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ゴルゴ13

ごるごさーてぃーん

さいとう・たかを作の漫画・劇画作品。また、その主人公。2013年に連載開始から45年が経ち、現在も連載中の長寿漫画で「劇画」の代名詞である。
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pixivではそのハードさ主人公のタフさから、しばしばパロディのネタにされることも。

概要

自称「デューク・東郷」。裏の世界では知らない者のいない、本当に世界一腕の立つ殺し屋、または超A級スナイパー

急に、もしくはこっそり、または武器などを持って後ろに立つと問答無用でぶん殴られる。最悪撃たれる恐れもある。
ちなみに第1巻(第1話「ビッグ・セイフ作戦」)冒頭で本当に悪意のない(ちょっと驚かすつもりの)娼婦を殴って捕まる(それが元で刑務所送りになってしまう)。

最初の頃は饒舌に殺しのプランを語ったりジョークをとばしたりするなどかなりのおしゃべりだったが、シリーズを重ねるにつれ、感情表現が少なくなり、次第に無口になっていった。
第162話「スキャンダルの生まれる日」で「思いつきで行動するのは愚か者のすることだ。それを得意げに話すのはもっと愚か者のすることだ」と言っている。現在では、物語の根幹に絡まない場合は、セリフのほとんどが「…。」だけで構成されることもある。

これはゴルゴが成長したというより、さいとう氏が「ゴルゴを饒舌にするより、周囲の人物に喋らせた方が面白くなる」と考えが変わったからという面もある。
ファンの間では、初期の小池せンせいイズムあふれるゴルゴを「ヤングゴルゴ」「アーリーゴルゴ」と呼び区別する場合もある。

彼の名台詞はお笑いコンビ「庵。」(現在はピン芸人のジョーク東郷)のコントで披露されるほど。
最近の彼は決して「ちょろいもんだぜ」とか「そのキレイな顔をフッ飛ばしてやる!」とか言ったりはしない。

作品内容

社会の裏側、あるいは裏と表の境界線上がゴルゴ13の活躍の舞台である。ストーリーの題材は、脚本家が多数に及ぶこともあって、非常に多岐にわたる。諜報戦に代表される国家間の暗闘、戦争・紛争、ゲリラ活動、テロリズム、麻薬組織など犯罪組織、企業活動、芸術・スポーツなど文化活動、歴史問題・地理問題、最新テクノロジー、ミステリー、自然災害なども題材となっている。

作品には、現実に起きた事件に交えて実在の国名・組織・企業・団体そして個人の名前がしばしば登場する。作中のリード文に『A国のBという組織の存在により、C国との関係が芳しくない』といった主旨の内容が書かれる影響もあると推察されるが、この作品で世界情勢を覚えることができるという話もあったり、この作品をモチーフに世界情勢を語る書籍も発行されたりしているが、物語自体はあくまでフィクションである。

身体的特徴

現在のところはっきりしていることは、「利き腕が右手」「血液型がA型」であることのたった2つだけ。
それ以外の情報に関しては「推定」でしか語ることができない。

身長
・182cm(推定)
体重
・80kg(推定)
年齢
・40歳前後(推定、ルーツ編ではおおむね1940年代生まれと推定されている)
瞳の色は鳶色。髪の毛は黒で直毛。角刈り。肉体は筋肉質で傷だらけ。あっちの腕前も一級品らしい。劇中では、彼の息子と思わしき子供が(現段階で)二人登場している。

右利きだが、左手でも問題なく狙撃可能なため、実質両利きで銃が使える。
また、年に一度ぐらいの間隔で、突然右腕が麻痺する症状を発することがあるため、作中、左手でも拳銃の早撃ちができるよう訓練する場面があった。
この際は、右腕での射撃に比べて若干速度が劣るとされたが、それでも十分高水準の技術であった。
ゴルゴ13自身の知識を持ってしてもギラン・バレー症候群としか認識できなかったが、実は全く別の神経系の麻痺である事が判明している。
現在では特別にブレンドした漢方薬を服用することで何とか症状を抑えているが、根治することは不可能とのこと。漢方医曰く「常人だったら即死するようなストレスに常時晒され続けていることの代償で、むしろこの症状で済んでいることの方が異常」とのこと。
もちろんその漢方薬も一回毒見させてから服用する。

