概要
資金の受け入れ(預金)、移動(決済)、貸出(融資)ほか、小切手・手形の発行などを担う金融機関。英語ではバンク(Bank)。
また、スポーツの世界では、勝ち星(勝ち越し)を貯金、負け分(負け越し)を借金と呼称して、特に負けの多いチームを(地域名)銀行と称する文化がある(例:横浜銀行=横浜DeNAベイスターズ)。
日本国内における法的形態
中央銀行
その国の通貨を発行する銀行。
都市銀行
高度経済成長期に全国の人口TOP6だった都市(東京23区・横浜市・名古屋市・京都市・大阪市・神戸市)、またはそれに匹敵する規模の都市を拠点とした銀行にルーツを持つ大銀行。現在は4行(埼玉りそな銀行を含める場合は5行)に集約されている。
地方銀行
第二次世界大戦後の再編政策で、各都道府県のメインバンクとして地位を固めている銀行。多くは戦前に設立された国立銀行を起源とするが、終戦直後に新設された銀行も存在する。
第二地方銀行
地方の中小企業を主な取引先として設置された銀行。多くは無尽会社を起源とする相互銀行が1989年(平成元年)に普通銀行に転換したもの。ゼロ金利政策による苦境から統廃合が活発化している。
郵便貯金
国によって、全国民が不自由なく金融機関を利用できるよう設置された銀行。日本ではゆうちょ銀行がこれに該当する。
投資銀行
日本では一般に証券会社とも呼ばれる。
信用金庫・信用組合
零細企業を主な取引先としている街の金融機関。
信託銀行
ネット銀行
00年代から急速に定着したネット環境によって実績を伸ばしているオンラインバンク。リーマンショック以降は、経営破綻危機の地方銀行を買収するなど勢力を拡大している。