概要
cv・モデル: 井浦新
東城会が根を張り巡らせる神室町においてどんな売り物件でも新たに用意することから「闇の不動産王」と呼ばれている男。紳士的な物腰や立ち振る舞いとは裏腹に東城会と比肩しうる神室町の支配層にのし上がらんとする野心も持ち合わせている。本編ストーリーにおける最重要地点「カラの一坪」を巡って、若き頃の主人公・桐生一馬と出会う。
過去に尾田純を助けた際に右腕を失い義手となり、時折、鎮痛剤が効かない程の激痛や実際無いはずの指先にまで痛みが走ることに加えて、処置の遅れから負った腎臓の障害のために定期的な人工透析が欠かせない身体となったが、それでも東城会構成員に引けを取らない程の喧嘩の腕前を持っている。
ネタバレ
実は中国残留日本人の二世で、マキムラマコトの実兄である。中国で「日本鬼子」と迫害を受け、それから逃れる目的で15歳で日本に密入国し、蒼天堀で中国マフィアとして活動していた際に偶然見ていたテレビでマコトの所在を知り、神室町に拠点を移すが、神室町再開発計画で土地の地上げを行っていた堂島組に「カラの一坪」の所有者であるマコトがいずれ狙われるであろうことを予見し、風間新太郎と組んで彼の助言で堂島組より先に「カラの一坪」を手に入れてマコトを守るために立華不動産を設立する。その後、「カラの一坪」での殺人事件後に自ら堂島組を抜け出した桐生に接近し、仲間に引き入れようとして一旦は断られるも、自身の目的や「風間の推薦を受けて桐生に近づいたこと」などを全て明かし、彼を立華不動産の社員として迎え入れる。以後は桐生と協力し合い、桐生が堂島組に追われた際は桐生の元に車で駆け付けて囲みを突破したり、堂島組の攻撃を止めるために東城会本家に向かい直接なしをつけるなど桐生とたしかな協力関係を築いていく。
しかし、後に桐生を庇って堂島宗兵が雇った老鬼に捕らえられてしまい、久瀬大作らによって凄惨な拷問を受け、その際に逆上した米田に側頭部を大型ハンマーで殴られたことが致命傷となり、最後は駆け付けた桐生に久瀬から聞いた堂島と老鬼に関する情報を伝えて息を引き取った。
なお、埋葬の場面まで本編中で明確に描写されることは無かったことや、彼の姿が最後に映った場面の場所がカラの一坪だったこと、エンディングにて妹・マコトが兄のために献花しに来た場所もどこかの寺の墓地などではなくカラの一坪だったことから、一部のプレイヤーからは「カラの一坪には立華の遺体が埋まっている」だの、後のシリーズで神室町の再開発を経てカラの一坪の上に建設されたミレニアムタワーを「立華の墓碑」だのとネタにされたり。