病気が再発した際は治療が終わるまで依頼を一切受けず、大型ヨットで静養している。
なお、神経系麻痺が起きていなくても年に一度、ゴルゴが自分の目で選んだ優秀なドクター達をヨットに呼び寄せて健康診断をしてもらっている。
それぞれが分野の違うドクターであり、健康診断時以外でも必要とあらば連絡をとることもあり、そのために多額の援助を行っている。
レーザーを照射され目にダメージを受けたゴルゴが眼科医を呼んだ際には夜中であろうとも駆けつけた。
任務遂行中に症状が出て、銃器を扱えなくなり窮地に陥ることもあったが、その都度機転で切り抜けている。

彫りが深い顔立ちで、猛禽の羽のような太い眉と、非常に鋭い三白眼が特徴。「いい男」の部類には入るが、特徴的なためネタにされやすい。
顔が濃い割に変装は適当の一言で、服を多少変えたり帽子を被ったりする程度。
だが、敵は大概、まさかゴルゴ13が出張ってきているとまでは考えないため疑うだけで終わる。
ただし、必要とあれば専門家を雇いしっかりとした変装を行う。

ルーツ

彼のルーツは謎に包まれており、それを探ろうとする者もいるが、彼によって始末されるか恐怖により自ら調査を放棄するかのどちらかに終わっている。
また、それらしい出生にまつわるエピソードが語られたことも何度かあったが、あいまいな結論に終わるか違うと否定されるかで、彼が「誰なのか」は依然ぼやけたままである。
ただし、彼の出自を探ろうとした科学者により、極秘裏のDNA鑑定で日系かモンゴル系の生まれとまでは絞り込まれている(なお判明直後、彼らは研究所ごと始末された為作中では不明の扱いのままである)。

弱点が見当たらない彼だが、もしかしたらそのルーツに弱点が・・・
ガゥゥゥ――…ン

作者のイメージなど

外見は作者曰く「40歳頃の俳優・高倉健のイメージ」で描いていたらしく、実写映画化に難色を示していた際も「主演俳優を高倉健にする」という説得が理由の一つとなってOKを出したほど。しかし、爆笑問題との対談で自分の兄もゴルゴのモデルの1人と答えている(ゴルゴが背後に立つ人物をいきなり殴るという行為は、作者が若かった頃、兄が後ろの人を突然殴ったことに由来する)。

他にも実写映画では千葉真一版もあり、TVアニメ版の声優は舘ひろし、劇場版アニメの声優は瑳川哲朗、OVAでは玄田哲章など、長い歴史があるだけあって複数名のキャスティングが行われている。
作者によると、今実写化するとしたら室伏広治だという。

性格

冷静沈着。本人曰く、「ウサギのように臆病」(後述)。
依頼者に対しては、それがどんなに偉い人であろうがタメ口(敬体)で接することがほとんど。
自身の正体を隠すため、恩人の家族の依頼を受ける際など、状況によっては丁寧に話すこともある。
(※実際には、相手の出身国における公用語で会話しているはずであり、また言語によっては常体・敬体を区別しない場合もあるため、作中における日本語の台詞は雰囲気をつかむためあえて敬体のタメ口にしていると思われる)。

依頼者と会う時も、を預けたまま話す、握手はしない、資料を取り出す際はゆっくりと出すことを強要するなど、慎重な姿勢を見せる。
ただし、握手は相手の実力を図るためなど必要とあればするし、事前に心得ていた場合は行う場合もある。

裏切り者(彼を騙した依頼者)や、狙撃の瞬間を見た、あるいは見ようとした者、偶然でも彼の写真を撮影した者、彼の使う道具を入手しようとする物、彼の任務を妨害する者については徹底的に始末しようとする。
特に目撃者と妨害者には容赦がなく、たとえ偶然や別の意図からのものであっても撃ち殺される。
例外はゴルゴの方に多少落ち度があり、なおかつ「一切口外しない」という約束が間違いなくできた場合(またはゴルゴの方が信頼できる人物と判断した場合)だけである。
また逆に、依頼人や協力者にミスがあってゴルゴの生命に危険が及んだとしても、「仕方がない」と割りきって見逃してくれるケースが多い。

特殊な例だが、オリンピックの射撃選手にその集中力の秘訣のひとつを教えたこともある。
依頼に利用するためとも見られるが、その真相は不明なままである。

その反面、自分の命を救ってくれた恩人や信頼の於ける人物だと判断した場合は普段からは考えられないほど丁寧な態度で接することもあり、非常に義理堅い一面も持っている(後述)。

依頼や自身の生存に関係のない殺生は絶対にしようとせず、また例え自らの生死に関わる理由から殺生を行った場合でも、最大限の償いをする。
例としては、真夜中の山中でのトレーニング中に托卵により地面に落とされたカササギの卵を捻挫の危険を犯してでも避ける(しかし卵を巣に戻すなど助けることもない)、目標が医者で妊婦の命を救おうとしている場合は救急隊員が駆けつけるまで遂行を延期、目標が妊娠した女性だった場合は出産後まで依頼の遂行を延期している。(エピソード「許された命」「ジンネマンの一時間」他)

