概要
「おっきい討伐」編にて"この姿では"初登場した大型討伐対象。(単行本では3巻収録)
キマイラや鵺などの様々な動物の特徴を持った妖怪や神獣を彷彿とさせつつ、討伐対象の中でも目を引く可愛い容姿や、ナガノ作品には珍しい目つきのキャラクターである事の特異性などから大きな注目を集めた。
初のぬいぐるみ発売時に公式の通称が「あのこ」と定められる。
それまではファンからは「討伐対象ちゃん」「討伐ちゃん」または、「オフィスグリコちゃん」や「ピンクパジャマちゃん(これらについては後述)」などの仮称で呼ばれるなどしていた。
かつての姿？
「ちいかわ」には、もう一人「あのこ」という名のキャラクターが存在している。
顔の描かれてないちいかわの同族で、ちいかわとはこのエピソードの一つ前である「サッと日々」にて、職場でオフィスグリコのお菓子や、ポシェットの鎧さんが作ったパジャマを通して意気投合している。
その次のエピソードでメインキャラ3人で討伐に出かけた際、この大型討伐対象と遭遇し、圧倒されるものの敵意は示されず、何かを示すように偶然通りがかったカエルを指さしたものの、ちいかわはその意味を理解できず、うさぎの牽制によって退散した。
そして、その後のエピソードで、ふたたびちいかわがオフィスグリコが置かれた職場に訪れたが、そのパジャマ仲間は来ていなかった。
この説から、『「あのこ」はこの同じ職場のパジャマ仲間が変異して、大型討伐対象になったのではないか？』という説が浮上。
また、カエルを指さしたのも、オフィスグリコがカエルがモチーフであるため、ちいかわ個人を認識して、「自分は一緒にオフィスグリコのお菓子を食べた相手」と示したという可能性を考察された。
読者からの呼び名で「オフィスグリコちゃん」と呼ばれる事もあるのもその所以。
その後、しばらく出番がなかったものの、「木彫りの人形編」にて再登場。
回想シーンで「ちいかわの同僚」としてちいかわと関わった時の状況と一致していたり、また、シルエットも同様だったことからこの説は確定する形となった。
これ以降もたまに登場するようになる。
最初のうちこそ、自分の肉体の変化に戸惑っているような雰囲気を見せていたものの、
- 討伐に来たかつての同族に対して力を奮って追い返した事を、相手の泣き顔と共に振り返り笑顔を見せる
- おそらく今まで通りに木の実を食べていた最中に、討伐に来たかつての同族達の匂いを嗅いで何やら意味深な表情を見せ、戦闘不能に追い込んだ彼らを捕食したとも取れる描写がある（直接の描写はなかったので、「彼らを追い払って食事を再開した」と読めなくもない）
…と、徐々にその精神性が変貌を遂げつつあることが示唆されている。
ちなみに、どういった経緯で変化したのかは不明。
前例としては、1巻収録の「杖」にて、怪しげなアイテムによりうさぎとハチワレが大型の怪物に変化してしまったエピソードがある。これにより「小さくてかわいい」種族は何らかのきっかけで大型の怪物になりうるという可能性を示唆されている。もしかすると、似たようなトラブルに巻き込まれた結果、現在の姿になってしまったのかもしれない。
なお、変化前とされる姿では、（モブ同然に顔が描かれていないシルエットだけの姿だっために定かではないが、）単行本2巻でポシェットの鎧さんにファンレターを渡していたのも当時の「あのこ」だったという説もある。
余談
ぬいぐるみの第一報が出た時、オフィスグリコのTwitter公式アカウントが反応した事がある。
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