くん』のエピソードの一つ「恐怖の下宿人」 に登場するキャラクターである。アニメ版には未登場。
ある日松野家に下宿することになった男性で、タレ目の優しげな風貌や親切な性格などから周囲にも好かれる存在だった。毎日プレゼントを持ってくる気前の良さに六つ子たちも懐いていたが、おそ松は東郷が買ってきたという財布にお小遣いが入っていたことに疑問を持ち…。
ネタバレ
その正体は逃走中の強盗殺人犯であり、おそ松に秘密を知られてしまうと土管の中で彼を暴行。
「いいか!!きょうのことしゃべるとおまえんちはみなごろしだぞ!!」と包丁を突き立てて脅迫。それだけでなくおそ松にも自身の強盗の手伝いをさせ、共犯者に仕立てあげた。
ちなみに作中では人を3人、ネコを15匹、カエル3匹、ノミを100匹も殺したと豪語している。これが事実であれば殺人鬼と言っても過言ではない危険人物だが、まだ幼いおそ松にだけ殺人をしたとまで明言しているため、虚言の可能性も考えられる。
最終的に松野家全体に正体が知られると、逃亡する時におそ松を人質として拉致しようとした。しかしチビ太の勘違いで捕まってしまい、そのまま警察に引き渡され、彼の逃亡劇は幕を閉じた。
おそ松から見た東郷さん
秘密を知ってしまったことで、一時はご飯が喉を通らなくなるほど精神的にも追い詰められていた。
成人後の設定である『おそ松さん』で東郷さんは未登場(一応『劇場版 えいがのおそ松さん』にて(現実ではなく思い出のようなシーンだが)モブとして一瞬だけ映る)。
しかし、二次創作では「長男であるおそ松の唯一のトラウマ」などの設定を付けられて登場する作品も見られる。
それ以外には誘拐に成功して二人で強盗を続ける・東郷さんが出所後におそ松と再会する…など様々。
登場回の収録先
- 初出は『週刊少年サンデー』1966年11月27日 47号。
- 現在入手しやすい媒体としては、竹書房文庫版15巻、電子書籍(eBookJapan・ヤフーブックストア版は19巻)となっている。
- また、2016年5月発売の原作六つ子特集ムック本『まるまるおそ松くん』にも収録された。ページ端にコメント文が入っている(「バッチリの傑作マンガ」「どこから湧いて出たのか正体不明の東郷さん」「笑顔が不気味に思える…」など)。
- その他、『泣けるアカツカ』(2016年発売のコンビニ本版のみ)にも収録されている。
余談
- 「東郷」という名前について
物語中盤でチビ太が「クイズ」として言及しているが、強盗(ごうとう → とうごう)というアナグラムになっている。
- 登場回の教訓
「しかし…… 人はみかけによらないもんだなあ…… 」
締めくくり一番最後のコマのセリフより。「人間の本性は表面上だけではわからない」という教訓である。
- 赤塚不二夫公認サイトでは
リクエストが反映された結果としてキャラ検索のページに追加された。(2017年11月)
「誰からも愛される松野家の下宿人の東郷さん。その正体は…!? 」