やむを得ず自分のミスで罪なき一般人が巻き添えに死んだ場合、遺族へ匿名での多額の慰謝料を払うなどの行動も見せる。
例としては、とある牧場の近くで休暇中に刺客に襲われ、その牧場の息子の馬を無断借用し死なせてしまったことがあったが、その後ゴルゴは慰謝料としてその牧場主の借金を全額肩代わりし、その息子には死んだ馬と同じ品種の馬を、同じ名前を付けてプレゼントした。
依頼の目撃者となってしまい殺害することになってしまったがゴルゴの正体を知らずに助けようとした女性に対しては彼女が行なっていた難民支援に対し、匿名で寄付による支援を行なっている。
ただし、依頼において殺人の依頼ではなく、建物等を狙撃によって完全破壊することを依頼された場合、その中にいる人物の生死は考慮していない面もあり、例えば兵器工場を偽装した工場を銃弾で粉塵爆発を起こすことで完全破壊しているが、中にいた従業員は死亡している(この依頼内容には従業員の殺害は入ってない)。

また、意外と子供には優しく接することが多い。
劇中では少年や少女を射殺したことがあるが、彼に恨みを持つ祖父によって刺客として育てられたからであったり、ゴルゴを監視・脅迫してきたためであり、彼は自分の身を守るためにやむを得なかったに過ぎない(少年はその命を報酬としての依頼の為にわざわざ殺されるような行為をしたのであるが)。
結構動物好きなのか、前述の致命傷を負って死なせてしまった馬や、任務に使用して始末せざるを得なかった5匹の犬に対しても、申し訳なさそうな表情をしていた。
作中では、ゴルゴと長年因縁を持ってきた作家から、「オンの時は自身の任務遂行にあらゆるものをためらわず犠牲にする一方、オフの時はあらゆる生死に関わらないという哲学があるのではないか?」と推測されている。
のレースでドーピングをしている鳩を狙撃してほしい」という依頼では鳩そのものを撃たず鳩の足に付けられたレース用のIDナンバーの書かれた足輪だけを狙撃してレースを失格にさせる(「ダーティー・ウイング」)、「ロケットの打ち上げを妨害するものの排除」という依頼でも鳩の足に付いている妨害電波発信器を破壊(「リスキー・ビジネス」)と言う離れ業をやってのけた。

初期の頃は一夜限りのものだが、幾度か真剣に恋したこともある。
「白夜は愛のうめき」のエピソードでは一夜限りの恋に落ちた女性に仕事の現場を目撃されてしまい、やむを得ず射殺してしまう、悲しい結末を迎えてしまった。
(ちなみにその際のゴルゴの表情は、なんとも言えない悲し気な表情をしていた)
負傷し記憶を失った彼を助けた女性に、正体を知られてしまった時も、銃撃戦の流れ弾に当たって死亡した彼女の遺体を、地面に横たえ手を胸で組ませて弔っている。

自身の名を騙る者や同じ顔に整形した者は抹殺される。そのことを知らずにゴルゴをサポートすべく顔を変えた協力者でさえもその対象となったこともある。ただし、その相手が完全に降伏した場合は別の措置が取られることも。
また、本当に偶然顔と名前が似ていたトニー・トウゴウなる人物が依頼者からゴルゴ13と間違われて仕事を実行することとなった時は、彼に知られぬように標的を始末するという実質無報酬での依頼遂行などが見られるあたり、偶然自分に似ていたり、もしくは依頼者がゴルゴ13と間違えて仕事を依頼した場合はその限りではないようだ。

とはいえなんやかんやでこういったエピソードの最後には、実はゴルゴの利害が絡んでいたりむしろ冷徹なまでのポリシーがそうさせているので無いかと語られたりし、結局ゴルゴという人物がどういったものなのか、ということははぐらかされる。
むしろはぐらかさないと作者の命が危ない。

前述の病気とは無関係に、休養をとっているときもある。
「禍なすもの」では、発電機完備、手榴弾でも崩れない上に核シェルターを備えた要塞同然の強固なログハウスを訪れ、常にM16を持ち歩きながらという形ではあったが、屋上で横になってくつろぐ様子が見られた。
このときは多少機嫌が良いのか、途中でよったガソリンスタンドの店主に過分なチップを与えたりしている(多額のチップに気を取らせ、自分の行先を悟られまいとしている、もしくは自分の印象を少しでも薄くしようとしていると解釈することも可能)。


仕事について

世界一とも評される狙撃が主な仕事。
たまに狙撃以外の依頼があるが、ボディガードは基本的に断っている。
ただし、「○○の命を狙ってくる敵を排除してほしい」という風に言い換えれば、実質的にボディガードを引き受けることもある。

「事故に見せかけて」、「標的が依頼者を殺害するため雇った殺し屋を始末し、その殺し屋が自分を撃つ予定の時刻に狙撃を遂行」、「別の標的への狙撃ミスに見せかけて標的の殺害」などといったリクエストにも答えてくれる。ただし、「できれば」という形ではなく、依頼の際に要望を明言することが条件。
特殊なケースでは、「開発者の始末と新型戦闘機の奪取、奪取が不可能と判断した場合は戦闘機の破壊」、「過去の狙撃の再現」を依頼されたことも。

「おれが、うさぎのように臆病だからだ… だが…臆病のせいでこうして生きている…
のような男は、その勇猛さのおかげで、早死にすることになりかねない…
強すぎるのは、弱すぎるのと同様に 自分の命をちぢめるものだ…」
のセリフに代表されるように非常に慎重な仕事をする。
背後に立った人物を反射的に殴るのも恐らくその性格からだと思われる。
例を挙げると拳銃を使用する際は弾を撃ちつくす前に必ずリロードしており、このことは同業者からも用心深いと目されている(エピソード「キャサワリー」より)。

連絡方法

一般的な連絡方法は、刑務所の中のマーカス・モンゴメリーという人物に手紙を送り、ラジオで賛美歌13番をリクエストさせ、新聞の『13』の数字に関わりがある広告(13年式G型トラクターなど)の連絡先に連絡すること。
政府高官などは彼への連絡方法を知っていることが多く、緊急時には『13』にかかわる何らかの行動を起こすこと(国際ニュースに『13』の数字を紛れ込ませるなど)で依頼の連絡になる。
CIAなど一部の組織は直接依頼を行う秘密通信回線を持っている。
その他、依頼者がゴルゴが近くにいることを察知し、彼が痕跡を残しそうなところを嗅ぎ回ると彼の方からコンタクトを取ってくる(ただし、依頼と関係がなければ死の報復が待っている)。
他には新聞に「英国R、G&M商会、船員募集」の広告を出す、イギリスのペンザンスに住むウィリアム・パートリッジに6桁の数字を書いた絵葉書を出す、「ユナイトホライズン土地開発株式会社」の株を買って暴騰させる、のような方法もあるが、世界各地に居る仲介人に仲介してもらうといった方法がある。特定の人間しか知らない特殊な連絡方法が存在し、使用できる人間が限られているものもある。

これらの依頼方法は妨害される事も多く、特にマーカスの連絡方法は2度の妨害で一時的に麻痺していた事もあった。場合によっては連絡方法自体が破棄されることもあり、もし仲介に関わっている人員がいた場合は連絡ルートが使われなくなった場合でも死ぬまで報酬が支払われる。
その際には妨害を行ったものに対し報復が行われる。(300万通の絵葉書、バイルス・チェイス、等)
仲介人がいる場合は依頼に当たってのアドバイスをもらえる事もあるが、依頼者が不適格であった場合は仲介人の命を支払うこととなるため、仲介人に断られる可能性もある。
CIAなど一部組織には専属となる連絡員がいるが、あくまでそれらの組織の担当者と言うだけであり、ゴルゴと直接的な協力関係は無い。

こういった依頼方法はもちろん一般には知られることはなく、多くは国家の政府や情報組織などが知る所であるが、国連の歴代事務総長も引き継ぐ際に依頼方法を後任に伝えるという場面がある。

稀にオイルマネーで物を言わせて無理矢理コンタクトした依頼人もおり、ゴルゴは命は取らなかったものの厳重に警告している。
変わったところでは、ゴルゴがいそうな場所を虱潰しに捜索するという方法もある。ほとんどの場合ゴルゴの方から「何の用だ」と接触してくる。

もしかしたら、Pixivで描かれた13に関わる投稿絵も依頼方法の一つかも知れないが・・・おやこんな時間に誰だろう?

ただし、ここで挙げられているコンタクト手段はあくまで「ゴルゴと会う約束をする」手段であり、最終的には直接会って依頼する必要がある。依頼を手紙やメールのみで済ませることはできず、代理人を立てて依頼することも基本的にはNGである(事情を説明すればその限りではない)。


依頼に際しての注意

必ず依頼者が知っていることを洗いざらい正直に話すことが最低条件。
少しでも後ろめたい内容があればゴルゴは決して依頼を受けないし、もし承諾後に偽りや隠し立てしたことが判明した場合は裏切りとみなされ、必ず報復される。
この報復は相手の殺害だけでなく、自分の影武者を狙撃させることで死を偽装しようと部下を介して彼に狙撃を依頼した相手には、影武者ではなく本物の方を狙撃することで報復としたエピソードも存在する。
しかし、すべてを話した相手についてはゴルゴ自身のポリシーに基づいて、承諾に値する依頼と分かれば、依頼者の立場・イデオロギーに関わらずどんな相手でも依頼を請ける。
逆に承諾に値しない場合は、どんなに報酬を積まれても断わる。
依頼人と、不適格な者を仲介した仲介者を殺したこともある。
前述のように狙撃や破壊といった依頼のみを受け、護衛任務は受けることはない。
敵対者の排除など、間接的に護衛であれば受けてもらえる。
依頼の遂行までの長く期間を置く依頼に関してはゴルゴ自身がその時点まで生きていられると限らない為に断られるが、依頼の準備期間として扱う、依頼人がなぜその期間をおくか正直に話すなど、ゴルゴが承諾に値する理由がある場合は受けてもらえる。(エピソード「未来への遺産」「一年半の蝶」)

なお、ゴルゴは依頼自体は依頼者の裏切りなどが無ければ責任を持って最後までこなすが、結果については責任を負わない。
つまり、標的を殺害したことで結果的に依頼者にとってもっと不都合が発生してもゴルゴの責任の範囲外である。
ただし、依頼をこなした後の結末も考慮することもあるようなので、すべてはゴルゴ次第、ということだろう。

依頼人との再接触

依頼の承諾後は、ゴルゴが必要と判断した時以外は依頼人とコンタクトを取ることは依頼の完了報告等も含めて一切ない。
(狙撃の際に不発だった時と旧ソ連(ロシア)の女性超能力者に狙撃を阻止された時は、自分から依頼者の元に現れ、相手を驚かせた)
ただし、MI6のヒュームに対しては標的の犬の牙を送ることで依頼の完遂を報告している(しかしヒュームは病死した為に受け取ることは出来なかった)。

依頼人が死亡した場合

依頼の遂行中に依頼者が死亡した場合でも受けた依頼は最後まで実行する。
これは依頼人の裏切りが発覚し、依頼遂行前にゴルゴ自身が依頼人を殺害した場合でも同様。
後述の「停止命令」ルールとの兼ね合いにより、依頼人が死亡した時点でゴルゴへの依頼をキャンセルすることは不可能となる

依頼のキャンセル

基本的にキャンセルは不可能。
だが、依頼者本人による「停止命令」(ストッペイジ・オーダー)があった場合に限り、依頼のキャンセルを了承する。
当然その場合はキャンセルの事情を正直に話し、依頼時と同様に彼のルールに沿う理由でなければならない。また既に支払われた報酬も返却しない。
依頼前であれば報酬の支払いは必要ないが、同様に正直に事情を話す必要がある。
依頼遂行直前でのキャンセルなど、緊急であれば依頼の連絡と同様に「13」が含まれた内容をラジオなどで流すことでキャンセルを行うことが出来る。(ルールに沿わないことからおそらくキャンセルではなく一時延期で、依頼主の意思を確認後に正式にキャンセルになると思われる)
キャンセルされた場合、事故死に見せかけてなどの依頼の条件が達成されてしまう状況を防ぐため、それらによる死を防ぐ行動がゴルゴによって行われることもある。

この「本人による停止命令」以外にゴルゴを止める手段は一切無い。
依頼人に近い第三者が停止命令を下そうが、慌てた依頼者に命を狙われようが本人の意思がない限り絶対に依頼を中断しないのである。
このため、依頼人が死んだ場合はキャンセルは永久に不可能となる。

報酬

報酬はおおむね数万ドル~20万ドルが相場で、アニメ版では300万ドルと大幅に増えていたが、ゴルゴ自身が具体的な額を提示することはほとんどない。
一部の依頼では、経費の方が明らかに依頼料を上回っていた場合もある(潜入先の施設の間取りを再現した建物を建てて予行演習する、WW2時のある戦場を完全再現する、潜入のために必要な滑走路を作る、等)。
依頼者が自分の命を担保に出す場合や、命を賭しての依頼であれば格安(子供の小遣いや指輪1個など)で引き受けてくれる。
あるエピソードで報酬について問われた際にはものさしの一つに過ぎないと答えている。
報酬は先払いが原則だが、命を賭した依頼などの場合、死後に保険金から支払われるなど、後払いで受けることもある。(ゴルゴ自身が巻き込まれた事件の解決の際には後払いでも受けたが、信用のあるヒュームの依頼であったという事も後払いで承諾した理由と思われる)
同一の目標に対する依頼が複数あった場合、報酬の多重取りをしない為か最初の依頼のみ報酬を受け取り、以降は依頼すら受付けない。
依頼人に対して依頼を受けない理由を明かすことは無いが、「あんたの願いは届くだろう」といった形で既に標的への仕事を依頼されていることを仄めかすなどのフォローがある場合もある。
病死などによりゴルゴが手を下すことなく死亡していた場合は返金される。(エピソード「カリブの人喰い菌」)

また、過去に依頼とは無関係の場で彼を助けた恩人などには無償で依頼を受けることもある。
例としては、アーノルド・ノイマンという老医のエピソードが有名。
ある依頼で重傷を負い、逃げ込んだ先の核実験場で事故が起きたことで被爆の危険に晒されたゴルゴをノイマンはその危険を省みず、彼を安全な場所まで運び手当てした(そのおかげで、何とかゴルゴは被爆を免れている)。
ゴルゴは自分の命を救ってくれたノイマンに感謝し、彼自身が「困ったことがあったらいつでも連絡してくれ」と連絡先を教え、ノイマンが命を狙われた際には陰ながらその暗殺者を狙撃し、彼の命を救った。
ノイマンはその後病死したが、その夫人から連絡を受けると直ぐに駈け付け依頼を受けるなど、彼の義理堅さを伺えるエピソードも多々ある。
ちなみにこの依頼は夫人の知り合いが被害者となった事件の証拠品となるパッチワークが盗まれたので、それを取りかえしてほしい、というもので到底狙撃の依頼と呼べるものではなかったが、ゴルゴは無条件で依頼を受けている。
恩人が依頼を拒否した場合でも、多額の寄付を匿名で行うなど何らかの形で恩を返している。

何らかの事情で依頼の達成が不完全になった場合は、報酬の一部が返金される。
ゴルゴによらない事故などで標的が死んだ場合は、それまでに使った経費などを差し引いて返す。
違う殺し屋によって標的が先に始末された場合は、経費を差し引かずに全額返金する。
これらの事態が発生しても基本的に、依頼者には何も説明しない。

使用武器

アーマライトM16A1→M16A2

ゴルゴの基本装備。愛銃と言ってよい。

M16は本来、狙撃に適さないアサルトライフルだが、

  • 複数の敵との予期せぬ近距離戦にも対応できる
  • 体格に合っている
  • 高い性能、汎用性、信頼性を併せ持つ
といった理由から採用している。
いみじくも自らを「一人の軍隊」(カラシニコフの開発者に、M16にこだわる理由を問われてこう答えた)と言い表すゴルゴにとっては、M16が最適の獲物であるようだ。
狙撃以外にも単独で大勢相手の破壊工作を請け負うことがあり(エピソード「ガリンペイロ」、「百人の毛沢東」ほか)、その際大勢と交戦することがあるので、そのことも考えてM16を使用していたのではないだろうか。

また特に、現在世界でもっとも長く・広く使用されている銃の一つであり、改良が重ねられて高い信頼性が確保されていることは、彼にとって重要な点である。ゴルゴは、どれだけ性能が高くとも、「開発されたばかりの新型」などはまず手にしない。A2でさえ、米軍が正式採用してから10年も待ってようやく自らも使用を開始したほどである。

とはいえもちろん、狙撃に特化するように入念にカスタマイズされており、ときには勘のいいキャラが「彼の仕事では」と気づくほどである。
A2導入時には、世界最高の武器職人(後述するベリンガー)に最高品質のバレルを何個も吟味させ、持てる技術を投入させることで異常な高精度を誇るバレルを入手することに成功している。

狙撃用のスコープも、現代では時代遅れの感がある光学式にこだわっている。その理由を探ろうとした者もいたが…やはり消された。
暗闇や霧の中での狙撃など依頼内容によっては、微弱な光を増幅するスターライトスコープ、熱を映像化するサーマルスコープを使う。

弾丸の選出にも注意を払っており、100発の銃弾を手に入れた場合、ランダムにそのうちの80発を選んで射撃し、1発たりとも不良がないことを確認した上で残りの20発を使用するようにしている。もし1発でも不備があれば弾丸は全て破棄して新たに調達を行う。ちなみに好奇心で不発弾を混ぜて渡した売人には…やっぱり死の報復が待っていた。
デイブに高精度の銃弾を頼んだ際には20発要求し、10発が試射に用いられた。

後にエピソード「Stock」にてスイスに住む職人により木製の調整式ストック及びグリップが作られ、以降のエピソードではM16のストックは変更されている。

なお作中の世界では「ゴルゴが使っている」ということが広く伝わっているために、現実よりもM16の人気が高いという設定がある。中にはM16人気を疎んじた銃器メーカーがゴルゴの命を狙うというシナリオも存在する。(エピソード「激突!AK-100vsM-16」においてはたった一人の人間が銃の評価を変えており、ゴルゴが敗れればM16は数年で姿を消すとまで言われている)

ちなみに、製作上の本当の採用理由は、作者のさいとうが連載開始にあたって、銃器に詳しい友人に主人公の愛銃をどれにするか相談したところ、M16を紹介されたからというもの。この時に「主人公は狙撃手」という肝心な情報が抜けていたため、長距離狙撃にアサルトライフルを使うという変な設定が生まれてしまったわけである。
しかし、これを逆手にとって、上記のようにゴルゴがあえてM16を使用する理由を描いたエピソードがいくつも作られている。これらはおおむね傑作・良作揃いであり、連載開始時の齟齬が良エピソードを生み出すという皮肉な形になっている。
また、アメリカ軍のM16にはキャリングハンドルを除去してフラットトップ化して高精度銃身を使用など、偶然にもゴルゴの仕様に近い狙撃銃が生まれている。

設計は東京マルイ(数年前にゴルゴ13をイメージした限定モデルが発売されてから、漫画でもそれに準じたデザインになっている)。

サブアーム

多くの場合、S&W M36 チーフススペシャルをはじめとするリボルバー回転式拳銃)を携行しており、近距離ではこちらを用いて迅速に応戦する。
弾詰まりの危険性がないことから、オートマチックではなくリボルバーを選んでいる。
ちなみに、作中ではこのリボルバーにサプレッサーを取り付けて射撃することも多いが、現実には普通のリボルバーにサプレッサーは意味がない。だが、ありえないくらい太いものを使用していることから、本来の機能範囲にとどまらない、銃本体も含めた何らかの特殊なカスタムによって音を消しているのかもしれない。

また、任務によってはオートマチックピストル自動式拳銃)も使う。

その他の武装

M16はあくまで基本装備であり、任務に応じて様々な武器を扱う。
超遠距離や高い精度での狙撃が求められる場合では、ボルトアクションの狙撃銃を使用することが多い。

重火器はもちろん、ナイフダイナマイトボウガン弓矢など一通りの武器に精通しており、任務に合わせて多様な武器を使い分ける。使ったことのない武器でも、任務達成に必要と判断した場合には、猛烈な速度で使用方法を学習してしまう。
和弓を用い、宇宙空間で攻撃衛星を無力化した任務もあった(ちなみにこの任務を受ける際、背後に人が立つことを許さない彼には珍しく、女性弓道家に背後からの指導を許す場面があった)。
日本の火縄銃を用いた狙撃の依頼を受けた際も、短期間で扱いに習熟し、依頼どおりの狙撃を成功させた。

あまりないが、場合によっては銃器を現地調達する。武器を自作する能力も優れており、非武装状態に追い込まれても、廃材から吹き矢を作る、車両の排気管に釘などを入れて即席のショットガンにするなど、その場にあるものを利用するなどして即座に反撃できる。

そして、従来の武器では不可能と思われる本当に困難な仕事の場合は、後述するデイブなどに専用の武器を作ってもらう。
宇宙空間でも問題なく使用可能なライフルや、150mmの装甲板を貫通する威力を持つ対物ライフルなど、いずれも無茶にすぎる代物ばかりで、作るのはもちろん使いこなすのも難しい。だがゴルゴはすべて使いこなし、任務を達成している。

協力者

銃器職人

劇中では主にカスタム銃の製作をしてもらっているデイブ・マッカートニーと、M16の製作をしてもらっているベリンガーと言う職人がいる。いずれも作中では世界有数の職人である。
デイブは前述のとおり、依頼によっては、実現不可能としか思えない無茶な銃器を制作させられる。おまけに見積もりの何分の一もの短い期間での製作を求められるため、ゴルゴの注文には毎回「無理だ」「無茶だ」「おお、クレージー!!」と悲鳴を上げている。それでも必ずなんとか形にしてしまうあたりは本当に凄腕である(とはいえ、さすがに妥協せざるを得ないときもある)。
簡単な要求をされると不審に思うが、簡単な仕事をあえて頼むのはそれだけ信頼されている証拠であると納得している。
なお、全てがデイブの手によって調達・調整されるわけではないようで、同じように高い腕を持つ同業者に調達や検品を頼むことがある。(エピソード「武器屋の長い午後」)
デイブの作品には以下のようなものがある。

  • 1,000m先の対象の頭部を打ち抜く精度を持ったライフル(初仕事)
  • 宇宙空間で使用可能な無反動M16
  • 150mmの装甲板を撃ち抜く対物ライフル(本来はこれに30mmのコンクリートが加わっていたのだが、その場合はいくらゴルゴでも到底携行できない大型ライフルと化してしまうことから、デイブの判断で威力が減衰された)

ベリンガーは天才的なバレル職人で、ゴルゴがM16A2を採用するに当たり、会社で製造するオリンピック競技にも使えるような高精度の銃身の中から寸分の狂いもない「スーパー・バレル」を十数年にわたって探し、持てる技術を注ぎ込んで加工した。更に銃本体にも手を加えて完璧なA2を用意した。だがアニメ版ではこの手柄をデイブに取られている。哀れ。

ゴルゴは、何日もかかる製作を短時間で済ませるなど、自分の無理な依頼をこなした職人には、プロ同士として相手の仕事ぶりを認め、敬意を払う。特にデイブに対してはほぼ無条件の信頼を置いていると言ってもよく、デイブと接する時は彼の口から「ありがとう」の言葉が出る貴重な機会である。またベリンガーによれば、無茶な要求をするだけあって、十分すぎるほどの報酬を支払っているようだ。

小物の職人

ゴルゴの腕時計は、スイスの一流時計職人であるハインツが全くのハンドメイドで製作している。
電磁波などの影響を受け難い機械式にこだわり、またとっさの時に武器にもなる工夫が凝らされている。
この腕時計も、ハインツの娘を利用して時計を手に入れて解析しようとした職人は…分解中に一発の銃弾で彼に消され、時計も破壊された。
この事件を担当した刑事も証拠品の時計を修理して調べようとしたが、消されることなく警告のみで済んでいる(この場合は好奇心ではなく警察と言う仕事上やむを得なかったということをゴルゴも理解したためだろう)。

手袋も、非常に繊細な作りの特注品を職人に依頼することがある。
気の毒にもこの職人は、彼の正体を知らないまま手形を取ろうと背後に回り…強烈な一撃を食らわされている。

調達屋

アメリカ在住の老人。
本名は不明。
武器や人材などどのようなものも調達する。
F-104やメッサーシュミットme109といった様々なものを無茶なスケジュールで頼まれるが、その全てを成功させているあたり腕は確か。

その他

情報屋の他、医療など各種分野に精通している彼だが、コンピューターシステムのハッキングや、携帯電話の解析、装備の密輸などは、その道のエキスパートに協力を依頼することがある。
その際にはデイブによる紹介が行われる事もある。(エピソード「神の耳・エシュロン」)
また、脱出時や移動中での事故の遭遇などの対策に世界中にいる連絡員に常に資金援助を行なっており、必要な状況となれば自動的に連絡が回り、ゴルゴの回収へと向かうようになっている。
銃弾でダイヤモンドを砕く依頼を受けた際にはダイヤ加工職人の下を訪れて実際にダイヤを砕かせて参考にしており、狙撃が職人に伝えられた際にはその結果に満足した職人に弟子と認められている。(もっとも職人が勝手に弟子と認めているだけだが)
ゴルゴの正体を知る・知らないに関わらず協力者に会う際には裏切りの可能性も考慮しているようで、エピソード「36000秒分の1秒」においては合流場所に偽装した武器を隠して反撃を行なった。

余談

浦沢直樹の漫勉」内で明かされたのだが、作者のさいとう氏は彼を含めて自身の作品内でキャラクターを描く際には一切の下書きをしないらしい。番組内ではゴルゴの他に鬼平犯科帳長谷川平蔵も下書き無しで描いていた。
その理由は「下書きをすると表情がそこで固定されていしまい、死んでしまうから(大意)」らしい。作者自身もわりと人間離れしている。


別名・表記ゆれ

ゴノレゴ デューク・東郷

関連イラスト

【巻頭カラー】ゴルゴ13
表情13



関連タグ

用件を聞こうか 俺の後ろに立つな
シモ・ヘイヘフィンランドの狙撃手。別名「ムーミン谷のゴルゴ13」。
遠見真矢:蒼穹のファフナーの登場人物。またの名を「マークゴルゴ」。

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